※この記事はネタバレを含みます。
【推しの子】第66話「閉幕」が更新されました!
さて、一週間ぶりの【推しの子】です。
前回はアクアの感情演技が披露され、舞台編も最高潮を迎えました。アイが登場する演出も相まってアクアの感情演技は本当に素晴らしかったですね。
そして今回のお話は、大盛況のなか閉幕した「東京ブレイド」公演のその後のお話。
劇に出演した役者たち、漫画原作者や舞台監督ら舞台に関わった関係者たち、そして劇を鑑賞した観客。彼ら彼女らは舞台閉幕後に何を思うのか。
それでは今年最後の【推しの子】の感想を書いていきましょう!
【推しの子】第66話「閉幕」
舞台「東京ブレイド」閉幕!
「東京ブレイド」公演初日は大きな拍手の中で閉幕!皆様お疲れ様でしたー!
初めは脚本からゴタついていた「東京ブレイド」公演。結果的に役者任せの尖った台本になったものの、最終的には出演者たちがそれぞれの持ち味を惜しみなく発揮し、劇を鑑賞した観客たちが楽しめたのは勿論、出演者たちも本番中に成長を実感できた素晴らしい舞台でした。
お客さんの顔は素直です。楽しんでもらえた時は笑顔だし、イマイチだった時はすまし顔。これは前に雷田さんが言っていた言葉ですね。
「東京ブレイド」の公演初日、劇場から出てきたお客さんたちの顔は”笑顔”でした。お客さんたちは劇を鑑賞し終えた後も笑顔で感想を語らいながら帰路についていました。
そんなお客さんを見て感慨に浸る雷田さん。いろいろ問題もあったけど、最後に見たい景色が見られて本当によかったですね。
かなちゃんとあかねちゃん
舞台終了後のかなちゃんとあかねちゃん。
今ガチフレンズたちに「天才」ともてはやされるも、本当の天才は「姫川」や「有馬かな」だと言って悔し涙を流すあかねちゃん。ルビーに「演技の天才なんでしょ?」と聞かれ調子に乗ろうとするも、あかねちゃんの最後の演技を思い出して言葉を飲み込むかなちゃん。
この二人の互いを天才と認めつつも直接相手には言わないところがこう…なんかいい関係ですね(語彙力)。これからも二人は互いに切磋琢磨して成長していきそうな気がします。
良き好敵手としてのこれからの二人の関係が楽しみであります。
あかねちゃんの最後の演技
あかねちゃんが舞台で最後に見せた、瀕死の鞘姫が目覚めるシーンの演技。かなちゃんも金田一監督も認める演技でしたが、あれそんな凄い演技だったんですね(やべぇ全然気づいてなかった)。
てっきりアクアの感情演技へ繋ぐ漫画の演出的な目的であかねちゃんとアイを重ねているのだと思っていましたが、実際の舞台上でもあかねちゃんとアイは重なっていたんですね。
そしてあかねちゃんの目覚めの演技によってアクアの感情が爆発し、あの感情演技が引き出されたと。
なるほど。まさかあの一コマにそんな重大な役割があったとは。確かにあかねちゃんの目の中に星があることには気づいていましたが、ぶっちゃけ隣のページのアイに気を取られすぎてそこまで意識して読んでませんでした(汗)。
しかしこう言っては何ですが、ただ目覚めるだけの演技にアイを降ろし途轍もない存在感を出せるというのは、流石は天才と呼ばれるあかねちゃんであります。あかねちゃんが元々持っている演技のテクニックに加えて、アイについて深く考察し、アイの人となりをある程度理解しているからこそ実現できた演技だったのでしょうね。
こういった演技ができるあかねちゃんは純粋に凄いと思いますが、ここまでアイを考察、理解しているあかねちゃんが今後アクアとどのような関係に発展するのか非常に気になるところであります。
アイとかなちゃんの共通点
かなちゃんが覚醒した時の演技、あれは観客も舞台上の役者たちも、あらゆる人の注目を集める凄い演技でしたね。
そんなかなちゃんの演技を、鏑木Pは「スター性がある」と評価していました。
「私は特別に可愛いという嘘を信じさせてくれる説得力」、「スター性」、圧倒的な存在感を放ち、嘘という愛で伝説のアイドルとなったアイと似たようなものを感じますね。
これまでもアイとかなちゃんとの関係性は度々作中で描写されていましたが、正直筆者はそれらに全く気がついておらず、他の方の感想を読んでなるほど!と思っていました。しかし、今回の鏑木Pの発言でついに作中でも明確にアイとかなちゃんの共通点を指摘してきたなと感じました。
しかもアイとかなちゃんの共通点を昔のアイを知っている鏑木Pから言わせるってんですから、なにか含みを感じずにはいられません。
かなちゃんのスター性が今後どのように発揮されるのか楽しみではありますが、最後に気色の悪い笑い方をしていた鏑木Pが次に何を仕掛けてくるのかも気になりますね。
個人的にとても嬉しかった部分
最後のページの一コマなのですが、ここでメルト君がアビ子先生から絶賛され、その後ろで吉祥寺先生がほほ笑んでいる描写がありました。
わたくし、このコマを見た瞬間とても嬉しい気持ちになりまして、ホントにメルト君よく頑張ったなぁとしみじみしてしまいました。
「今日あま」で主演なのにぶり大根っぷりを発揮し作品を台無しにしてしまったメルト君。それからというもの、原作者の吉祥寺先生からはゴミを見るような目で見られ続けてきましたが、今では吉祥寺先生と笑顔で同じ空間に居ることができるようになりました。
やらかしてしまった過去を消すことはできないけれど、そこで何がダメだったのか反省し、次に繋げることができたのはメルト君の強み。そこから真剣に演技に向き合ってきたからこそ、アビ子先生からは絶賛され、吉祥寺先生の信頼も得るができました。
実力派揃いの舞台で劣等感に苛まれたり、鴨志田になんか言われて傷ついたりしてたでしょうけど、そんな中でもメルト君はよく頑張ったと思います。
これからもメルト君にはブレることなくひたむきに演技に取り組んで成長していってほしいなぁと思う今日この頃であります。
感想/まとめ
いや~~!東京ブレイド公演、素晴らしかったですね~!
ステアラの舞台装置と脚本がイイ感じにマッチしてましたし、何より役者さんたちが生き生きと演技してて本当に良かった!
キザミ(メルト)は最初は微妙だったけど、刀を空中キャッチしたところからの演技は迫力が全然違ったし、鞘姫(あかねちゃん)も存在感が凄かったなぁ。つるぎ役(かなちゃん)なんて途中から目が離せなくなったし、あとはやっぱり最後の刀鬼(アクア)の泣き演技!あれには感動したなぁ。
脚本段階で揉めてるとかの噂もあったけど、最後は会場中で拍手喝采だったし、とてもええもん見させていただきやした!
また機会があったら一緒に劇を観に行きましょう!それではまた~!
P.S.
今週は合併号のため来週は休刊。【推しの子】も今年最後の掲載となりました。
今回のお話で第五章も幕を閉じ、次回からは第六章「プライベート」編がスタート!
ついにアイの過去に迫りだす新章、来年の【推しの子】がどんな展開を迎えるのか非常に楽しみですね!
それではまた次回!良いお年を!
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