※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第64話「君を助けたい」の感想です。
あやかしトライアングル第64話「君を助けたい」
暴走する日喰想介
カゲメイの謀略によって固有能力である「影喰」が暴走してしまった想介。制御しきれない「影喰」は想介の意思とは関係なく祭里を襲い始めます。しかし、「影喰」が祭里を喰おうと暴走する中でも、想介自身の考えは「食べたくない」から変わることはありませんでした。
想介は形だけ改心したふりをしていたのではなく、すずに影響を受けて真剣に考え、悩んでいたのですね。せっかく想介が自分という存在についていろいろ考え始めたってのに、なんてことしやがるんだカゲメイは。
無理やり能力を暴走させられて想介はとても苦しそうです。でもごめん、眼帯付けてる左目を抑えるところがどう見ても「左目が疼く」って感じにしか見えなくて中二病かなと思っちゃいました…。まあ、ショタになってから中二病感満載の格好は元々していたけれども。
そんな苦しみのなかでも、「もう食べたくない」という気持ちが変わらなかった想介。彼は本当に、自分の存在の本質的なところから変わろうとしているのですね。
何故「食べたくない」と感じるのか、想介がその理由について悩み抜き、すずの出した宿題の答えに辿りつけることを願っています。
すずの作戦
暴走する想介と対峙する祭里。しかし、風の術を封じられている今の祭里には想介を迎え撃てるだけの力がありません。そこですずは祭里を守るため、傍にいたラチカと雲外鏡に協力を要請。ラチカの氷の能力で鏡を作り、雲外鏡の能力で周囲の妖とすずを鏡の中へ連れて行ったのでした。
いや、主人公置いてかれてるやん(笑)!個人的にちょっとツボりましたw
なるほど、確かに雲外鏡の力で想介を鏡の中に閉じ込めてしまえば祭里に手を出すことはできなくなりますね。咄嗟にこの判断ができるすずはなかなか判断能力に優れています。ただ、後はすずの率いる妖巫女組で暴走する想介を抑え込まないといけないのでそこは大変そうですが。まあ、今の祭里はそもそも戦力にならないから特に問題ないか…。
しかし、こうなると祭里が少し心配ですね。前回もすずに「祭里は私が守る」と言われたことを若干気にしてたのに、今回は鏡の中の戦闘へ参加させてもらえず、明らかな戦力外通告をされてしまったわけですからね。いやまあ実際戦力外だからぐうの音も出ないのですが。
祭里を置いていくというすずの判断は正しいと思いますが、これによって祭里が拗ねないといいですね。
無事では済まない?
ラチカと雲外鏡の協力で祭里と想介を分断することに成功したすず。祭里を守るだけなら分断するだけでも効果がありそうですが、すずは鏡の中で想介と対峙することを選びました。
すずには暴走を抑えることで想介を助けたいという気持ちがあったのです。祭里を守り、想介を助けるという姿勢を示したすず。しかし、どこからか状況を把握していたカゲメイはすずの姿勢に不満を抱き、すずを痛い目に遭わせるべく想介を差し向けるのでした。
巻き込んでごめんと申し訳なさそうにするすずに、快く協力してくれるラチカと雲外鏡。すずとラチカ達との信頼関係が感じ取れていいですね。これは”妖巫女”だからではなく”すず”だから得られた信頼関係なのでしょうね。
すずと仲間たちは祭里を守り、想介を助けるべく暴走を抑えようと立ち向かいますが、そんなすずに対してカゲメイはとても暗い感情を向けていました。考えてみれば、カゲメイの時は誰も守ってはくれなかったし助けてもくれませんでしたからね。カゲメイの境遇を考えると、すずの考えていることに対して「反吐が出る」といった感情を抱くのも無理はありません。
そんな感情を抱いているくらいなのですから、カゲメイのすずに対する攻撃には容赦がありません。
「想介!やぁーっておしまいっ!」と言わんばかりに想介にすずを攻撃させようとするカゲメイですが、果たしてすずは想介の猛攻をしのぎ切ることができるのか。次回の戦闘に期待ですね。
感想/まとめ
今回のハロウィン仕様の扉絵、とてもえっちだ…。
さて、それはさておき、暴走する想介に、祭里を守り想介を助けるべく戦うすずのお話でした。
どうしても中二病感が拭えないのですが、想介、本当に苦しそうですね。過去にやってしまったことが消えるわけではありませんが、せっかく生まれ変われるチャンスなので、なんとかこの状況を乗り切って自分の感情に対する答えに辿りついてほしいです。
そして、雲外鏡の力で祭里と想介を分断するというすずの策、あれは確かに効果がありますし最善の判断だと思います。しかし、それによって明らかな戦力外通告をされてしまった祭里がこれ以上凹まないか少しだけ心配です。術が使えようが使えまいが、祭里には一日も早く主人公としての威厳を取り戻してほしいものです(まあ、女祭里のヒロイン力が高すぎるのもわかりますが)。
さて、暴走する想介と対峙することになった妖巫女組。すずに対し暗い感情を抱いたカゲメイは想介を使ってすずを痛い目に遭わせようとしているようですが、果たしてすずは祭里を守り、想介を助けるという二つの目標を無事に達成することができるのか。次のお話も楽しみですね。
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