※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第114話「死中に活あり」の感想です。
あやかしトライアングル第114話「死中に活あり」
恋緒のプロ意識
一週間ぶりのあやトラですね。
前回は、”穢れ”に侵されてしまったドンパによって「紅葫蘆(べにひさご)」の中に囚われた祭里たちを救出するべく、恋緒がドンパに立ち向かいましたね。
そして最後は恋緒が尻子玉を抜かれてしまったところでお話が終わったわけですが…まさか本当に尻子玉を抜かれてしまうとは…。
尻子玉を抜かれた恋緒は腑抜けになり、全てがどうでもよくなって地面に寝転んでしまいました。外で女の子が尻丸出しで寝るんじゃあないよとツッコミたいところですが、そんなこと言ってられないくらいの大ピンチです。
ドンパは腑抜けになった恋緒を見下ろし、恋緒から抜き取った尻子玉を一飲みにすると、次はかなでの尻子玉を狙い始めました。幼女の尻を狙う河童の鋭い眼光。このままではかなでのお尻が大ピンチです。
しかし、恋緒の腑抜けた姿は演技でした。恋緒はドンパを油断させるためにワザと尻子玉を狙わせ、腑抜けたフリをしていたのです。祓忍装束を持っているはずの恋緒が制服のまま戦っていたのも、尻子玉を狙いやすくさせるためだったんですね。
しかも、尻子玉もちゃんと事前に仕込んでおいたもので、対穢れ用の祓香を纏わせた特別製でした。(どこに仕込んでんねんとツッコミたいところですが、まあ一旦流しましょう)
そんな尻子玉を食べてしまったわけですから、ドンパは体の内側から直に穢れ対策の祓香の効果を受けてしまいました。
祓香の影響でドンパの動きが鈍った隙を突き、恋緒は「紅葫蘆」の奪取に成功。見事祭里たちを救出しました。
その後はヤケになって襲い掛かって来たドンパを軽くいなすと、改良した祓忍具「封印筒・改」でドンパから”穢れ”を吸い出し、今回の”穢れ”騒動に決着をつけました。あえて尻子玉を抜かせて油断させたところを一気に仕留めるこの手際に天晴です。
さらに、恋緒は秘密裏に祭里母から”穢れ”の採取も依頼されていたそうで、今回の助太刀は“穢れ”採取の忍務も兼ねていたようです。サンプルとして”穢れ”が回収されたということは、これから”穢れ”についていろいろなことが判明していくのでしょうか。長らく謎に包まれたままだったので、”穢れ”からどんな情報が出てくるのか気になりますね。
ツッコミたい場面(笑)
今回のお話ですが…なんかいろいろツッコミたいところが多かったですね(笑)。
まず、恋緒の「仕込み尻子玉」ですよ。あえて尻子玉を抜かせてドンパを油断させる演技力は素晴らしいものでしたが、それどこに仕込んでんねん!
いや、”尻”子玉ですからみなまで言わずとも察しはつきますが、だいぶハレンチなことしてません?大丈夫ですかこの漫画。しかも尻子玉を抜かれたということは…まあ、つまりそういうことなんでしょう。正直、この尻子玉関連の話が一番ハレンチなんじゃないかと個人的には思っています。
それから、「紅葫蘆(べにひさご)」から祭里たちが救出された直後のシーンですが、シロガネがドン引くくらいにはハレンチな状況になってましたね(笑)。
特にすずの体勢よ。もう完全にヤってますよこれは。酒と揺れで酔っぱらってるからって調子乗ってんじゃねーぞホント。
TS作品とはいえ、普通は元男である祭里がヒロインであるすずにあれこれハレンチなことをやりそうなものですが、あやトラはとことん祭里をハレンチな目に遭わせにきてますね。
そして、逆にメインヒロインであるすずは肉食系思春期中学生男子みたいになってしまって…。流石は創造主である矢吹先生に「すずのダークネスが止まらない」と言わせただけあります。
あやトラはこの、主人公とヒロインの扱いが逆だろ!っていう描写がなんとも言えない面白さを生み出してますよね(笑)。
それにしても、恋緒の仕込み尻子玉然り、祭里とすずの体勢然り、コメディチックなハレンチ展開を描かせたら矢吹先生の右に出るものはいませんね。これからもツッコミどころ満載なハレンチ展開を楽しみにしています。
“穢れ”について
さて、今回のお話でついに“穢れ”の原因解明に向けての動きが見られましたね。
“穢れ”の原因や性質がどのようなものかずっと気になっていたのですが、これまでの”穢れ”はどちらかというと舞台装置的な扱いでしかなくて全然掘り下げられなかったので、ようやく”穢れ”について知ることができると思うと非常に楽しみです。
殆ど情報なんてないはずなのに恋緒が”穢れ”に効く祓香を開発していたことに少し違和感を感じてしまいましたが、まあそこは天才鍛冶娘の発想力の勝利ということで良いでしょう。
ただ、すず(妖巫女)に近い妖が憑依されていて、どれも妖巫女に対して明確な敵意を持っていて、強大な妖力を与える力(妖巫女に似た力)を持っている”穢れ”はどう考えても重要な要素だというのに、登場してからこれまでロクな掘り下げがされなかったのは何故なのでしょうか。
まあ、作者様にも何かしらの考えがあるんでしょうし、そもそもラブコメとハレンチを楽しむ漫画でそんなことを気にしているのは私だけかもしれませんが。
ともあれ、サンプルが回収されたということは今後の”穢れ”の情報には期待してよさそうですね。”穢れ”の初登場が94話(6月)だったので実に半年もの間焦らされたわけですが、これから”穢れ”についてどんな秘密が明かされるのか非常に楽しみです。
アニメ情報更新!
先日のジャンフェスにて、あやトラアニメの最新情報が解禁されましたね!
まあ、私はジャンフェスに行っていないどころか別の用事があって生配信すら見ていなかったんですが…。情報はあとで公式Twitterやフォロワーさんに教えてもらって知りました汗。
解禁された情報としては、放送直前PVの公開や、主要キャラクターたちのキャスト発表があったようです。
実際に祭里たちが動いて喋る映像は初めてみましたが、いやぁこれは期待できそうですよ。キャラクターボイスもキャラのイメージにぴったりで、声を聞いていてそんなに違和感は感じませんでした。
特に、ヤヨとルーの声が抱いていたイメージにぴったりだったのは嬉しかったですね。ヤヨなんて私の最推しなので、本当に嬉しいです。
というか、放送が来年の一月って、もうそこまで迫っていたんですね。アニメ化決定の話を聞いた時はまだ先だと思っていたのに、早いものです。
気になるPVやアニメ情報はリンクを貼っておきますので、是非ともチェックしてみてください!
感想/まとめ
恋緒の活躍により、無事に”穢れ”騒動が収まったお話でした。
前回のお話を読む限り祭里たちは随分とアホみたいな理由でピンチになっていましたが、今回は結構危なかったですね。恐るべきはカゲメイの乳圧とすずの尻圧。祭里はもっと精神修行を積む必要がありそうです。
そんな祭里に代わり、”穢れ”に侵されたドンパを鎮めてくれたのは恋緒でした。強化されたドンパを相手に制服姿で立ち回り、あえてニセの尻子玉を抜かせて油断させる作戦は天晴でした。勢い余って本物の尻子玉まで抜かれなくてよかったです。
まあ、ところどころツッコミを入れたくなるような台詞やドハレンチな描写もありましたが、これにてドンパの”穢れ”騒動も一件落着。普段はあまり見られない恋緒の祓忍としての活躍がしっかりと描かれた貴重なお話でもありました。
さらに、今回の件で”穢れ”のサンプルの入手にも成功したということで、今後明かされるであろう”穢れ”の情報にも期待が高まります。ずぅっと気になっていたので、次回以降のお話が待ち遠しいです。
さて、話は変わりますが、アニメの情報もどんどん解禁されてきましたね。先日のジャンフェスではPVや主要キャラの声優さんが発表されたようです。
PVの出来や声優さんの選出を見るに、あやトラのアニメもかなり期待できそうです。個人的には、ヤヨの声優に戸松遥さんが起用されていたことが特に嬉しかったですね。
凄くメタ的な話にはなってしまいますが、長年ToLOVEるのララ役を演じていて、矢吹先生と同じ誕生日で仲も良い戸松さんがヤヨ役に起用されたということは、今後のヤヨの活躍やアニメの登場回数にも期待していいのかな?なんてことをついつい考えてしまいます。(まあ、原作者と声優さんの仲が良いからってそのキャラが優遇されるようなことはないと思いますが)
私の妄想はさておき、ジャンフェスでの発表でさらにあやトラアニメの熱は上がったことでしょう。声と動きのあるアニメで祭里達はどんな活躍を見せてくれるのか。来年一月の放送が楽しみですね。
さて、アニメの最新情報が発表されてさらなる盛り上がりを見せるあやかしトライアングル。原作漫画の方も”穢れ”に本格的に踏み込んでいく姿勢を見せており、新たな展開に期待が高まるところですが…残念ながら来週は休載です。(次回の更新は2023年1月2日(月)予定)
まあ、年末ですからね。そりゃ休むでしょう。っていうか新年早々更新するんですね。すげぇ…。
というわけで、この記事が今年最後のあやトラ感想記事となりそうです。
今年も私の拙いブログを読んでくださり、ありがとうございました。来年はもう少し上手な文章を書けるように頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。
来年のあやかしトライアングルはアニメの放送と”穢れ”の新展開でより一層の盛り上がりを感じることができそうです。アニメが放送されるということはこれから様々なメディアミックスも期待できますから、これからどれだけあやトラが盛り上がるのか楽しみですね!!
それでは良いお年を!
単行本発売中!
あやかしトライアングルはジャンプラで!!
アニメ情報はこちらから!
これまでのお話はこちらから
コメント