※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
【推しの子】第29話「完コピ」が更新されました!
完コピ!!
これまた面白いサブタイトルがつきましたね。
確かに前回、あかねちゃんはアイそのものになりきっている様子でしたからね。
サブタイトルにこの言葉を持ってくるとは、果たしてあかねちゃんは、アクアが”天性のもの”と言ったアイのスター性をどれほどのレベルでコピーしているのでしょうか。
これは楽しみでなりません!
それでは感想を書いていきましょう!

【推しの子】 第29話 登場人物
- 星野 愛久愛海(ほしの あくあまりん)
以下、アクア
アイの子供で双子の兄。ゴローの生まれ変わり。
鏑木Pからアイの情報を得るための交換条件として恋愛リアリティーショー(今からガチ恋始めます)に出演する。
あかねの演じた”星野アイ”の再現度に驚く。 - 星野瑠美衣(ほしのるびぃ)
以下、ルビー
アイの子供で双子の妹。さりなの生まれ変わり。
あかねの”星野アイの演技”を見て思うところがあった。
最近出番が少ない。 - 黒川あかね(くろかわあかね)
以下、黒川
職業は”女優”。
生真面目で頑張り屋な性格で、仕事に役立ちそうな意見は積極的にメモを取っている。
番組中にトラブルに見舞われ、ネットでは大炎上し精神的に追い詰められたが、「今ガチ」メンバーの尽力により立ち直り番組へ復帰する。
メムの「キャラを作って素の自分を守る」というアドバイスにより、アクアが好みの女性(星野アイ)を演じることになる。
- 鷲見ゆき(すみゆき)
以下、鷲見
職業はファッションモデル。
嘘と本当のギリギリをうまく狙える立ち回り上手。
腹黒かと思ったけど友達想いの良い子。
黒川が「アクアの好みの女性(星野アイ)を演じる」と決めた時、メムと共にめっちゃ煽った。 - MEMちょ
以下、メム
職業はユーチューバー。
アクアの相談役になれるほど頭が良く、達観している。
炎上騒動を経た黒川に、自分の身を守るための術として「キャラ付け」を勧めた。
アクアの抽象的な発言から好みの女性が「B小町のアイ」であることを一発で言い当てるなど、何故10年ほど前に流行ったアイドルを知っているのか、ちょっと実年齢が気になるところ。
黒川が「アクアの好みの女性(星野アイ)を演じる」と決めた時、鷲見と共にめっちゃ煽った。 - 有馬かな(ありまかな)
以下、有馬
別名:重曹ちゃん(重曹を舐める天才子役)
苺プロ所属の女優でありアイドルの「10秒で泣ける(元)天才子役」。
同じ女優業を営む黒川を商売敵として意識している。
気に入らないものはボロクソに言うくせにチョロいところが可愛い人。
—————————————————————————- - 星野 アイ(ほしのあい)
以下、アイ
アイドルグループ「B小町」の元センターであり、双子の母親。
20歳の誕生日とドーム公演当日、ストーカーに襲われ亡くなる。 - ゴロー
産婦人科医師。病院に入院したアイの担当医師。
アイの出産日当日に何者かに襲われ命を落とし、気が付くとアクアに生まれ変わっていた。 - さりな
ゴローの勤める病院に入院していた患者。ゴローとは仲が良かった。
アイの大ファンであり、ゴローがアイのファンになるきっかけとなった人物。
享年12歳。
【推しの子】第29話「完コピ」
一流の役者しかいないと言われる「劇団ララライ」。
黒川あかねは劇団の若きエースとして、役者としては天才であった。
番組へ復帰した黒川の仕草や纏うオーラは、まさしく「B小町のアイ」そのものだった。
その再現度は、アクアも思わず、「ア・・・あかね?」と目を疑うほど。
一瞬で周囲の全てを虜にするアイのようなカリスマ性が、その時の黒川にも確かにあったのだ。
アクアと黒川が一緒にいる姿を見て、異変を感じるメムと鷲見。
メムは試しにアクアに近くにあるポーチを取ってくれと頼むが、アクアはこれを拒否した。
だが、黒川が「とってあげなよ」と促すと、アクアは素直にポーチを取ってあげた。
メムと鷲見は面白がり、「ほらほら好きなんか」と言いながらアクアと黒川をグイグイと近づけた。
すると、アクアは額から汗を流し、真っ赤になった顔を隠しながら、教室から飛び出していった。
想像以上のアクアのガチ恋反応に慌てるメムと鷲見。
黒川もどうしたらいいのかと動揺し、素の黒川に戻ってしまった。
「マジで付き合うルートある!?」
と黒川に質問するメム。
黒川は、
「ありかなしで言ったら・・・・・」
「ある」
と照れながら答えた。
黒川の回答に「面白くなってきた-!!」と盛り上がるメムと鷲見。
しかし、「今ガチ」を見ていた有馬は「面白くない」と言い、番組をボロクソに批判した挙句、「アクアの顔も見たくない」などと言うと視聴をやめてしまった。
ルビーは、そんな有馬を横目に、番組内でアイの演技をする黒川を観て「ママ」と一言呟いた。
一方、アクアは「俺にとってアイってなんなんだ?」と悩んでいた。
「ファン」なのか、「母親」なのか、「それとも・・・」、と。
朝、高校へ向かう道中で、有馬は女子高生たちの「今ガチ」の話題を耳にする。
最近の「今ガチ」では、「ゆきユキ(鷲見ゆき×熊野ノブユキ)」だけではなく、「アクあか(アクア×あかね)」も盛り上がっているようだ。
そして、「前のシリーズでは最後にキスシーンがあった」と、女子高生たちは期待に胸を膨らませていた。
その話題を聞き、心が曇る有馬。
と、そこへ背後から声を掛けてくる者がいた。
有馬が振り返ると、そこには居たのはアクアだった。
アクアは、「今から学校サボって遊ばね?」と有馬を誘う。
そのアクアの誘いに、有馬は「いく」と即答したのだった。
まとめ/感想
あかねちゃんすげぇ…。
まさしく”星野アイ本人”と言えるほどの再現度。
一瞬にして周囲の目を引く天性のカリスマ性を見事に再現していました(それとも、元から持っていた資質なのか?)。
素の自分を見せるリアリティーショーには向いていませんでしたが、役者としては本当に神がかったセンスを持っていますね。
アイが亡くなってからというもの、ずっと復讐のことを考え、いつもクールな顔をしていたアクアも、あかねちゃんの演技に”星野アイ”を見て翻弄される始末。
あかねちゃんの言う事には素直に従ったり、鷲見とメムにからかわれて顔を真っ赤にして部屋から駆け出すとかいう非っっっ常に可愛らしいガチ恋反応をしてしまうとかナニコレ最高かよ!
「マジでやめ・・・」とか可愛すぎかよ!!
アクア君こんなに良い反応するのかよ!!!
しかも、アクアだけではありません。
ルビーもまた、あかねちゃんの演技を観て「ママ」と呟きました。
アクア(ゴロー)よりずっと前からアイの大ファンだったルビー(さりな)にも何かを感じさせるほどの演技だったということですよね。
アクアとルビーにこんな反応をさせるほどの演技、凄すぎですね。
そんでもって、アクアの反応を見るなり鷲見とメムは煽る煽るw。
アクアとあかねちゃんをくっつけようとワクワクしていますね。
もう鷲見は自分のカップリング(ゆき×ノブユキ)をほったらかすほどの勢いを感じます。
あかねちゃんもアクアのガチ照れ反応を見てまんざらでもない様子。
「ありかなしかで言ったら・・・・ある」とか言っちゃう辺り、これは!これは脈が!
あかねちゃんが今後どのように振舞っていくのか、楽しみですねぇ!
しかし!周りがどんどん盛り上がっている中、この女だけは違った!!
そう、我らが重s…有馬かなちゃんである。
アクアとあかねちゃんが番組内で良い感じになっているのを観て「面白くない」と言っています。
そりゃあそうだよね。
片思いの相手と商売敵が良い感じになってたら面白くないわな。
そしてリアリティーショーを観るのをやめ、「コンセプトが悪趣味」だの「アクアの顔も見たくない」だの、ボロクソ言いまくった。
と思ったら、アクアに「学校サボって遊ばね?」と誘われると「いく」と即答。
なんなんこのチョロさ可愛いかよ。
マジ推せるわ。
やっぱり、重曹しか勝たん(個人の意見です)。
さて、神がかり的な演技力により星野アイになりきり、周囲の人々やアクアを驚かせたあかねちゃん。
このまま「アクア×あかね」のラブコメガチ恋ルートへと進んでいきそうですが、この先どうなっていくのでしょうか。
鷲見とメムはアクアとあかねちゃんをくっつけようとしていますが、私はちょいと気になるんですよね。
というのも、アクアは“星野アイを完コピしている黒川あかね”にガチ恋反応をしているのであって、“素の黒川あかね”にガチ恋しているわけではありませんからね。
アイの演技をしながらアクアに迫り心を射止めたとしても、それは本当に納得のいく意味でアクアを落としたことになるのか。
難しいところです。
また、あかねちゃんの演技を見たことにより、アクアは「俺にとってアイは何なのか」を考え始めました。
自分にとってアイとは、応援するべき偶像なのか、自分を産んだ母親なのか、それとも、何か別の意味を持つ存在なのか。
アクアはこの疑問にどういった答えを見出すのでしょうか。
そして、やっぱり気になるのは有馬かなちゃん。
仕事面だけではなく恋愛面でもライバルとなり得る存在、「黒川あかね」を頭の片隅に置きながら、今後どのように振舞っていくのでしょうか。
せっかくアクアから学校サボって遊びに誘われたわけですし、ちょいとここらで頑張ってもらいたいですね。
アクアにしても、何故学校をサボってまで”有馬かな”を遊びに誘ったのか、その心境が気になるところです。
「アクア×あかね」を実現せんと盛り上がる番組勢、人知れず片思いに苦しみ、ボロクソ言ってたくせにすぐ誘いに乗るチョロイン有馬かな。
嗚呼全く、面白くなってきたーーーーーーー!!!!!
それではまた次回!
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