※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
「あやかしトライアングル」第33話「困惑の祭里」の感想です。
「あやかしトライアングル」第33話「困惑の祭里」
画楽とすずの前世からの因縁を知った祭里。
150年にも及ぶ恋の話を聞かされ、このままでは勝ち目がないと焦る祭里。
それ故に、祭里は放課後に画楽の話を聞きに行こうというすずの提案を断り、「行きたいところがあるから一緒に来てくれ」と、すずを画楽から引き離したのだった。
祓忍具屋「コウロギ」で祓忍装束の修理を依頼した祭里は、すずを帰さないために他の用事を考え、その結果女物の服を買いに服屋へ行くこととなった。
すずは「祭里は心まで女になってしまうのでは」と心配し、シロガネに問いただしていた。
シロガネとすずの会話を聞いた恋緒は、大事なのは”中身”なので、中身が祭里であるならば”男でも女でもイケる”と余裕の表情。
すずは恋緒の発言に対抗心を燃やし、祭里のふんどしを思い浮かべながら「元に戻す」と心の中で固く誓ったのだった。
試着室に入った祭里は、自分で言い出したもののやはり女物の服を着ることには抵抗があった。
祭里の気持ちを察した恋緒は試着室に侵入し、祭里に”ふんぎり香”という積極的になれる香りを嗅がせた。
そうしてノリノリになった祭里はボーイッシュからマジカルまで様々な衣装を着こなした。
祭里はそのままの勢いで着替え続けていたが、突如店内に”異魂”が侵入し、それを追っていた宗牙が仕留めた。
思わぬところで出会った宗牙とすずと恋緒。
祭里は気配を察して試着室のカーテンを開け宗牙と対面したが、宗牙は祭里を見るなり顔を真っ赤にしてフリーズしてしまった。
試着室にいた祭里の格好は、ひらひらとした下着姿のままだったのだ。
恥ずかしそうに照れる祭里に赤くなる宗牙、そして祭里の下着を嗅ぎたいと言う恋緒。
祭里の周りに頼れるような人物がいないことから、すずは「祭里が身も心も女子に染まる前に私が何とかしないと」と心の中で誓ったのだった。
感想/まとめ
今回はラブコメ感満載でわちゃわちゃしたお話でした。
ストーリーの根幹が明らかになっていく展開も面白いですが、皆で楽しそうに過ごす日常パートもやっぱり凄く面白いですね。
さて、祭里が女物の服を買いたいと言い出した今回のお話。
すずは祭里は心も女になるんじゃないかと心配していましたが、祭里の発言はすずの気を引きたいがための嫉妬心からの発言なので、すずの心配は杞憂ですね。
でも、体の性別が変化したことで心もそっちに引っ張られるというのもTS物の醍醐味。
祭里、素直になってええんやで(ゲス顔)。
大丈夫。もし心まで女になっても、その時は宗牙先輩と恋緒がいるじゃあないか。
宗牙先輩は言うまでもなく祭里に気がありますし、恋緒は中身が祭里であれば“男でも女でもイケる”そうなので、祭里が心まで女になっても安心ですね(なにが?)。
それにしても、恋緒は(祭里の)脱ぎたての制服は嗅ぐわ、祭里の身に着けた下着の匂いも嗅ぎたがるわ、そして男でも女でもイケる発言とは、なかなか業が深くて素晴らしいキャラクターですね。
グイグイ来る恋緒と、やや引き気味に祭里に付き合うすずは見ていてとても面白かったです。
ストーリー的にはあまり進展しないお話でしたが、楽しそうな女子会と祭里のいろんなコスプレが見れて非常に眼福でした。
どうやら次回は”あやしい気配”が忍びよる様子。
どんなお話になるのか楽しみですね!
それではまた次回!
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