※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
【推しの子】第28話「役作り」が更新されました!
前回、「今ガチ」メンバーで作り上げた「出演者(自分たち)目線の今ガチ」。
ネット上でバズを生み、多くの人に認知された結果は如何ほどか。
世間の意見をひっくり返し、あかねちゃんが再び芸能界で活動できるようになるのか、前回のお話からずっと気になっていました。
今回は、アクアを主体とした若者たちの行動の結果が現れる回です。
楽しみですね!
それでは感想を書いていきましょう!
【推しの子】 第28話 登場人物
- 星野 愛久愛海(ほしの あくあまりん)
以下、アクア
アイの子供で双子の兄。ゴローの生まれ変わり。
鏑木Pからアイの情報を得るための交換条件として恋愛リアリティーショー(今からガチ恋始めます)に出演する。
世間の黒川に対する意見を覆す為、”自分たち目線での「今ガチ」”の制作を企画する。 - 黒川あかね(くろかわあかね)
以下、黒川
職業は”女優”。
生真面目で頑張り屋な性格で、仕事に役立ちそうな意見は積極的にメモを取っている。
恋愛リアリティーショーに出演するもののあまり目立てず、なんとか結果を残そうと奮闘するもののトラブルを起こしてしまい、ネットで誹謗中傷を受ける。
台風の中、突発的に歩道橋から飛び降りようとするが、ギリギリのところでアクアに止められる。
誹謗中傷により自殺未遂にまで追い込まれたが、アクアや「今ガチ」の共演者たちに支えられ、番組を降板せず出演し続けると決意する。
- 鷲見ゆき(すみゆき)
以下、鷲見
職業はファッションモデル。
嘘と本当のギリギリをうまく狙える立ち回り上手。
黒川が自殺未遂をしたときは一番心配していた。
黒川とは”親友”と言ってもよいのではなかろうか。 - MEMちょ
以下、メム
職業はユーチューバー。
アクアの相談役になれるくらい頭のいい人。
アクアが動画を制作し始めた時に一番に相談を受けた。
ネットでバズを生み出せたのは「バズらせのプロ」たる彼女のおかげ。 - 有馬かな(ありまかな)
以下、有馬
別名:重曹ちゃん(重曹を舐める天才子役)
苺プロ所属の女優でありアイドルの「10秒で泣ける(元)天才子役」。
商売敵として黒川をマークしている。
炎上対策などの心得をしっかり持っているのに、なぜか炎上しそうな爆弾発言をする重曹。
まあ、そこが推せるところでもあるのだが。
—————————————————————————- - 星野 アイ(ほしのあい)
以下、アイ
アイドルグループ「B小町」の元センターであり、双子の母親。
20歳の誕生日とドーム公演当日、ストーカーに襲われ亡くなる。 - ゴロー
産婦人科医師。病院に入院したアイの担当医師。
アイの出産日当日に何者かに襲われ命を落とし、気が付くとアクアに生まれ変わっていた。 - さりな
ゴローの勤める病院に入院していた患者。ゴローとは仲が良かった。
アイの大ファンであり、ゴローがアイのファンになるきっかけとなった人物。
享年12歳。
【推しの子】第28話「役作り」
アクアたち「今ガチ」メンバーが制作した動画は多くの人の心を動かし、黒川に対する炎上を「ある程度」収束させた。
(「ある程度」とするのは、”炎上”は完全に解決するものでは無いからである)
そして、動画は当事者である黒川にも勇気を与えた。
番組への出演を見送っていた黒川はある日、変装をして番組の楽屋を訪ねた。
その時部屋に居たのは、鷲見、メム、アクアの3名。
その3名に対し、黒川は次の収録から復帰することを宣言する。
鷲見は辛い思いをした黒川を労わるつもりで「無理して出なくても良い」と言ったが、イヤな意味で捉えられかねないことに気づき、言葉の難しさを噛みしめた。
今回の件を踏まえて、メムは黒川に「キャラ付け」をした方が良いのではないかとアドバイスをした。
何かの「役」を演じていれば、何か問題が起きても「素の自分」が直接傷つくことはないから、という考えからだ。
黒川は、自分が”演技”を得意とすることもあり「キャラ付け」に挑戦する意欲を示したが、どんな役を演じれば良いのか悩んだ。
黒川に「どんな役が良いか」と尋ねられたメムは、丁度横にいたアクアに「どういう女が好みか」を尋ねてみた。
“理想の女性像”を訊かれたアクアは今も昔も自分の推しである「星野アイ」を想像し、まず「顔の良い女」と答えた。
(鷲見とメムからはバッシングを受けた)
それから続けて、「太陽みたいな笑顔」や「吸い寄せられるような天性の瞳」など、アクアはアイを想いながら抽象的な特徴をいくつか述べていく。
メムはアクアの発言内容から、アクアの”理想の女性像”は「B小町のアイ」ではないかと言い当てた。
アクアの”理想の女性像”が「星野アイ」だとわかったところで、黒川はアクアの好みの女性を演じてみることにした。
「アクアを落とせー!」と盛り上がる鷲見とメムと対照的に、アクアは「アイのマネなんて誰にも出来ない」と考えていたのだった。
楽屋からの帰り道、黒川は自分のために頑張ってくれたアクアに恩を返す為、「B小町のアイ」について調べることにした。
国立国会図書館へ行き資料を集め、ネットを使って情報を集め、黒川はある種の狂気に憑りつかれたかのように、徹底的に「B小町のアイ」というアイドルについて調べ続けた。
黒川がアイについて研究している頃、苺プロの事務所ではアクアと有馬が話をしていた。
有馬は”黒川が何とか持ち直した”という話を聞くと、あくまで”商売敵”として「あのままリタイアしてくれれば良かったのに・・・」と、アクアもドン引きの爆弾発言を漏らした。
鷲見と同じように言葉の難しさを噛みしめる有馬だったが、こちらは口の悪さを全くフォローできていなかった。
だが、有馬としては、同い年で同じ女優業を営む黒川にはちょっと失敗してほしいという気持ちもあったのだ。
いわゆる、シャーデンフロイデ(他人の不幸や失敗を見て喜ぶ気持ち)というやつである。
しかし、演劇に興味の無いアクアからすれば、かなりの演技力を誇る有馬が、何故黒川に嫉妬にも似た感情を抱くのか理解できなかった。
実は、黒川は天才役者「劇団ララライの黒川あかね」として界隈では有名な人物だったのだ。
後日、「今ガチ」の収録日。
黒川は「今ガチ」の収録に復帰していた。
スタッフや共演者などその場にいた全員に謝罪の言葉を述べ、拍手で快く迎え入れられたことで一安心する黒川。
カメラが回り始め、撮影が開始される。
アクアの「行くぞ」という言葉に返事をした黒川は、前とは少し雰囲気が違っていた。
伏せていた目を開き、まるで別人のような行動や言葉使いをする黒川。
黒川の台詞や仕草は、まさしく「B小町のアイ」そのものだった。
そして、黒川の瞳にはアイの瞳にあったような“星”が映っていて、アクアはその瞳に吸い寄せられるように釘付けになってしまったのだった。
まとめ/感想
黒川あかね復活!!黒川あかね復活!!
「今ガチ」メンバーで作り上げた動画は炎上を「ある程度」収束させたのみならず、あかねちゃんに勇気を与え、あかねちゃんは無事番組へ復帰することができました!
うんうん!!
やっぱりこういう展開は良いものですね!スッキリしました!
さてさて、ここからあかねちゃんはアクアに惚れる流れなのかなー、と思いきや。
ん?え?あかねちゃん??
うーん。まあ、メムのアドバイスで”役作り”をすることになって、せっかくならと”アクアの好きな女性”(星野アイ)を演じることになったんですがね…。
あかねちゃん、ちょっとこわぁい…。
ってか、あかねちゃんのプロファイリング能力半端なくないっすか?
完全に相手を理解し、その人物に成り切ろうとする、もはや病的と言えるほどの調査能力には僅かに狂気を感じるほどでした。
まさか、星野一家以外に眼の中に星を映せる人が出てくるとは思わなかった。
いや、驚きましたね。
これがあかねちゃんの本来の実力というわけですか!
ただの内気な真面目ちゃんかと思いきや、こいつぁとんでもない才能ですよ。
女優としても活動している重曹ちゃんがライバル視するのもよくわかりますね。
でもかなちゃん。
発言にはもう少し気を付けた方がいいと思うよ…(汗)。
さて、眼の中に星を映せるほどにアイをトレースしたあかねちゃん。
作中でも語られていないようなアイの核心部分に気づいているような気配すら感じますが、果たしてどこまでアイを理解し、憑依させることができているのでしょうか…?
あかねちゃんのこれほどまでのトレースを見たアクアの反応も気になりますし、あかねちゃんのこの分析能力が今後どういった形で活躍するのかも気になりますね(これほどの才能が今回限りで終わりということはないと予想します)。
何と言うか、一段落したと思ったら、驚愕と共に新しい情報をぶち込まれてうまくまとめることができませんが…。
とにかく続きがきになります!!!
だが!来週は休載ッ!!
次回更新は12/24!
クリスマスイヴや~!!
それではまた次回!
単行本発売中!
これまでのお話はこちらから
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