※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第118話「2人の祭里」の感想です。
あやかしトライアングル第118話「2人の祭里」
すずの反応
先週のあやトラは休載でしたね。更新があるものだと思い込んでいたのでビックリしてしまいました。うっかりうっかり。
さて、前回は五行仙の送り込んだ”穢れ”が祭里の体内に打ち込まれ、その結果祭里が男と女に分離するというとんでもない展開になってしまいましたね。当事者たちは勿論、読者も驚きの展開です。
そうなると祭里大好きなすずの反応が気になってくるところですが…あやトラを長く読んでいらっしゃる方はもう察しがついたことでしょう。
そう、すずは分離した両方の祭里とイチャイチャする気満々だったのです(笑)。祭里が分離してショックを受けるどころか、男と女の祭里どっちの祭里ともイチャつけてお得と考える妖巫女。
分離した祭里を見て即座に祭里二人と自分の3Pを連想して興奮するだなんて…。平常運転とはいえ、流石はすずと言わざるを得ません(笑)。
信じられないような状況になっても全くブレないすずに天晴。これからもついて行きますわ(笑)。
女祭里は妖…?
とりあえず家に帰った祭里たち。
自分の部屋で服を着ていた二人の祭里でしたが、そのうちに祭里たちはどっちが偽物かみたいな話で自分同士で喧嘩を始めてしまいました。まあ、いきなり分離すればそりゃあイザコザも起きますよね…。
家には当然、熟練の祓忍である清玄おじいちゃんも居るわけですが、そんなおじいちゃんが「2人とも気配も含めて祭里そのもの」と言うくらいですから、二人の祭里は本当にどちらも本物みたいですね。おじいちゃんの言う「オモカゲみたいなもの」という表現はなかなかしっくり来ますね。
祭里家のみんなは状況整理も兼ねて様々な意見を出したわけですが、最終的には”穢れ”が入り込んだことによって「性惺流転が意思を持って独立した妖になった」との解釈で着地しました。
どちらの祭里が性惺流転の化身に該当するかと言えば、性転紋に女性の身体、シロガネの影響を受けた銀髪を持つ”女の祭里”の方が状況証拠的にそれに近いのではないかと、女祭里を含め皆の解釈は一致しました。
自分が妖かもしれない。そんな事実にショックを受けた女祭里は、一度すずに視線を向けた後、すずの制止も聞かずにどこかへ走り去ってしまいました。
ちょいとややこしい状況ですが、この状況は女祭里にとって相当ショックでしょうね。女祭里は自分を紛れもなく本物の祭里だと思っているわけですが、実は性惺流転が意思を持っただけの偽物かもしれなくて、これまで祓ってきた妖と同類の存在なのかもしれないともなれば、これは自分の存在意義が揺らぐ大事件です。その場に居られなくなって逃げ出してしまう気持ちもわかるような気がします。
どこかへ行ってしまった祭里を心配するすず。そんなすずに男祭里は声を掛けました。
男の祭里も歴とした祭里本人。すずへの恋心は分離した今も何も変わっていません。男祭里はすずに近づくと、もう一人の自分をどうにかしたら俺と付き合ってほしいと、自分の気持ちを直接すずに伝えたのでした。
一方、家から逃げ出した女祭里は当てもなく町中を走っていました。混乱し、どうすればいいのかわからなくなってモヤモヤした気持ちになっている様子が伝わってきます。そして日が暮れる頃になると、女祭里は道端で一人、涙を流して立ちすくんでいました。
そこへ、蕎麦の配達を終えた宗牙先輩が通りがかりました。夕暮れ時に一人で道端に立っている女祭里に声を掛ける先輩。振り返り際に女祭里の涙を見て驚いた表情をしていました。そして、女祭里から「今夜(先輩の家に)泊めてほしい」という衝撃的な発言が飛び出したのです。
女祭里の心境を考えれば、家にも帰れず傷心していたところに現れた宗牙先輩に頼りたくなるのもわかります。しかし、事情を知らない宗牙先輩は顔を真っ赤にしてビックリ仰天。傍に居たポ之助に至っては泡を吹いて倒れる寸前です。
女祭里には悪いですが、面白い展開になってきました。次回のニノ曲家での様子が楽しみでなりません!
感想/まとめ
いやー、超面白い展開になってきましたね!
すずの平常運転っぷりには毎度のことながら恐れ入ります。突然祭里が分離して混乱しているかと思いきや即座に二人の祭里とイチャつく妄想ができるとは。シロガネも言っていますがホントにヤバイですねこのハレンチ巫女。どんな状況でもブレないのは流石でございます。これからも一生ついて行こうと思います。
さて、分離した二人の祭里をどう説明するのかなと思っていましたが、現状は男祭里が本物(?)で、女祭里は性惺流転が意思を持った偽物の祭里かもしれないという状態に落ち着きましたね。
“穢れ”と性惺流転が化学反応を起こした結果、祭里に施した性惺流転の術そのものが意思を持った妖になったという説明は、もちろんよくわからないんですがなんとなく理解できるような気がしますね。
ただ、一応男女両方の祭里は気配も含めて祭里そのものと言われていますし、女祭里が妖という話自体ミスリードの可能性も高いですから、まだどっちが偽物と断定することはできないでしょうね。
作中で一旦の結論は出たものの、この祭里分離騒動がどう着地するのか全く予想できません。二人とも存在させたままお話を進めるのか、片方の祭里は消える運命にあるのかわかりませんが、矢吹先生が二人の祭里をどう動かすのか楽しみにしています。
さて、女祭里にとっては少し可哀想なお話になってしまったものの、状況的にはめちゃくちゃ面白い展開になってきましたね!(女祭里には申し訳ないですが)
男祭里はすずに直接想いを伝えていたのでここから二人の関係が進展していきそうだなと感じる一方、女祭里は宗牙パイセンの家にお泊りするというビッグイベントが!
宗牙パイセンの家にお泊りイベントなんて祭里が一人の状態では実現が難しかったでしょうね。これは祭里が二人だからこそなせる業。素晴らしい!
これは祭里とすずの関係を進展させつつ、まさかの宗牙パイセンルートの進展もあるかも?面白すぎる状況に妄想と興奮が止まりません!
“穢れ”や妖巫女などストーリーの核心に迫る展開はまだかと喚きがちな私ではありますが、今の状況はめちゃくちゃ面白いので暫くはこのままでいいかな(笑)。
今の時点で既に面白いですが、分離した二人の祭里を上手く動かせばこれまでになく楽しいラブコメが見られるのではないかと期待しています。今後の祭里たちの動きがどうなるのかとても楽しみです。
とりあえずは、次回のキョどりまくる宗牙パイセンの反応がたのしみですねえ!!(ゲス顔)
それではまた次回!
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