【推しの子】第116話感想 アイ役の座は誰の手に…

【推しの子】

※この記事はネタバレを含みます。

【推しの子】第116話「責任」が更新されました!

個人間オーディションも大詰め!あかねちゃんの発言によって「星野アイ役」を決めるオーディションというのが明らかになりましたし、ルビーがどう反応するのか楽しみにしていました。

果たして個人間オーディションを制するのは誰なのか、早速感想を書いていきましょう!

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【推しの子】第116話「責任

オーディションの目的

個人間オーディションの目的が「星野アイ役を決める為のもの」であることがあかねちゃんによって暴かれ、目的を隠す必要がなくなったフリルはこのオーディションを開催した本当の理由を話し始めました。

フリルが「15年の嘘」の台本を読んだ時、伝わってきたのは悪意や憎しみ。その内容から、フリルはアクアが復讐のために映画を作ろうとしていること、この作品で父親を殺そうとしていることを感じ取りました。

「15年の嘘」はアイの半生を描き、同時にアイを殺した犯人を断罪するためのもの。この作品が成功するか否かは、アイ役がどういう演技をするかにかかっているとフリルは考えました。アイが自分を殺した犯人を許すかどうかで全てが決まる。そのため、アイの意思を演技に込められる役者を見極めるためにフリルは個人間オーディションを開催したのです。

なるほどなぁ。テキトーな理由でこんな大掛かりな事しないよなとは思っていましたが、かなりしっかりした理由がありました。

たしかに、アイ役は普通の映画の主演よりもその役が担う責任が大きい気がしますね。是非ともアイ役には犯人との関係性をうまく表現できる方に演じてもらいたいものです。

週刊ヤングジャンプ2023年No.22&23合併号 【推しの子】第116話より引用

奮起

フリルの話を聞き、すぐに名乗りを挙げたのは「あかねちゃん」でした。

自分ならばアイを研究しているし、アイの意思を上手く表現できると思うと宣言するあかねちゃん。たしかに、あかねちゃんの演技力ならば十分な表現力を発揮できるかもしれません。

しかし、そんなあかねちゃんにルビーが対抗しました。アイの実の娘である自分しかアイの苦しみはわからない。復讐するのは私じゃなきゃ駄目だと、ルビーは自らアイ役に立候補しました。

アクアの予想に反してルビーのやる気は十分。皆に納得してもらえるまでオーディションを続けると言うと、フリルに次のお題を出すよう要求したのでした。

一方、あかねちゃんはルビーと張り合うことに引け目を感じていました。さっきは私がアイ役をやると名乗り出たあかねちゃんでしたが、ルビーがやる気を出してもなお私の方がアイ役にふさわしいと言えるメンタルは持ち合わせていなかったようです。

気まずさから早くこの場を切り上げたいあかねちゃんでしたが、ルビーのやる気に押されてオーディション続行。個人間オーディションは深夜遅くまで続き、最終的にはルビーがアイ役に収まる形でオーディションは終了しました。

アイ役が個人間でルビーに決まったということは実際のオーディションでもルビーに役が回ってくるようになるのでしょうか。オファー第一、第二候補がこぞって主演を断ったら鏑木Pと五反田監督がどんな顔をするのか少し気になりますが、実際にルビーが主演に選ばれるようであればルビーには是非とも頑張ってもらいたいですね。

週刊ヤングジャンプ2023年No.22&23合併号 【推しの子】第116話より引用

再会

個人間オーディション終了後、帰路に着いたあかねちゃんはアクアと再会しました。なんで個人間オーディションの開催場所の近くでアクアが出待ちしてたのかよくわかりませんが、ストーカーはやめといた方がいいと思います。

もうあかねちゃんには関わらないと言っていたアクアでしたが、今回はわざわざあかねちゃんに会いに来た様子。「もう関わらないんじゃなかったの?」というあかねちゃんの問いに「いちいちそんなん言ってられない」とアクアは答えていましたが、一体何をしに現れたのでしょうか。

「15年の嘘」の台本からアクアの目的を知ったあかねちゃんは、再会したアクアに「アクアくんの企みは私が止める」と宣言。そんなあかねちゃんに対し、「やれるものならやってみろ」とアクアは不敵に笑うのでした。

ちょっと前までアクアの代わりに復讐を果たそうとしてたあかねちゃんがアクアを止める側に回るとは面白い展開ですね。アクアの顔と態度がどう見ても悪役ですが、一体アクアはどこまでいってしまうつもりなのでしょうか。

週刊ヤングジャンプ2023年No.22&23合併号 【推しの子】第116話より引用

感想/まとめ

個人間オーディションを経て、ルビーがアイ役の座を手にしたお話でした。

ルビーがこれほどアイ役に熱意をみせるとは少し意外でした。思考が完全にアクアの発言に引っ張られてましたわ。

でも、ルビーも犯人に復讐しようとしているわけですし、映画の目的が復讐ならルビーが乗って来るのも当然っちゃ当然ですかね。

アイ役に意欲を燃やし個人間オーディションを制したルビーですが、このままアイ役に採用となるのでしょうか。ルビーがアイ役をやるとなれば、アイの実の娘ですし、それはそれでかなり面白いことになりそうですね。アイ役が妹、犯人役が兄とかなかなかすごい状況な気がしますが。

ルビーは個人間オーディションの間にも演技力を伸ばしていたようですし、いざキャスティングされても問題ないでしょう。ルビーが映画への出演をキッカケにどれほどの演技力を身に着けてくれるか楽しみですね。

それから面白いと思ったのは、あかねちゃんがアクアを止める側に回ったことですね。ちょっと前にアクアを差し置いて犯人とケリをつけようとしていたあかねちゃんが、今度はアクアを止める側に回るというのは面白い。

まあ、あかねちゃんは秘密裏に犯人を排除しようという考えでしたが、アクアの考えはおそらく自分自身も被害を被るような捨て身の策でしょうからね。目的を果たすためとはいえ、一度は好きになった相手がボロボロになっていく様は流石に見過ごせないといったところでしょうか。

以前アカ先生が呟いていた「黒川あかねは連れて行ってくれる子、有馬かなは連れ戻してくれる子」という言葉から、復讐の後押しをしてくれるのがあかねちゃん、アクアを復讐から救ってくれるのがかなちゃんと考えていましたが、今回のあかねちゃんの発言を見るにあかねちゃんの立ち位置も少し変わりつつあるのかもしれませんね。

アクアの企みを「止める」と宣言したあかねちゃんですが、どのような方法でアクアを止めるつもりなのか。今後はあかねちゃんの言動にも注目していきたいですね。

そして最後のアクアの顔よ…。話し方もそうですが、完全に悪役の台詞と顔になっていますね。なんであんなに挑発的なんだ。それに、「今後は関わらないつもり」と言っていたあかねちゃんに会いにくるなんて、アクアは一体何を考えているのでしょうか。(まさかわざわざ挑発するためだけに会いに来たわけじゃないよね…)

何かあかねちゃんに直接伝えておくことでもあったのか…。なりふり構わなくなったアクアはどんな行動に出るのかわかりませんね。

さて、個人間オーディションも終わり、次回はどうやら重曹ちゃんの様子が描かれる模様。休載も入れるとひと月以上個人間オーディションやってましたからね。重曹ちゃんやメムさんが今頃どうしているのか気になります。

重曹ちゃんたちの様子が気になるところですが、来週はヤンジャン自体がお休みなので【推しの子】も休載です。まあ、今はアニメもやってますからね。原作が休載ならアニメを観ればいいじゃないということで、楽しく過ごしてまいりましょう!

アニメ【推しの子】について(少しだけ)

アニメ【推しの子】、大盛況ですね!

前々から広報にかなり力を入れていましたし、第一話の出来もかなり良かったですから期待はしていましたが想像以上の盛り上がりです。嬉しいことです。

TLに流れてくるファンアートは明らかに増えましたし、ようつべでも【推しの子】に関わるいろんな動画を見かけるようになりました。YOASOBIさんの「アイドル」なんて公開から二週間で5000万再生を超えてまだ伸び続けてますからね。すげぇ。

アニメでよくあるグッズ展開やカフェなどとのコラボは勿論のこと、食洗器のCMを担当したり、本物の重曹とコラボしたり、ABEMAのPR担当してたり、ホットペッパービューティーとコラボしていたりと、アイやB小町の面々が本当にタレント活動しているといった斬新な試みもされています。

一般的な商品やサービスとのコラボなんて、よく見かけるのはワンピースや鬼滅の刃といった国民的と呼べるような作品ばかりではないでしょうか。まだ国民的なレベルまで浸透していないはずの【推しの子】がアニメ放送開始直後からコラボをこれほど手広く手掛けているなんて、メディアミックス展開が今までの比じゃない気がしますね。

広報的な部分の展開も凄いですが、当然アニメの出来もかなり良い。二話三話と視聴しましたが、毎回力が入っていてとても面白く仕上がっていますね。有馬かなちゃんなんかは可愛さと面白さがぐぐーんと上がっています。勿論漫画とアニメでそれぞれの良さがありますけどね。

しかも、放送はテレビだけでなくてABEMAさんでも地上波と同じ時間に配信してくれるというからありがたい。私の家、電波の関係かTOKYO MXチャンネルだけノイズが走ってロクに視聴できないので、ABEMAさんには大変お世話になっております。

ABEMAさんで観られるということはテレビがなくてもインターネットが使えればアニメを観られるということ。こうして幅広くいろんな人に見る機会が与えられるというのはとても良いことですね。

これは今後のアニメの放送にも、メディアミックス展開にもより一層期待が持てそうです。【推しの子】がどんどん認知され、作品がより盛り上がってくれると嬉しいですね。

それではまた次回!

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