[あやかしトライアングル] 第27話 感想

※この記事はネタバレを含みます。

どうも、重平です。

「あやかしトライアングル」第27話「祓香」の感想です。

「あやかしトライアングル」第27話「祓香」 感想

それでは「あやかしトライアングル第27話」の感想を書いていきましょう!

今回はなんと、祓忍具屋の娘である香炉木恋緒の久々の登場です!!

人妖が登場する前の異魂騒動時に登場して以来、全然出番がなかったですからね。

久しぶりに出番があって嬉しい限りです。

さて、祭里の家の前で祭里の帰りを待っていた恋緒さん。

祭里の家に上がるなり「男に戻りたいか」と祭里に尋ねます。

祭里は最近、宗牙パイセンのお父さんに「交際を認める」とか言われたり、祭里の男の姿を知らないルーシーに「シロマツ」として認識されたりしていて、女でいることで人間関係がややこしくなってきていますよね。

そんな状況ですから、やっぱり祭里としては男に戻りたいと思っているんですよね(読者の私としてはそのままでいいんですけどね)。

祭里の気持ちを確認した恋緒は、助手のカラクリ祓香炉「香炉丸(ころまる)」を取り出すと、素早く祭里の上着を脱がせ上半身を下着姿にしてしまいました。

いきなり何してんだって感じですが、これは恋緒の考えあっての行動でした。

恋緒は、祭里にかけられた「性醒流転の術」の”匂い”を嗅ごうとしていたのです。

というのも、香炉木家は元々”香炉”を用いてお祓いをする一族だったため、匂いには非常に敏感なのです。

そして、その香炉木家の娘である恋緒は実は凄い匂いフェチで、人でも妖でも術でも、香りを解析して情報を得ることができるのです!

恋緒が匂いフェチというのも意外でしたが、香りから情報を得られるとか、結構凄い能力ですね。

どこかの美食屋が出てくるグルメバトル漫画の大きな狼ともいい勝負ができるかもしれませんね。

そんな匂いフェチの恋緒が次に取った行動と言えば、一つしかありません。

なんと、恋緒は祭里の全身の匂いを嗅ぎ始めました。

履いていた靴下も脱がせて、足の先から脇の下までクンカクンカし始めました。

傍から見たらドン引きするとんでもない変態行為です。

ヤバいですね。

そんな変態行為をしているところを、丁度祭里の家にやって来たすずとシロガネに見られてしまい、恋緒はシロガネから「こいつガチものの変態である!!」と言われてしまいます。

けれど、恋緒は自分が変態であることを一切否定しません。

下手に誤魔化すより潔いですけど、ヤバいですね!

ですがご安心を。

恋緒は祭里の匂いをひとしきり嗅いだ後に満足気に喜んでいました。

その恋緒の反応から察するに、どうやら祭里の足や脇は臭くないようです。

一安心ですね。(何が?)

しかし、恋緒もただ自分のフェチを満たす為だけに祭里の匂いを嗅いでいたわけではありません。

祭里の匂いに混ざる微かな「性醒流転」の匂いをしっかりと嗅ぎ分けていました。

そして香炉丸に道具を出すように指示すると、桃や金木犀など身近な花や植物の粉や、護符の灰や竜の鱗と言った特殊な粉などを調合し、「性醒流転の術」を”打ち消す”ための香りを調合しました。

そして調合した粉を香炉丸の頭の皿に乗せれば、妖の術を打ち消す”祓香(はらいこう)”の完成というわけです。

“妖の術を打ち消す”ためのお香だからか、お香の匂いを嗅いだシロガネは「臭い」と言って鼻をつまんだのに対し、すずや祭里は随分とリラックスしているようでした。

お香の香りを嗅いでリラックスしていると、祭里の身体に異変が起きます。

なんと、祭里の豊満な巨乳が縮んでしまいました

「何てことしてくれてんだッ!!」という怒りの言葉は一旦飲み込んでおきましょう。

とにかく、恋緒の調合した香りは、秘術・性醒流転の術に影響を与えたのです。

そのまま術が解けるかとも思いましたが、流石に秘術と呼ばれる妖術。

時間が経っても、祭里の身体には胸が縮む以上の効果は現れませんでした。

しかし、恋緒は初回で掴んだ手ごたえを基に、どう改良しようかとワクワクしている様子。

「祭里くんの困り事を解決するのがパートナーの仕事ですから」と笑顔で祭里と握手する恋緒を見て、すずは「前に私がやった時(妖巫女の力を祭里に送りこんだ時)は何も起きなかったのに」と少し悔しそうな表情をしました。

恋緒は悔しそうなすずを横目でチラッと見ると、心の中で「今の私には勝ち目がないことは容易に想像できますが、その改良の余地が私の大好物ですよ・・・すずさん!!」とすずに宣戦布告をしました。

恋緒を発言と表情を見て「要注意だ!」と目を回したすずに対し、「頼もしい職人魂だぜっ」と恋緒を賞賛する祭里。

ここに男女の精神性の違いが浮き彫りになりましたね。

シロガネも言っていますが、男ってのはホント精神的にガキですね。

まあ、私も男なんですけどね!

さて、このお話のオチはと言うと、香炉の効果が切れた後、一度縮んだ反動からか祭里の胸は前よりも大きくなってしまいました。

これには帰ってきたおじいちゃんもビックリ!

「よくやった!」と言いたいところですが、残念ながら一晩寝たら元に戻ったそうです。

矢吹先生らしい、コミカルなオチの付け方ですね。

いや!今回も面白かった!

しかし、恋緒はてっきり”仕事上でのパートナー”として好意を持っていると思っていたので、恋緒が祭里に対し恋愛感情を抱いていたことは個人的に少し驚きました。

他にも個人的な考え方として、祭里、すず、宗牙先輩の3人で恋愛面でのトライアングルが形成されているという考えもありましたのでなおさらです。

今のところ祭里に対して恋愛感情が判明しているのは、「すず、宗牙、恋緒、ルーシー(祭里とは気づいていないけど)」の4人になりました。

タイトルに「トライアングル」とあるので、恋愛面でも三角関係を作るのかなと思いましたが、そういうわけではなさそうですね。

ということは、これからも新しいヒロインが現れたりして・・・?

さて、連載当初よりもラブコメ要素が濃くなってきたこの作品。

雰囲気的に前作のToloveるのようにハーレムを作る感じではなさそうですが、一体どんなラブコメに仕上げていくのでしょうか。

矢吹先生のラブコメは大好きなので、是非この調子で祭里と女の子たち(と宗牙先輩)をどんどんイチャイチャさせてほしいと思います!!

P.S.

今回のジャンプでワンピースが1000話突破ということで、たくさんの作家さんがワンピースとのコラボ漫画を描き下ろしていました!

矢吹さんもその中の一人で、あやとらの登場人物達を海賊風にした番外編を描き下ろしていました。

シロガネを筆頭に、海賊のコスチュームに身を包んだ妖たちがとっても可愛らしかったです!

それではまた次回!

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