※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
デカダンス第3話「Steering」が放送されました!
「Steering」の訳は「操舵」。
今回はナツメの戦士としての成長、そしてカブラギとの師弟関係が中心のお話でした。
また、ナツメにチップが無い理由やこの世界の状況、パイプとの出会いなどの伏線も回収されました。
それでは感想を書いていきましょう!
デカダンス 第3話 「Steering」 あらすじ
カブラギの指導により、《ガドル》との戦い方を学んでいくナツメ。かつて一流の戦士だったカブラギの厳しい特訓にもめげず、ナツメは短期間で飛躍的な成長を遂げていく。
TVアニメ「デカダンス」公式サイトより引用
ナツメにチップが無い理由
第3話の冒頭でナツメにチップが無い理由が明らかになりました。
ナツメは幼少期にこっそり父親について戦場へ行き、そこで右腕を失う大けがを負っています。
大けがを負ったナツメはすぐに救護班の治療を受けますが一時心肺停止状態に。
その後なんとか息を吹き返しますが、その時にチップが故障し、システム上では死んだという扱いになったようです。
一度死にかけた人間が息を吹き返すというのは、システムにとっても想定外だったんですかね?
ナツメの戦士としての成長
ナツメはカブラギに弟子入りし、ガドルとの戦い方を学びます。
戦い方を簡単に解説
ガドルとの戦闘で必要な道具は主に「タンク」と「針」。
ガドルは攻撃を受けると防衛本能で「ゾーン」という、特殊な磁場が働き重力が不安定になる空間を展開します。
「タンク」があればゾーンの中で磁場の波に乗ることができ、空中を移動できるようになります。
そしてガドルに「針」を刺して攻撃し、失血死させるのです。
「タンク」での移動や攻撃時には万能エネルギー「オキソン」を使用するため、対ガドル戦ではオキソン(ガドルの血液)を「タンク」に補充しながら戦う必要があります。
早速「デカダンス」のチュートリアルゾーンで戦いやすい中型ガドル「ユムシ」を相手に訓練をするナツメですが、思うように移動や攻撃をすることができずボコボコにやられてしまう始末。
あまりにも一方的にやられるので一度は「かの力(ガドルと戦う戦闘集団)」に入ることを諦めかけますが、そこで初心を思い出し、ちゃんと戦えるようになって「かの力」に入ることを再度決意。
そこからカブラギの指導が本格化します。
空中移動の浮遊感に慣れるため凧で空を飛ばされたり、磁場の波に乗る感覚を掴むために池に放り込まれたり。
「針」の使い方や、オキソン使用量を調整し緊急回避などに使用する「制御レバー」の使い方を学んだり。
装甲修理(掃除)の仕事をしながら同僚たちにも支えられ、ナツメは筋トレや戦闘の訓練に励みます。
その甲斐あって、ついにナツメは「タンク」や「針」の使い方をマスターし1人でユムシを倒すことができました。
努力の成果が出ましたね!やったねナツメ!
しかし、戦えるようにはなったものの、ナツメには新たな悩みができてしまいました。
その悩みとは、右腕の義手で制御レバーを操作しようとすると、ここぞという時にうまくレバーを操作できないというものでした。
戦場では、ほんの一瞬が命取りになります。
長年義手に助けられてきたナツメですが、ここにきて義手の操作性の悪さが障害になってしまいました。
義手が自分の弱みになってしまうというナツメの悩みを聞いたカブラギは、ナツメを連れて怪しげな裏道にある武器屋へ行きます。
何をするのかと思えば、なんとナツメの義手を改良してくれました。
義手は3本指から5本指になり操作性向上、さらに「針」をセットできるよう発射口にも変形するようになりました。
カブラギ「そいつは弱みなんかじゃない。お前の武器だ。」
カブラギ師匠、カッコいいぜ…。
カブラギの機転により新たな義手を手に入れたナツメ。
努力し成果を出したナツメだからこそカブラギも認め、ナツメの悩みに真剣に応えてくれたのですね。
ナツメとカブラギ師匠、良い師弟関係ですね!
何故このような世界になったのか?
第3話では、「何故このような世界になったのか」「人類はどうなったのか」という疑問も明らかになりました。
2400年代後半、人類による環境破壊は更に悪化し地球は生物の生息できる場所ではなくなりました。
国という概念も崩壊し、人類は滅びゆく運命にあったのです。
その一方、世界的に影響力のあった企業は自社サイボーグを開発しその数を爆発的に増やしました。
世界の主導権は人類からサイボーグ(機械化人間)、国から大企業へと移っていったのです。
そして当時から世界的に影響力のあった「ソリッドクエイク社」は全人類の所有権を手にし、ユーラシア大陸に巨大なドームを設置。
超巨大娯楽施設「デカダンス」を開発したのです。
そして「ソリッドクエイク社」は愚かな人類の過ちを繰り返さないため、全統治独立システムを開発。
全てをシステムが管理することで秩序ある社会を作り出したのです。
つまりこの世界はサイボーグが人類にとってかわり、さらにシステムが全体を管理する完全な管理社会になっているわけですね。
全てはシステムの意向次第であり、反発する者は「バグ」として処理される。
まさしく「ディストピア」と呼ぶにふさわしい世界です。
人類はその大半がサイボーグになってしまったため生身の人間はほぼ絶滅してしまいました。
しかし、”「ソリッドクエイク社」は全人類の所有権を手にした”という説明があることから全ての人類が絶滅したわけではなく、わずかに残った生身の人間は「ソリッドクエイク社」の所有物になったと考えられます。
となると、デカダンスのタンカー達はシステムが作り出したNPCではなく、元々地球で生活していた生身の人間ってことになるんですかね?
生身の人間が管理され、ゲームに使われる世界かぁ…。
あまり想像したくない世界ですね。
パイプ
今回はパイプの出番もありました。
小型で攻撃性もなく、まるでペットのように愛くるしいガドルのパイプ。
第3話ではナツメに服をプレゼントされ、ガドルだとバレずに外を動き回れるようになりました。
裸でも可愛いパイプですが、服を着たパイプも超キュートです。
また、パイプとカブラギとの出会いも明かされました。
6年前、カブラギが装甲修理人の新人として装甲の掃除をしていた時、装甲にへばりついたガドルの肉片の中から出てきたのがパイプでした。
実はパイプも「バグ」の一種でした。
パイプを拾ったカブラギはデカダンス内に自宅を購入し、そこでパイプと暮らすようになったのです。
パイプのために所持金の殆どを使って家を買うカブラギさん。
カブラギさんの人間性が滲み出ていてカッコいいですね。
ていうか、パイプの姿は6年前と全然変わってないんですね。
ホントどういう生物なんでしょうか。
また、第3話終盤で、パイプはデカダンス総司令官のミナトにも存在が知られており、パイプの位置情報がわかるようになっていることが明らかになりました。
デカダンス総司令官に存在を黙認されているバグだなんて、パイプには何か秘密がありそうです。
まとめ
デカダンス第3話の感想でした。
ナツメが戦い方を覚え、また一つ成長したお話でしたね。
他にも世界の現状やパイプとの出会いなども明らかになりました。
サイボーグが人類にとってかわり、残った人類は会社の所有物。
そして全てをシステムが管理する管理社会。
こんな窮屈な世界でバグであるナツメはどう生きるのか。
そしてカブラギはシステムに排除されることなく活動を続けることができるのか。
とても気になるところですね。
さて、第3話終盤、新しい義手の性能を試すためナツメとカブラギはパイプを連れて地上に出ますが、突如として大地が割れナツメたちは空中へ放り出されてしまいます。
地面の陥没によりデカダンスも行動不能に陥る中、割れた地面の中に落ちてしまったパイプを追って地下へ潜るナツメとカブラギ。
そんな中、地下から迫って来るガドルの大軍。
ナツメたちは無事にパイプを助け出すことができるのでしょうか。
次回の放送も楽しみです!
それではまた次回!
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