※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第134話「愛の攻防」の感想です。
あやかしトライアングル第134話「愛の攻防」
本気の瞳
前回、「一線を越えるなら3人で」などと言い出したすず。五行仙は「これが乙女の提案か!?」とドン引きしていました。(そらそうなるやろなぁ)
しかし、すずの瞳には確固たる意志が宿っており、既にビル子の術からは解放されていました。つまり、すずは妖術による効果など一切関係なく、自分の意思で、本気で3Pがしたいと考えていたのです!!
欲望の力によって術の効力さえ自力で打ち破る妖巫女。恐ろし過ぎる…。流石にすずを相手にする五行仙が可哀想になってきました…。
呪いの弱点
自我を取り戻したことで、二人の祭里と一線を越えるべく、すずはビル子の結界からの脱出方法を模索し始めました。
一方、五行仙は完全にムードが削がれてしまったことで焦りを感じており、そのせいで祭里らしからぬ強引な行動を取ってしまいました。
男祭里に無理やり押し倒され違和感を感じたすずは、そこで目の前の男祭里が本物の祭里ではないことに気付きました。すると、男祭里の体の中から呪いが溢れ出していきました。
妖巫女を滅するべく五行仙が用意していた呪いは対象に見破られると効力を失うという弱点があったので、すずに見破られた呪いは効力を失って男祭里の体外に流れ出してしまったようです。
強力な呪いの割にあっさり無力化されたなと感じますが、強力な呪いだからこそ発動条件が厳しく、逆に失敗のリスクが高いものだったんでしょうね。
攻略のカギは信頼関係
男祭里の体から流れ出した呪いは結界を突き抜けて外へと溢れ出し、ビル子は自分の結界から溢れ出す殺意のオーラに驚いていました。
ビル子が動揺して術が解けたことで攻勢へと転じる女祭里たち。まずはカゲメイがビル子に抱き着き口と口を合わせてキッス。ビル子にキスバトルでも仕掛けるのかと思いきや、カゲメイの後ろから女祭里が”不浄吸扇”を発動しました。
ビル子に直接術をぶつけることはできませんが、カゲメイの体を通せば術を通すことができます。そこに気付くとはカゲメイも女祭里も鋭いですね。
カゲメイと女祭里の絶妙なコンビネーションによりビル子から”穢れ”を吸い出すことに成功。力の源を失ったことでビル子は結界を維持できなくなり、結果以内にいた女祭里たちは全員外へとはじき出されました。
カゲメイの協力によりビル子の”穢れ”を祓い結界からも脱出することができました。カゲメイがあれだけ素早く動けたのも女祭里を心のどこかで信頼していたからこそ。今はまだツンツンしているものの、祭里とカゲメイは良い相棒になりそうですね。
覚悟を決める時
ビル子を無力化したことで結界からの脱出に成功した女祭里たち。別の空間に囚われていたすずと男祭里も同時に結界内から外へはじき出されました。
しかし、呪いの効果も打ち消され、心血を注いできた「らぶこめ呪殺計画」を台無しにされた五行仙はそれでもまだ諦めていませんでした。
呪いは見破られてしまった以上同じ手を二度使うことはできません。しかし、妖巫女がまた転生すれば呪いはもう一度効力を発揮することができます。そこで五行仙は最後の手段としてすずの命を直接狙うことにしました。
ついに女祭里と五行仙の操る男祭里が正面からぶつかる展開がやってきてしまいました。女祭里としてもなるべく戦いたくないはずですが、相手は明確にすずの命を狙っている以上、すずを守るためには最悪の展開も覚悟しなければなりません。
果たしてこの一連の騒動はどのような結末を迎えるのか。次のお話が楽しみですね。
感想/まとめ
呪いとビル子の無力化に成功し、展開が大詰めを迎えたお話でした。
いやぁ、「一線を越えるなら3人で」とか言い出した時はまだ術に操られたままだと思っていましたが、発言の時点で既に術を打ち破っていたとは。本心から確固たる意志を持って「3人でしたい」と言えるすずは凄い人ですね。
私はいつも「すずが何を言っても驚かないぞ」という心持ちであやトラを読んでいるのですが、すずの言動があまりにも予想の範囲外で毎回驚かされてしまいます。しかも大体本心で語っているのがこれまた驚きなんですよね。
何百年も生きてきたであろう五行仙すら翻弄するすずの欲望。底の見えないダークネス。この欲望を100%発揮できるようになった時、一体ナニが起こるのか俄然楽しみになってきましたね。
さて、呪いの効力を打ち消し、ビル子の結界からも脱出できたことで女祭里たちは殆ど勝ったも同然となりましたが、五行仙はまだ諦めていない様子。すずごと天照の力を消し去る「らぶこめ呪殺計画」は失敗に終わったものの、最後のあがきですずの命を奪わんと殺意を向けてきました。
恐れていた男祭里との対決の時がやってきてしまいました。呪いはなくなったものの、男祭里をこのまま祓ってしまったら女祭里が男に戻れなくなる可能性があります。すずを守るためなら腹をくくる覚悟の女祭里ですが、何か別の解決方法が見つかってほしいですね。
それに、男祭里からすればこの状況はたまったものではありません。これまでのお話を見るに五行仙に操られている間も意識はあるようなので、男祭里は自分ではわけがわからないまま最愛のすずを手にかけることになりますし、ついさっきまで仲間だと思っていた女祭里たちと本気で殺し合いをすることになります。
男祭里の自我は紛れもなく本物の祭里であり、本人はやっと男に戻れたと喜んでいただけだというのにこの展開はあまりにも辛い。このまま祓われてしまうというのも残酷過ぎるので、何か祓う以外の解決策がほしいところです。
祭里のオモカゲなら上手い具合に女祭里と一体化してくれないかなとも思いますが、すずが生み出すようなオモカゲとはまた少し違いますからね。女祭里と一体化できるかどうかも怪しいところです。
女祭里やすずからしても辛い状況ですが、男祭里はもっと辛いと思います。何とか都合良く男祭里が救済される展開が来ることを切に願っています。
さて、お話の結末が気になるところですが、どうやら来週のあやトラは休載のようです。(次回更新は7/10)
7/10といえばアニメあやトラのリスタート放送が始まる日。休載明けは漫画もアニメも楽しみですね!
それではまた次回!
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放送が延期になっていたアニメあやトラですが、7/10(月)からリスタート放送開始!!
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