実写版かぐや様は告らせたいファイナルを観てきた感想

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どうも、重平です。

8月20日(金)に実写版の「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ファイナル」が公開されましたが、もうご覧になりましたでしょうか。

筆者は最初あまり観に行く気はなかったのですが、ツイッターなどで”面白い”との声が多かったため、好奇心につられて観に行ってきました。

全体的な感想としては、結構面白かったです。

体育祭やウルロマを中心として、各エピソードの盛り込み方など、話がうまく作られているなと感じました。

そんな中でも、ところどころに小ネタを挟んでクスっと笑わせてくるのも良かったです。

一作目の実写版を観た時は「え?」と思うことも少なくなかったのですが、今作はお話の流れ的にもそこまで違和感を感じることもなく、最後まで楽しく鑑賞できました。

まあ、二作目ということで筆者が実写映画に慣れてきたというのもあるかもしれませんが。

一作目の印象もあって正直あまり期待はしていなかったのですが、二作目は面白く、大絶賛というほどではありませんが鑑賞後に満足感がありました。

とはいえ、原作ファンの筆者としては不満に思わなかった点がなかったはずもなく。

良かった点、良く思わなかった点含め、もっといろいろ書きたいと思ったのでブログに書き起こすことにしました。

そんなわけで、実写版かぐ告ファイナルの感想です。

※注意!
これより下の文章には映画に関するネタバレや、ネタバレに繋がる内容が盛り込まれています。
まだ映画をご覧になっていない方はご注意ください。

よかった点

全体的に面白かった

ここは少し前文とも被ってしまいますが、実写版かぐ告二作目は全体的に面白かったと感じました。

やっぱり思うのは、体育祭や文化祭(ウルロマ)など、お話の見せ場でしっかりと決めてくれたからですかね。

一作目では一番の見せ場である生徒会選挙戦でふざけ倒して台無しにしていただけに、今回見せ場でしっかりと決めてくれたのは嬉しかったです。

勿論、時間の都合上カットされたり変更されたりしたシーンも多くありましたが、それでも原作に引けをとらない感動を与えてくれたのは見事でした。

特に、体育祭のシーンは胸が熱くなりましたし、結構好きです。

それから、エンディングの展開も良かったです。

映画のエンディングは原作とはまた違った展開でしたが、「ちょっと無理がない?」という気持ちも多少あれど、「かぐや様ならやりかねない」とも思える展開だったので、筆者としては納得のできる終わり方でした。

その他、各種エピソードにおける役者さんたちの演じ方も素晴らしかったです。

映画の見せ場ではしっかりと決め、エンディングも納得のできる終わり方で、そこに至るまでの話の流れも割とスムーズだったので最後まで楽しく鑑賞できたのだと思います。

実写版の石上の過去

かぐや様の体育祭といえば「石上の過去」エピソードですが、こちらの再現度は結構高かったです。

やはり、リアリティーのあるエピソードは実写になってもほとんど違和感がありませんね。

むしろ、役者さんの演じ方の影響か原作よりも熱量があったようにも感じました。

そうした石上の過去を見せてからの体育祭でのリレーシーン。

当然、原作でも胸が熱くなったシーンでしたが、実写版でも原作に引けを取らない感動がありました。

体育祭編はやっぱり良いお話ですね。

あと、荻野は原作以上に嫌な奴になっていたので余計に嫌いになりました。

ミコちゃん役と藤原役の人が可愛かった

映画を観ながらずっと思っていたのですが、ミコちゃん役の人がとても可愛かったのと、藤原役のハマり具合が完璧でとてもよかったです。

藤原役のハマりっぷりは一作目の時からかなり気に入っていたので、二作目でも安定のハマりっぷりを披露してくれて嬉しかったです。

ミコちゃんは今作で初登場でしたが、かなり可愛かったのでとても気に入りました。

ミコちゃんを演じた影山優香さんの見た目の印象は個人的にかなりいい線をいっていました。

まあ、色々端折られてたので実写版のミコちゃんは原作とは違う印象になりましたが、ああいう世界線のミコちゃんもありかなーと思いながら観てました。

結論、可愛かったからヨシ!って感じでした。

以上、映画を観て良かったと感じた点でした。

次はあまり良いとは思わなかった点の感想です。

批判的なコメントを読みたくない方はまとめまで読み飛ばし推奨です。

解釈違いだった点ですわー!

キャラ変について(特に田沼院長)

これは、漫画を実写化するにあたって仕方のないことではあるのですが、やっぱりキャラ変は受け入れられるキャラと受け入れられないキャラがありました。

ミコちゃんのキャラ変はアリかなと思えましたが、受け入れられなかったキャラとしては、主に田沼院長、白銀パパ、風野先輩になります。

白銀パパは一作目から「なんでこんなキャラにしちゃったんだろう…」と思っていましたが、今回もその印象は変わりませんでした。
まあでも、白銀パパは何考えてるかわからないところもあるし、まだ目を瞑れるかな…。

風野先輩のキャラ変もまあ残念でしたが、風野先輩一人をチャラ男にすることで登場人物を増やすことなくいろんなエピソードを丸く収めていたので、映画の進行上仕方がなかったのかなとも思えます。

だが、田沼院長だけはどうしても受け入れられない。

一作目の時から不満に思っていましたが、あそこまでキャラ変する必要があったのか?

田沼院長演じる佐藤二郎さんは別の映画やドラマで何度もお見かけしているので個性的な方だということは存じておりますが、その個性をかぐや様で、しかも田沼院長で発揮する必要があったのか?

田沼院長は渋めで大人な雰囲気を醸し出しつつも、真顔でシュールなギャグをぶち込んでくるから面白いのに、あそこまでふざけられてしまうともはや完全な別キャラ。できれば田沼院長を名乗らないでほしいです。

あれでは田沼院長ではなく佐藤さんそのものですし、そんなに佐藤さんが見たいなら別の作品でやってくれって感じです。

佐藤さんの演技はそれはそれで需要があると思いますし、別のメディアなら面白いと感じることもあります。

しかし、「田沼正造」というキャラクターの名を冠している以上、もう少し個性を抑えた脚本にしてほしかったなと思いました。

体育祭の藤原について

実写版の藤原といえば一作目でビキニ姿を披露してくれましたが、今作でもビキニ姿を披露してくれました。

体育祭でなんで脱いでんだよって感じですけど。

で、筆者が思うのは、そこまでしてお色気シーンを入れる必要ある?というところです。

そりゃあ筆者も男ですから露骨なエロがあって嬉しいか嬉しくないかで言えば嬉しいですが、「かぐや様」の作品を楽しむことと、人間の欲求的な話は別のお話。

そもそもかぐや様の原作では露骨なエロは出さない方向できているわけですし、露骨に匂わせている「ダークネス」やスピンオフの同人版、その他二次創作などならむしろ大歓迎ですが、原作のストーリーに沿っている実写版では脱がないでほしかったなと思いました。

そういえば、白銀会長が脱げてるシーンもあったな。

かぐや様でそんなに肌色は出さなくていいと思うんだけど、肌色があった方が売り上げが伸びるものなんですかね?

まとめ

ここまで色々思ったことを書き連ねてきましたが、最終的な筆者の感想としては、「キャラ変に目を瞑れば、ストーリーや見せ場での演出も良く、最後まで面白かった」という感じです。

ただ、どうしても原作と比較しがちでキャラ変更に忌避感を抱くあたり、筆者は実写向きじゃないのかなぁ…。

田沼院長のキャラ変さえなければもう少し推せるのですが、そこだけがどうしても心残りです。

まあ、そんな実写向きでない筆者でも楽しく鑑賞できたので、ツイッターなどで言われているように、今作の出来はなかなかよかったんじゃないかなと思います。

まだ公開されたばかりの作品なのでこれから映画を鑑賞される方が増えるでしょうから、他の方からどんな感想が出てくるのが楽しみです。

以上、かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ファイナルの感想でした。

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