※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第97話「花鳥風月キャンプ」の感想です。
あやかしトライアングル第97話「花鳥風月キャンプ」
みんなでキャンプ!
ルーの一言から始まった唐突な花鳥風月のキャンプ回。あまりにも唐突で一瞬「?」が浮かびましたが面白そうなのでヨシ!!
しかし、流石はお金持ちのお嬢様といったところでしょうか、山に到着するなり執事たちが準備万端の態勢で待っていました(ちなみに山もルーの家の所有地でした)。
ベッドやソファーのある立派なテント(もはやコテージ)にアイスやクレープの屋台の設置、さらに夕食には一流シェフによるフランス料理のフルコースまで提供してくれるという至れり尽くせりな状況に、すずとヤヨのテンションは上がっていました。ここまでくるともうキャンプではなくグランピング(宿泊施設や食事が事前に用意されていて気軽にキャンプを体験できるサービス)ですね(笑)。
しかし、何でも世話を焼いてもらってはキャンプの意味がないと主張するルーシーにより、別の山を使って花鳥風月の四人だけでキャンプを行うことになりました。すずとヤヨは残念そうでしたが、まあ次に期待しましょう…。
別の山を登り、富士山が綺麗に見える場所を見つけた一行はそこをキャンプ地とすることになりました。ここで、祭里はサバイバルが得意ということが判明しました。まさかキャンプで祭里の新しい特技を知ることになるとは。ただ、なんとなくそんな気がしてたのでそんなに驚きはありませんでしたね。
祭里の活躍によりテント張りも食事の準備も滞りなく進み、景色を眺めながらキャンプを楽しむ花鳥風月。夜に星空を見上げながら寝転んでいるところとか、凄く青春を感じました。
その後、星を眺めながら眠ってしまったルーをテントに運びみんなも就寝することに。たまにはこうやってほのぼのするのもいいなぁと感じたキャンプでした。
古戦場跡
さて、テントは「祭里&すず」のテントと「ヤヨ&ルー」のテントに分かれていました。
ヤヨの「二人だし抱き合って寝れば」という冗談発言もあり、テントに入るなり助兵衛なことを考える通常運転なすずでしたが、突然現れたシロガネのツッコミにより現実へと引き戻されました。
シロガネは元々キャンプについてくる気はなかったようですが、嫌な予感がしたので追ってきたとのこと。そして、シロガネに連れられて祭里とすずが向かった先には、かなり古い時代に建てられたであろう「供養塔」が立っていました。
江戸時代よりも古い、おそらく戦国時代に建てられたとおぼしき供養塔。死者を供養するための塔が立っているということは、つまり、この山は昔は戦場だったとシロガネは言いました。古戦場跡といえば、落ち武者の幽霊などの話はつきもの。もうこの時点である程度察しがつきますね。
一方その頃、ヤヨルーのテントでは案の定、甲冑を纏った骸骨の幽霊が現れていました。テントの壁から「こんばんは」する幽霊を、最初に目撃者したのはヤヨでした。縊鬼といい武将の幽霊といい、ヤヨはよく驚かされますね。
ヤヨがびっくりする傍ら、トイレに行こうと目を覚ましたルーシー。ヤヨは必死にルーを呼び止めようとしましたが、幽霊に気づかないルーはそのまま外へ出てしまいました。チラリと幽霊の方を確認するヤヨ。しかし、その時には既に武将の幽霊はいなくなっていました。
で、さっきまでいた武将の幽霊はどこへいったのかというと、地面に穴を掘って用を足そうとするルーシーの背後に忍び寄っていました。淑女のトイレタイムを見に来るだなんてとんでもないヘンタイ幽霊ですね(違う)。
ルーシーの背後に現れた武将の幽霊はそのままルーに憑依し、身体を乗っ取ってしまいました。異魂といい武将の幽霊といい、ルーはよく憑かれますね。
そして、ルーに憑依した状態で武将の幽霊はすず達の前に現れました。シロガネ曰く、どうやら妖巫女の生命エネルギーに惹かれてこの土地に眠る怨霊が出てきてしまったのだそうです。
すずの魄(生命エネルギー)を手に入れんと、ルーの身体を乗っ取って現れた武将の怨霊。用足し中だったためノーパン剣士となってしまったルーの脅威は如何ばかりか。次回のルーを救うための戦いが楽しみですね!
感想/まとめ
花鳥風月の皆でキャンプに行ったお話でした。
久々に花鳥風月の四人だけのお話で、皆でほのぼのキャンプを楽しむ回かと思いきや最後に武将の怨霊が出てきましたね。流石あやトラ、ただ遊んで帰すだけのような展開にはなりません。
重装備の甲冑を身に纏った怨霊ですから、生前はおそらく相当な実力を持った武将だったのでしょう。幽体のままでも強そうですが、生身の肉体に憑依したということはそれなりに力を発揮してきそうです。果たしてどれほどの強さなのか気になりますね。それにしても歯並びの良い骸骨だ…。
すずの魄を狙うためにルーに憑依した怨霊との戦い。怨霊の攻撃を抑えつつルーを救出しなければなりませんから、勝利条件はなかなか難しそうです。祭里とすずがどのように立ち回るのか楽しみですね。
しかし、今回のキャンプと怨霊の件はストーリー的にどんな意味があるのでしょうか?今のところ前回までの”穢れ”と怨霊が関連するような気配もありませんが、何か関係があるのでしょうか。
前回のお話であれだけ”穢れ”を強調していたのに全く関係ない話をぶっこんでくるのも考え難い気もしますが…考えすぎですかね。とりあえずは武将の怨霊を倒した後に何か進展があることを期待しています。
まあでも、ストーリーに関係があろうとなかろうと、花鳥風月の皆が楽しそうなので全部ヨシ!!
それではまた次回!
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