※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第50話「ジェドとおまじない」の感想です。
あやかしトライアングル第50話「ジェドとおまじない」
日照り神・魃を倒したことで、本来の季節である梅雨になった小美呼市。
連日の雨で退屈していたラチカはすずのもとを訪れますが、すずは補習で遊べず、代わりに祭里の家へ遊びに行くことになったのでした。
ジェド(?)との再会
ジェド・マロ―スとは、ロシア版のサンタクロースに該当します。
そして、ロシアの雪娘ラチカ(スネグ―ラチカ)は、ジェド・マロ―スの孫娘です。
祭里の家に遊びに来たラチカは祭里のおじいちゃんをジェドと勘違いして抱き着くというお茶目な展開。
ラチカは雲外鏡のウーちゃんと出会うまでは独りぼっちでしたから、ジェドと会えて嬉しそうなラチカを微笑ましく思うと同時に、それジェドじゃないんだよなと思うと少しかわいそうにも思えるシーンでした。
遊ぶ祭里とラチカ
祭里の部屋に通されたラチカ。
何して遊ぶのか楽しみでそわそわしているラチカが可愛いです。
しかし、ラチカは思い出したのです。
祭里が本当は”男”だということを。
以前祭里のイチモツを見て悪夢にうなされた経験のあるラチカは、祭里に気を許してなるものかと決意しました。
しかしながら、ラチカはテレビゲームの接待プレイや、着せ替えアプリで可愛いドレスを着せてもらっただけで上機嫌になるピュアな娘なのでした。
ゲームで祭里に勝ったり、着せ替えアプリで可愛いドレスを着れたりして内心喜んでいるのに、それを表に出さず「別に嬉しくないですよ」と言わんばかりにすまし顔をしているところが子供っぽくて可愛いです。
そうね…雷が平気になるおまじない
ラチカは自分の変化の能力を使い、今着ている服を着せ替えアプリのドレスに変装しました。
しかし、その直後に雷が鳴り響きます。
雷が苦手なラチカは取り乱し、祭里に抱き着いた上、ドレスのイメージを保つことができなくなってしまいました。
祭里はラチカを安心させるため、昔おじいちゃんから教わった「雷が平気になるおまじない」を、「ジェドから教わった」としてラチカに教えてあげたのでした。
おじいちゃんから教わったことを、わざわざ「ジェドから教わった」と言い換えるなんて、祭里はラチカの事を考えてあげられる優しい子ですね。
祭里に対し反抗的だったラチカも、少し気を許せるようになったのではないでしょうか。
わだかまりは溶けた?
雷の件で疲れてしまったラチカは、そのまま祭里の膝で寝てしまいました。
ラチカを裸のままにはしておけないと自分のシャツを着せてあげる祭里は本当に優しい子だと思います。
膝の上で寝てしまったラチカを起こさないためにずっとその場から動かないというのも紳士的。
ただ、絵的には完全に事後ですが。
その後のオチはいつも通り。
帰ってきたすずとシロガネに誤解され、何やってんだと怒られてしまいました。
くわばら、くわばら。
感想/まとめ
今回はラチカがメインのお話でした。
登場人物は殆ど祭里とラチカだけでしたし、ラチカ好きにはたまらないお話だったと思います。
子供っぽいラチカとのやりとりは読んでいてとてもほっこりしました。
雷が苦手だったり、本当は嬉しいのにわざとすまし顔をして大人っぽく見せようとしたり、ラチカの可愛い一面が見られて大満足なお話でした。
また、個人的に祭里の株も上がりました。
祭里が元々優しい子だということは知っていましたが、すずが居なくても年下の面倒をちゃんと見てあげられるところを見て、いいお姉ちゃんになりそうだなと感じました。
祭里とラチカがもっと仲良くなれるといいですね。
それではまた次回!
単行本発売中!
ジャンプ読むならジャンプ+!
これまでのお話はこちらから
コメント