※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第55話「アブナイ出会い」の感想です。
あやかしトライアングル第55話「アブナイ出会い」
実況「さあ、今週もやって参りました”あやかしトライアングル”の時間でございます。実況は私、“実況”でお送りいたします。」
解説「解説は私、“解説”でお送り致します。ところで、普通に感想を書くのはやめたのですか?」
実況「”あやかしトライアングル”に関しては、深読みするよりも勢いに任せた方がいいかと思いまして、実験的に暫くこのスタイルでいこうと思ってます。」
解説「なるほど。」
3体目の妖を探して
実況「比良坂命依に封印されし3体目の妖を探してあちこちをパトロールする祭里と宗牙パイセン。しかし、宗牙パイセンはスランプ気味でボーっとしているようです。」
解説「どうやら、日照り神の時に祭里の生乳を見て倒れ、役に立てなかったことを引き摺っているようですね。それはそれとして、祓忍の仕事はちゃんとやって欲しいですね。」
実況「解説から厳しい一言がありましたが、宗牙パイセンはやはりマジメな青年。己の失敗を自覚し、反省しているようです。これは今後に期待できるのではないでしょうか。」
解説「宗牙パイセンの発言は全く持ってその通りといいますか、何当たり前の事言ってるんだって感じですね。もっとしっかりしてほしいです。」
実況「今日は解説の風当たりが強いぞ!でも私は宗牙パイセンの初心なところも好きだ!」
妖を追った先には
実況「祭里と宗牙パイセンがいちゃついていると謎の黒い妖を発見!二人は妖を追ってどんどん山奥へ進んでいく!その先には、な、なんと!裸の女性が水浴びをしているではありませんか!」
解説「凄まじいプロポーションの女性ですね。これはかなりえっちぃですね。」
実況「宗牙パイセンは大丈夫か!!?」
実況「宗牙パイセンダウ~ン!!やっぱりパイセンには刺激が強すぎたか!?」
解説「ホントに役に立ちませんね。さっきの反省はなんだったのでしょうか。」
実況「相変わらず解説が辛辣だ~!しかしこの女性、どこかで見たことあるような気がしますね。」
女性の正体
実況「我々はこの女性を知っている!いや、この笑い方と、この左目の下のほくろを知っている!」
解説「これは…比良坂命依ですね。しかし、彼女は人柱として大昔に亡くなったはず。何らかの形で現世に残っているとしても、妖巫女の力の一部としてすずの中にいるものとばかり思っていましたが。」
実況「何かしらの方法ですずの中から出てきたのでしょうか?なぜ目の前に比良坂命依が居るのかさっぱりわかりません。」
実況「おっと、ここで比良坂命依(?)の先制攻撃!自分の周りの折神を祭里に差し向ける!と、ここで祭里が何か気づいたようだ。“人間とほとんど変わらない気配の妖”、つまり、オモカゲ!」
解説「なるほど、オモカゲですか。流石祭里、瞬時に見抜くとは素晴らしいですね。」
実況「比良坂命依のオモカゲも感心したようで、祭里に近づいて「かしこい!」と褒めております!」
実況「は、入った~!!!これは強烈な膝蹴り!正体を見破ったご褒美は至近距離からの膝蹴りだ~!!」
解説「これは痛そうですね。」
実況「膝蹴りをモロに喰らって倒れた祭里をオモカゲは抱き止めた!そして最後に意味深な一言を残していく!」
解説「人を捨てた妖、ですか。これはヤバイ匂いしかしませんね。」
感想/まとめ
実況「比良坂命依に封印された3体目の妖が“比良坂命依のオモカゲ”だったわけですが、これには驚きましたね解説さん。」
解説「ええ、まさか先代妖巫女のオモカゲが最後の妖だとは思いませんでした。勿論、今回の章で比良坂命依が登場することは予想していましたが、封印されし3体の妖を倒した後に登場するものとばかり思っていましたから、このタイミングで登場することは予想できていませんでした。」
実況「我々の予想では、比良坂命依はすずの体内から現れ、すずの身体を乗っ取って祓忍と敵対すると考えていましたから、比良坂命依のオモカゲの登場はまさに虚を突かれた形となります。」
解説「まあ、すずの身体を乗っ取るまではしなくとも、すずが人類と敵対するように何かしら心理的に仕掛けてくるとは考えていましたね。」
実況「そんな比良坂命依が今回、”人を捨てた妖”として登場してわけですが、今後の展開をどう予想されますか?」
解説「おそらく、この比良坂命依のオモカゲが今回の章のラスボスと捉えていいでしょう。そして、オモカゲが”封印されていた”ということは、封印を施した比良坂命依の本体は別に存在していたはずです。
仮に、比良坂命依のオモカゲを”悪”、本体を”善”としましょう。
“善”なる比良坂命依の肉体はとうに朽ち果てているとしても、その記憶や魂は妖巫女の力の一部として、未だすずの中に存在していると思われます。
実際、すずは比良坂命依と画楽の思い出の丘の絵を見て無意識に涙を流していましたからね。
そして、先代妖巫女のオモカゲが敵として現れた時点ですずが絡んでこないわけがありませんから、すずと”悪”なるオモカゲは対峙するでしょう。
その時、すずが比良坂命依の”善”と”悪”の両方の心と対話し、どのような結論を導き出すのか。妖の味方となり祓忍と敵対するのか、これまでのように妖と人間の架け橋となるのか。そこが物語のカギになるのではないでしょうか。」
実況「現代の妖巫女が人類の敵となるか味方となるか。それは”あやかしトライアングル”にとって非常に重大な決断になるでしょうね。
しかし、仮にすずが比良坂命依の心と対話して決着をつけたとしても、まだ謎が残ってしまいますね。」
解説「はい。“そもそも誰が封印を解いたのか”というところですね。
封印を施した比良坂命依が一定期間で封印が解けるように設定していたという考え方もできますが、現代に生きる何者かが意図的に封印を解除したという線もありますからね。
先ほど”オモカゲがラスボス”と言ったばかりで恐縮ですが、他に封印を解いた何者かが居た場合、その人物(妖)こそが今回の章の黒幕ということもあり得るでしょうね。」
実況「果たしてこの章の黒幕は一体誰なのか、気になるところですね。」
実況「さて、今週の”あやかしトライアングル”、そろそろお別れのお時間となって参りました。」
解説「今週のジャンプが合併号だったこともあり、来週はジャンプ自体が休刊です。丁度、8月4日にあやかしトライアングルの単行本第5巻が発売されたことですし、これまでのお話を振り返りつつ再来週まで待ちましょう。」
実況「あやトラもいよいよ山場を迎えてきました。比良坂命依のオモカゲに祭里やすずはどう対処するのか。先の展開が楽しみですね。」
実況「それではまた次回お会いしましょう!またね!」
解説「See you again」
追記(番外編感想)
今週のジャンプにあやかしトライアングルの番外編が掲載されていたので、その感想をば(55話の感想書いた後で気づきました)。
暑さに悶えるすずに抱き着くひんやりラチカ。
ラチカは雪の精ですから、真夏に触ればひんやり気持ちいい。
じゃれあうすずとラチカ…てぇてぇ!てぇてぇよおおおおお!!!
そして、暑がるすずの服の中に風を送ろうとしたり、すずとじゃれあうラチカを見て少し妬いてる祭里も可愛い!
良いもの見させていただきました。ホンマにありがとう。
それではまた次回!
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これまでのお話はこちらから
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