あやかしトライアングル 第90話 感想

※この記事はネタバレを含みます。

どうも、重平です。

あやかしトライアングル第90話「幼心の想い」の感想です。

[90話]あやかしトライアングル - 矢吹健太朗 | 少年ジャンプ+
2023年7月よりTOKYO MX他にてTVアニメ放送開始! 不思議な妖怪「妖(あやかし)」がいる日本。妖と戦う忍者「祓忍」の風巻祭里は、幼なじみで妖が好きな少女・花奏すずを守るべく日々妖と戦う。だがそこに猫の妖シロガネが現れて...?
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あやかしトライアングル第90話「幼心の想い

幼心ちゃんの行方

前回のあらすじ。幼心ちゃんが主人格のすずに愛想をつかして家出してしまいました。

去り際、祭里に「ごめんね」と言い残した幼心ちゃん。そんな幼心ちゃんの様子が気になったのか、祭里は一人で幼心ちゃんを探しに行きました。そうして祭里がやってきたのは鎮守の森の”三柱鳥居”。ここは、すずと祭里が初めて出会った思い出の場所でもありました。

好きな子が行きそうな場所なら瞬時に見当がつくとは流石は祭里です。実際にそこに幼心ちゃんも居ましたし、好きな子に対する理解度が素晴らしいですね。

幼心の想い

自分を心配して追いかけてきた祭里と話をする幼心ちゃん。どうやら、幼心ちゃんはすずを完全に見限ったわけではないようで、少し頭を冷やしたら帰ってきてくれるそうです(よかった)。

ただ、やはりすずの欲に正直すぎる性格には少々呆れているというか、少し不安に思っているところがあるようです。「本当の祭里に戻す」という大事な目的さえも忘れてしまうのではないかと。

確かに考えてみれば、幼心ちゃんはその名の通り”幼い頃のすずの人格”ですから、当然”男の祭里”のことが好きなんですよね。ですから幼心ちゃんからすれば祭里には男に戻ってもらわないと困るわけです。それなのに主人格のすずは女の祭里でもいいと思い始めているものですから幼心ちゃんは不安になってしまったんですね。

以前の過去へのタイムスリップですずが「女の祭里も好き」と自覚してしまったことで不安に駆られてしまった幼心ちゃん。だから、夏祭り時も納得していない表情をしていたんですね。

一読者としては”百合の波動を感じる”とか言って盛り上がっていたわけですが、当事者からすればそれどころではなかったんですね。幼心ちゃんの気持ちを考えることができていませんでした…。

しかし、主人格のすずも見た目に関係なく祭里一筋を貫く一途さは素晴らしいことだと思いますし、幼心ちゃんの不安もごもっともですし…恋愛って難しいですね…。

妖巫女の記憶

自分の胸の内を話す幼心ちゃん。その胸の内を知った祭里は、何故すずの中にあの頃の人格のすずが存在しているのか知りたいと言いました。

最初は教えるのを渋っていたものの、祭里がただの興味本位で聞いているわけではないと知り、幼心ちゃんは過去の記憶を見せてくれました。

まず最初に見せてくれたのは昨晩の入浴時の記憶。シャワーを浴びながら、すずはナニか致していますねぇ…。やっぱり常時発情してるじゃないか!…まあ、これはただのサービスシーンですね(笑)。

さっきの記憶は間違いだったということで、次に見せてくれたのはすずが生まれた時の記憶。赤ん坊の頃のすずは全く笑わない赤ちゃんだったようです。

それもそのはず。生まれたばかりのすずは既に転生の記憶の全て覚えた状態で生まれてきていたのです。そんなすずからしてみれば人間に人柱にされたのはついこの間のことですから、人間があやしてくれたところで笑えるはずがありませんよね。

比良坂命依の頃までは全てを忘れて生まれ変わり、成長とともに転生の記憶を思い出していくのがいつもの流れだったようですが、今回は少し特殊だったみたいですね。

そんな人柱にされた記憶を持って生まれてきたすずですから、やはりカゲメイのように人類を滅ぼすかどうか何年も迷っていたようです。すぐに人を滅ぼそうとしなかったのはすずの家族が優しい人達だったからだそうで、生まれてきたのが優しい家庭で本当によかった…。そして、人を滅ぼすかどうか迷っていたそんな時に、キラキラした目で自分を見つめる幼い頃の祭里に出会ったそうです。

これ、生まれたのが仮に劣悪な環境の家庭だったとしたら、すずは祭里と出会う前に人類絶滅に向けて動き出してたってことですよね…。生まれてきたのが花奏家で本当によかった…。

そして、祭里と出会って人類絶滅はキッパリやめたと。当時小学校低学年くらいの祭里と出会って一体どんな心境の変化があったというのか、何故人格が分かれることになったのか、これはなかなか気になりますね。次のお話が楽しみです。

感想/まとめ

幼心ちゃんが胸の内を話し、過去について語り始めたお話でした。

まず触れたいのが今回のセンターカラー。水着姿のカゲメイがえっちくて素晴らしい。ボンキュッボンのダイナマイトボディを披露しながらも、背景の色に黒や紫が使われていて、怪しい雰囲気を感じつつも惹かれてしまうアブナイ大人の女性って感じで良いですね。

そんなカゲメイの横に「恨みより生まれし、分身の成れの果て…」とかいう煽り文が書かれていますが、こんな美人でダイナマイトなスタイルに生まれ変われるならむしろ成れの果てになりたいですね。

さて、本編の内容ですが、幼心ちゃんが家出した理由が明らかになりましたね。やっぱり欲に正直すぎるすずに少し呆れていたようです。ただ、それと同時に”女の祭里を受け入れ始めた”すずが祭里を”男の姿に戻す”という大事な目的まで忘れてしまうのではないかと不安に思っていたようです。

すずも祭里を男に戻すことを諦めたわけではないのでしょうけど、まあそんな不安を抱かせてしまうくらいにはすずの頭の中はピンク色ですからね…。昨晩もお風呂でナニか致していたようですし…。早く二つの人格が和解してくれるといいですね。

そんな幼心ちゃんの気持ちの吐露から、今度はすずの過去のお話になりましたね。これは非常に興味を惹かれる展開です。この過去編によって何故すずが人類絶滅をやめたのか、何故人格が二つにわかれたのかが明らかになるかもしれません。

また、妖巫女の秘密にどこまで迫れるかはわかりませんが、今回だけでも「妖巫女は”生命を司る力”と”転生の記憶を持って時を渡る”」ことや、過去に「12回」転生していることなどが明らかになりましたから、この過去編を通して妖巫女がどういった存在なのかを紐解くヒントが得られるかもしれません。

やっぱり、その人のルーツに迫れる過去編というのはワクワクしてきますね。一体これからどんな過去が語られるのか非常に楽しみです。次のお話も楽しみですね。

それではまた次回!

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これまではジャンプ本誌をデジタルで購入してスクショを撮っていたのですが、ジャンプラ内で無料連載されている作品となるとスクショの利用がアプリの利用規約に引っかかる可能性があるため、よくわからないまま使用するくらいなら画像の取り扱いをやめようと判断しました。

また、これに伴い過去に掲載したあやトラ感想記事の画像も順次削除していきます。過去のものについては本誌の画像を使用しているので大丈夫だろうとは思っているのですが、念のためです。

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