あやかしトライアングル 第56話 感想

※この記事はネタバレを含みます。

どうも、重平です。

あやかしトライアングル第56話「“妖巫女”の妖」の感想です。

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%82%84%E3%81%8B%E3%81%97%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB-5-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E7%9F%A2%E5%90%B9-%E5%81%A5%E5%A4%AA%E6%9C%97/dp/4088827325/ref=pd_vtp_1/355-2791176-3960250?pd_rd_w=2zdKW&pf_rd_p=949e26f5-c2ef-4c96-bfde-49d7614d0317&pf_rd_r=J5E9H2PFSHWN5AMHB3HY&pd_rd_r=f563e25c-d15b-4e01-b262-933ca71f3417&pd_rd_wg=TQICc&pd_rd_i=4088827325&psc=1

あやかしトライアングル第56話「”妖巫女”の妖」

さて、ジャンプの休刊を挟んでの一週間ぶりの更新ですね。

前回は比良坂命依のオモカゲが登場してところで終わりましたが、強敵オーラを放っているオモカゲに対し、祭里たちはどう立ち回るのでしょうか。

比良坂命依のオモカゲ

比良坂命依に封印された3体目の妖。その正体は、なんと比良坂命依のオモカゲでした。

しかもこのオモカゲ、めっちゃ強い。流石先代妖巫女のオモカゲといいますか、祭里の攻撃をいとも容易く受け流し、その上で祭里に膝蹴りを何度も食らわせてきます。

そんな比良坂命依のオモカゲは、本体のある強い想いから生まれました。

「人の世なんて終わってしまえ」

怖えぇ…。

ていうか、比良坂命依のオモカゲって命依本体が湖に沈められた時の強い想いが上流の石に宿って生まれたから、意図的に封印してたわけじゃなかったんですね。そんな命依が死の間際に強く想ったことが「人の世なんて終わってしまえ」とか怖すぎる。

ただ、命依は妖巫女が人間から迫害されてきた歴史を知っていますし、本人も人柱にされる運命を辿っていますから、人間に対し強い恨みを抱いていてもなんらおかしくはありませんね。しかし、自分の想いを別の物体に宿らせて数百年後に蘇るだなんて、妖巫女の力は凄まじいものですね。

宗牙パイセン!?

さて、そんな凄まじい恨みを持って蘇ったオモカゲですが、彼女は人の世を終わらせるために本物の妖巫女の力、すなわち現妖巫女のすずを欲しているようです。

そして、オモカゲはすずを襲う際に障害となるであろう祭里を消そうとしてきましたが、そこで祭里を助けたのは宗牙パイセンでした。

祭里を攻撃しようと突き出されたオモカゲの腕を一瞬のうちに切り落とすパイセン!よくやった!さっきまで倒れてたのによくやったよパイセン!えらい!パイセンならやってくれると思っていたぜ(目線を逸らしながら)!

窮地のヒロインを救うヒーローの如く、颯爽と現れた宗牙パイセン。しかし、相手は全裸の女性。宗牙パイセンの足は竦み、指先は震え、頭は沸騰しそうでした。

それでも祭里を助けるためにオモカゲに立ち向かったところに、宗牙パイセンの男気を感じました。ていうか、裸の女性が居るってだけで重症じゃねえか!

助けてくれたのは

祭里を救出した宗牙パイセンは即座にオモカゲの前から撤退しようと、祭里を担いで必死に走りました。しかし、自慢の神速も動けない祭里を抱えたままでは本領を発揮することができず、オモカゲの攻撃がすぐそこまで迫っていました。

オモカゲの攻撃が祭里と宗牙に当たる直前、攻撃を防いで祭里達を助けてくれたのは一匹の異魂。祭里達を庇ってくれた異魂の正体は、かつて祭里と死闘を繰り広げた日喰想介でした。でも何だか身体が小さくなっていますね。それに、外套を羽織って顔には眼帯を付けて、中二病感が凄いです。

そんな想介はオモカゲの攻撃を打ち消し、祭里たちを逃がしてくれました。別に仲間になってくれるわけではなさそうですが、どうして逃がしてくれたんでしょうか。

考えられるとすれば、以前祭里たちと戦って敗れ消滅する直前、すずが想介を想って涙を流したところを見て、想介に多少心境の変化があったことでしょうか。自分を精神的に救ってくれたすずを祭里に護らせる為に今回は見逃したとか?

うーん、現段階だと日喰が何を考えて祭里たちを逃がしたのかわかりませんね。次回以降で理由が明かされることを期待しています。

もはやオモカゲではない

さて、辛くも比良坂命依のオモカゲから逃げ切った祭里たち。安全な場所まで逃げたところで、祭里と宗牙は比良坂命依のオモカゲについて意見を交換しました。

そして、どす黒い恨みの妖気を放つオモカゲを、人間の負の感情から生まれる異魂・異妖の最上位種、「人妖」と定義付けたのでした。

なるほど、「人妖」か。

確かに、人の世を終わらせようとするほど強い恨みを持つ妖はオモカゲというより人妖と呼んだ方が適切ですね。しかし、本来はただの分身であるはずのオモカゲが人妖認定されてしまうなんて、どんだけ強い恨みなんだ…。

今回の敵はこれまでとは比較にならないほどの強敵となりそうですね。

感想/まとめ

比良坂命依の人間に対する憎悪が垣間見えたお話でした。

まさか、比良坂命依のオモカゲがこれほどまでに強い恨みを抱いていたとは。

以前、比良坂命依の善と悪の心が存在するんじゃないかとか考察していましたが、今回のお話を見る限りだと悪の心しか存在しないんじゃないかと思えてきました。「人の世なんて終わってしまえ」と想ったのは、比良坂命依本人なわけですからね。

これ、なんやかんやで命依の人妖を倒すことができたとしても、命依の心を救ったうえで後味の良い終わり方をするのは難しいんじゃないでしょうか。説得しようにも命依の恨みが強すぎて無理そう…。

果たして、かつてないほど強大な妖力を持ち、人間に対して強い恨みを持つ人妖に祭里たちはどう立ち向かうのか。続きがますます楽しみになってきましたね。

それではまた次回!

単行本発売中!

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%82%84%E3%81%8B%E3%81%97%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB-5-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E7%9F%A2%E5%90%B9-%E5%81%A5%E5%A4%AA%E6%9C%97/dp/4088827325/ref=pd_vtp_1/355-2791176-3960250?pd_rd_w=2zdKW&pf_rd_p=949e26f5-c2ef-4c96-bfde-49d7614d0317&pf_rd_r=J5E9H2PFSHWN5AMHB3HY&pd_rd_r=f563e25c-d15b-4e01-b262-933ca71f3417&pd_rd_wg=TQICc&pd_rd_i=4088827325&psc=1

ジャンプ読むならジャンプ+!

少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌
アプリなら『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』『怪獣8号』などオリジナル連載が初回全話無料で読める!人気マンガを毎日無料で更新中「少年ジャンプ+」。

☚前回のお話                                 次のお話☞

これまでのお話はこちらから

あやかしトライアングル 各話一覧
あやかしトライアングルの各話一覧です。 話数サブタイトル記事タイトルコミック巻数1祭里とすずと妖矢吹先生の新連載! 第1話感想12オンナトモダチ 第2話感想13納得できない 第3話 感想14幼心の君 第4話 感想15神速の祓忍 第5話 感想...

コメント

タイトルとURLをコピーしました