[あやかしトライアングル] 第23話 感想

※この記事はネタバレを含みます。

どうも、重平です。

「あやかしトライアングル」第23話「妖の王・花奏すず」の感想です。

「あやかしトライアングル」第23話「妖の王・花奏すず

“人妖”、日喰想介との一件以降、すずの希望でシロガネは花奏家で過ごすこととなった。

とはいえ、妖は一般人には視ることも、声を聞くこともできないため、家族には秘密の同居人となっている。

そのため、すずがお風呂場で嫌がるシロガネの身体を洗っている時は、家族はすずが1人で騒いでいるようにしか思えないのだった。

すずが風呂場でシロガネを洗ったと連絡が来た時、隣にいた祭里のおじいちゃんは「早く男に戻らないとお前も洗われちまうかもヨ」と祭里を茶化した。

祭里は今日の学校でのことを思い出す。

学校では想介のことを覚えている人はおらず、祭里とすずは2人で学校をサボったことになっていた。

「妖を信じていない者が消滅した妖を認識し続けるのは難しい」とおじいちゃんは言う。

昔の人々は未解明の自然現象を妖の仕業だと信じ、畏れた。

その信じる思いにより”形を持った現象”として誕生したのが妖だったのだ。

現代では自然現象の多くは科学によって解明されているため、現代人にとって、妖とは非常にあいまいな存在になっているのだ。

そんな妖たちの王をすずが引き継げるのか、祭里は心配になるのだった。

しかし、祭里の心配は杞憂に終わる。

というのも、すずは妖たちに一夜にして受け入れられていたのだ。

画楽の呼びかけに応じて集まった近場の低級の妖たちは、伝説の妖巫女が王をしてくれるなら大歓迎と喜んだ。

しかし、そんな中に反対を叫ぶ者もいた。

反対の声を上げたのは、茶釜に入ったタヌキのような見た目をした「タヌマロ」だ。

タヌマロは、弱い人間であるすずに妖の問題が解決できるとは思えないと声高に叫ぶ。

タヌマロの心配を払拭するため、祭里は自分がサポートすると発言したが、タヌマロには逆効果だった。

タヌマロは、昔、祭里がすずと自分達を引き離し、「妖と人は一緒にいられない」と教えられたことを根に持っていたのだ。

怒ったタヌマロは祭里に今一番起きたら困る現象を見せる幻”夢幻蒸気”を祭里にかける。

術を掛けられた祭里が見た幻は、”すずに自分の身体(女の身体)を洗われる“という幻だった。

そんな幻を見て赤くなる祭里。

すずは祭里を助け出そうとするが、人間の身体で術に干渉することはできなかった。

実は、祭里の風の術であれば、”夢幻蒸気”を吹き飛ばすことは容易だった。

しかし、それではタヌマロと仲直りすることができないからと、祭里はタヌマロの気が済むまで幻に耐えるつもりでいたのだ。

タヌマロに術を介して流れ込んでくる祭里の謝罪の気持ち。

祭里の気持ちを知ったタヌマロは術を解こうとした。

が、まだ特訓中の術であったため、解き方がわからず困惑した。

このままでは術が発動し続けて、最後にはタヌマロが消滅してしまう。

その時、すずが動いた。

自分の身体から分身の「オモカゲ」を出し、人の身では入れない”夢幻蒸気”の結界の中に干渉し、祭里の気持ちがタヌマロに伝わったことを祭里に教えた。

すずの報告を受けた祭里は風を使い、タヌマロの”夢幻蒸気”を吹き飛ばした。

そして、祭里とタヌマロは無事に仲直りすることができたのだった。

その後、祭里はすずに「どんな幻を見せられたの?」と聞かれたが、内容を話すことができなかったのだった。

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感想/まとめ

センターカラードン!開幕早々お風呂シーンドン!!

今回はお風呂シーンが多くて非常に眼福ものでした!!

さて、新しく妖の王となったすずですが、早速低級妖たちに受け入れられてよかったですね。

幼いころから妖を友達として仲良くしていましたからこその人望ですね。

一度は妖たちからすずを遠ざけた祭里も思ったよりすんなり受け入れられていて、妖は心がひろいんだなぁと思いました。

とはいえ、タヌマロだけはすずが妖の王になるのに反対だったわけで。

反対派が出てきたときはどうするのかと思いましたが、そんなタヌマロろも心を通わせて仲良くなるなんて、流石祭里とすずだと思います。

しかし、心配な点もあります。

妖の王として一歩前進したすずですが、今回のお話ではまだ”低級”の妖に認められただけ。

低級で反対派がでてくるなら、中級やシロガネ、画楽のような大妖怪にも反対派は一定数いると思われます。

さらに言えば、この機会に王の座を奪い取ろうと襲ってくる妖がいるかもしれません。

力のある妖たちが何か仕掛けてこないか、また、不満をもつ妖が現れた時にどう説得していくのか気になるところです。

シロガネも何やら思うところがあるみたいでしたし、この先どんな展開が待っているのか楽しみですね。

それではまた次回!

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