※この記事はネタバレを含みます。
【推しの子】第108話「計画」が更新されました!
前回はようやくアクアと重曹ちゃんが普通に話せるようになりましたね。常々解決を願っていたので、私としてはよかったと思っています。
さて、重曹ちゃんと仲直りしたところで、スキャンダル編ももう終盤。今回のお話ではあの「あーくん」呼びの由来や、アクアの今後の復讐計画について触れられました。
ここから本格的に復讐に向けて動き出しそうな雰囲気を感じますが、果たしてアクアの考える計画とはどのようなものなのでしょうか。
それでは感想を書いていきましょう!
【推しの子】第108話「計画」
あーくん
来ましたね重曹ちゃんの「あーくん」呼び!
第1巻の冒頭インタビューで重曹ちゃんが口にしていたワードですが、ついにその由来が明らかになりました。あれ、人前でアクアの名前を呼ぶためにつけたあだ名だったんですね。
確かに、今やトップタレントへと近づきつつあるアクアですから、これまでのように外で名前を呼んでは目立ってしまいますよね。
そこで重曹ちゃんが考えた呼び名が「あーくん」。なるほど、これなら人前で呼んでもアクアだとはわからなそうですが…でもこれ完全にカップルの呼び方やんけ!
「あーくん」呼びを手にした重曹ちゃんが楽しそうだったはなによりですが、重曹ちゃんもなかなか攻めたあだ名を思いついたものです。(アクアマリンって本名で呼んでもええんやで)
そんな二人の様子を見ていたメムさん。アクアと重曹ちゃんが良好な関係を築いているのでやっと肩の荷が下りたかと思いきや、今度はあかねちゃんの事を気に掛けていました。
メムさんはホントにええ女やで…。いつかメムさん心労がスッキリ解消されますように…。
アクアの復讐計画
重曹ちゃんとの関係は戻りましたが、アクアは浮かれていたわけではありませんでした。むしろ復讐を実行に移す算段を本格的に考え始めているようです。
アクアが昔考えていた真犯人を最も苦しめる復讐方法。それはまるで癇癪を起した子供の我儘のように身勝手で無謀な筋書きで、奇跡でも起きない限り実現できないような代物だったようです。
しかし、そんな妄想を実現できるだけのカードが今のアクアの手の中にはあるのです。それならばもうやるしかないとアクアの覚悟は決まっていました。
あれだけ距離を置いていた重曹ちゃんすら利用することを厭わなくなったアクアは、復讐の実現に向けて力を借りるべく壱護に会いに行きました。
アクアはもう止まらない。果たしてアクアの考える計画とはどのようなものなのか、どんな方法で犯人を追い詰めていくのか気になるところです。
一方、アクアと壱護が話していた頃、こどおじもとい五反田監督はアイの記事を見ながら、何やらアイに語り掛けていました。そして、「15年の嘘(仮)」の企画書を作成し始めたのでした。
ここで第1巻の冒頭インタビューに繋がってきましたね。いよいよ未来軸のお話と今のお話が繋がり始めました。
五反田監督は「約束を果たす時が来たのかもな」と言っていましたが、この発言も気になりますね。アクアに何か言われたわけでもなく「15年の嘘」というアイにまつわる映画の企画書を作り始めていますし、監督が生前のアイとどのような約束を交わしていたのか興味があります。
そして突入する「第九章 映画編」。未来軸との繋がりもありますし、物語がどんどん進んで行く感じがします。ここから復讐に向けてどのような展開になっていくのか楽しみですね。
感想/まとめ
重曹ちゃんがアクアを「あーくん」と呼び出し、アクアは復讐に向けて本格的に動き出すお話でした。
重曹ちゃんの「あーくん」呼び、いつ来るかと思ってましたがついに来ましたね。まあ、今まではとても「あーくん」なんて呼べる状況ではありませんでしたが…。誤解が解けてからの距離の縮まり方が凄い。
でも重曹ちゃんが楽しそうでなにより。メムさんの心労も(少しは)減ったようでなによりです。これから物語は復讐に向けて突き進んでいくことになると思いますが、重曹ちゃんには明るいままでいてほしいですね。(そろそろ曇らせは勘弁しておくれ…)
それから、アクアが本格的に復讐の実現に向けて動き出しましたね。あれほど復讐に巻き込むまいと遠ざけていた重曹ちゃんをも利用しようと考えているとは。覚悟の決まり方がこれまでとは違います。
それというのも自分の思い描いていた復讐のシナリオを実現できるほどのカードが手元に揃ったからということでしたが、果たしてアクアの考える復讐の計画とはどのようなものなのでしょうか。
「15年の嘘」や未来軸のインタビューの事もありますし、やはりアクアの復讐では映画がキーになってくるのでしょうか。アクアがどのような手法で犯人を追い詰め復讐を達成するのか、これからの展開から目が離せませんね。
ん?なんかスキャンダル編短くね?
さて、今回でスキャンダル編が終わり、次回からは新章映画編となるわけですが…これは私の気のせいかもしれませんが、なんかスキャンダル編短くないですかね?
たしか、101話からスキャンダル編が始まったかと思いますが、108話で終わり?一つの章で10話もいかずに終わったことはこれまでなかった気がしますが、私の思い違いでしょうか。
あと、振り返って気づいたんですが、スキャンダル編って「第八章」だったんですね。そういえば中堅編が第七章でした。
第100話からのスキャンダル編の導入で思いっきり「第七章」と書かれていたので七章だと思い込んでいました。どこかで訂正あったんでしたっけ?見落としてました。後で100話の感想も訂正しておきます。
話を戻しますと、まあ短いとは言っても8話やっているのでほぼ単行本一冊分ですし十分とも言えるのですが、なんか物足りない気がするんですよね。
個人的にはやっぱり、アイの過去を暴露するというお話の根幹に関わるような秘密を暴露しておきながら、それがあっという間に美談で落ち着いてしまったことが物足りなさの一因なのかなと感じています。アイの秘密の公表に関して、もっとキャラクター達の掘り下げがあってもよかったんじゃないでしょうか。
あとは、アイの秘密の暴露やルビーとアクアの決裂といった重めの話を1、2話で終わらせて、すぐに重曹ちゃんの話にシフトしてしまったところですかね。
いや、重曹ちゃんとの仲直りも切望していたので嬉しいのですが、何というか、ちょっと展開が急ぎ過ぎな気がしないでもないです。
それから、最初の方に出てきたシマカンとか重曹ちゃんの事務所の先輩とか、あの辺のキャラクターってどうなったんですかね?まさか重曹ちゃんのスキャンダルを作るためだけに用意されたキャラクターでもう登場しないとか?
まあシマカンは監督ですしまたどこかで登場するかもしれませんけど。重曹ちゃんのスキャンダル騒動の時も当事者なのに全く登場しませんでしたし、現状だと何しに来たんだろう感が否めないです…。
振り返ってみると、スキャンダル編はアクアを復讐の実現に向けて勢いをつけるための準備期間的な章だったのでしょうか。そう考えればこの展開の早さもわからなくもないですね。
ただ、ちょっと機械的すぎるといいますか、イマイチ感情移入ができないといいますか…。アイの秘密の暴露までしているわけですし、章を通して10話もいってないわけですし、もう少しキャラクターの内面とかゆっくり描いてもよかったんじゃないかなとは思いました。
まあ、スキャンダル編をさっさと終わらせたということは、それだけ次の映画編に力を入れているということでしょう。これからの復讐劇に期待していきたいです。
なお、次回は休載です!再開は2/22(水)発売のヤンジャンで!
そういえば2/23(木)は祝日でしたね。間違えないようにしなければ。休載明けの新章が楽しみです!
それではまた次回!
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