※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第142話「♡決着♡」の感想です。
あやかしトライアングル第142話「♡決着♡」
激闘の末に…
今回のお話でついに五行仙との戦いに決着がつきましたね!
五行仙の放った「五行滅波」と祭里&すずの放った「命光恋風陣」が衝突。双方の力は拮抗していましたが、最後には祭里&すずが勝利を収めました。
それにしても、あやトラらしい勝ち方でした。まさかすずの祭里に対するキスが勝利への決め手になるとは。欲望の力によりどこまでも膨れ上がる妖巫女の生命力。流石はすずですね。
ていうか、作中最高の勝負どころでもすずは自分の欲を優先するのか…。これには五行仙も「何で接吻で強くなるんや!?」と驚いてましたね。その気持ちわかる。わかるぞ五行仙…。
五行仙の気持ちもよくわかりますが、しかし勝利を収めたのは祭里&すずのコンビ。相乗効果により膨れ上がった愛の力は1800年の恨みを打ち祓ってしまいました。ハレンチ(欲望)の力とは凄まじいものですね。
妖巫女の生命力
祭里とすずによる「命光恋風神」の直撃を食らっても五行仙はまだ生きていました。しかし、最期は本来の姿に戻ったシロガネに止めを刺され、五行仙は完全に倒されました。
戦いの中で増幅したすず(妖巫女)の生命力は、シロガネに元の姿に戻れるだけの生命力を与えていました。さらに、なんと画楽まで復活!どうやら画楽の絵筆に妖力が微かに残っていたようです。
シロガネも画楽も本来の姿に戻り、まさに大団円と呼ぶべき結果に落ち着きました。
でも、こういった形でシロガネと画楽が復活したのは少し意外でした。もっとこう、意識を集中して生命力を送り込まないといけないというか、もう少し感動的な復活になるかと思いきや、まさかすずから”溢れ出た”生命力で復活してしまうとは。すずの欲望ってどんだけやねん…。
ちなみに五行仙の本体ですが、どうやら傀儡を撃破した際に同時に消滅してしまったようです。リモートワークだったので本体は生き残っているのかと思ってましたが、これまた意外でした。
ともあれ、こうして五行仙を倒すことができ、シロガネと画楽は復活。妖巫女は完成され、一人の犠牲者もでないまさに最高の勝利を収めました。今回のお話で一つの章が区切りとなるわけですが、次回からはどんなお話が展開されるのか楽しみですね。
感想/まとめ
今回のお話で、”穢れ”から始まった五行仙との戦いについに決着が付きました。
大技同士の衝突の末に敵を打ち破り、さらに全員生存の大団円。これぞまさしく少年漫画の王道とも呼ぶべき良い結末だったと思います。
勝利の仕方もあやトラらしい。情熱や絆の力で勝つというのは少年漫画の王道ですが、まさかハレンチの力で敵を打ち破るとは。あやトラという作品らしい勝利の収め方だったと思います。(五行仙にはちょっと同情しますけどね汗)
ただ、正直なことを言えば五行仙にはもう少し粘ってほしかったなと思いました。傀儡が倒されたのはわかりますが、リモートワークをしていた本体も消滅しているというのはなんでだろうなと。
人妖だったというのは1000年以上も生きていたことからも納得できるんですけど…傀儡に魄を注ぎ過ぎたとか、もしくは傀儡を通して本体を消滅させるほどハレンチ流祓忍法の浄化作用が強かったって感じなんですかね。「人妖だった」で片付けられちゃいましたけど、五行仙の最期だけはちょっと疑問が残りました。
ともあれ、最大の障壁だった五行仙を撃破できたのでこれにて一件落着。今後は物語はどのような展開を迎えるのか楽しみですね。
もしかして最終回が近い…?
なんか、あやトラの展開的に最終回が近づいているような気がするんですが、たぶん気のせいじゃないですよね…。
五行仙との戦いを通して、作中での大きな問題がいくつも解決されました。
まず、妖巫女が完成しました。すず、かなで、カゲメイの三つの人格をどう集めるかが問題でしたが、戦いの中で三人の心が一つになり妖巫女の本領を発揮できるようになりましたね。
次に、シロガネが復活しました。祭里にかけられた「性惺流転」を解除できるのはシロガネだけ、しかしシロガネが力を失ってしまったことで術を解除できないという状態でしたが、この度妖巫女の生命力により本来の姿を取り戻しました。今ではシロガネも立派な仲間ですし、これによって祭里にかけられた術を解除できない理由はなくなりました。
さらに、五行仙という初代妖巫女からの因縁の相手も打ち負かしました。五行仙は1800年の恨みによって形成された人妖だったわけですし、おそらく五行仙よりも強い敵はもう出てこない(出せない)んじゃないかと考えています。
祭里とすずの関係についても、最初の頃は二人の心に距離がありましたが今ではお互いに両想いと認めているため、もうすれ違いによって恋が成就しないなんてこともないでしょう。あとは祭里にかけられた「性惺流転」を解除すればなんの問題もなく二人は付き合うことができます。
となると、恋愛にしろ敵との戦いにしろ、もうやることは大体やりつくした感があるんですよね…。
ここからさらに続けるとするなら、人間関係の整理とか学校でのラブコメとかですかね?
あやトラでは祭里とすずをはじめとして、宗牙先輩、恋緒、ヤヨ、ルー、日喰、カゲメイ、画楽、かなで(幼心)と様々な関係性が描かれてきましたから、これらの関係性を整理する時間は必要になるかもしれません。
とはいえ、ここからの引き延ばしは厳しい気がしてなりません…。日喰やカゲメイと戦った時は妖巫女やシロガネの問題が残っていたのでなんだかんだ続くだろうと思えましたが、それらの大きな問題が解決してしまった以上、今回は終わりが現実味を帯びてきましたね…。
しかしまあ、これは読者が気にし過ぎても仕方のないことですね。このままお話を畳みにいくかもしれませんし、もしかしたら全く予想もつかない形で連載が続くかもしれません。
あやトラが終わってしまうのは寂しいという気持ちが強く出てしまいましたが、どのような展開になろうと、これからも変わらずあやかしトライアングルの世界を楽しみたいと思います。
それではまた次回!
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