※この記事はネタバレを含みます。
【推しの子】第110話「それが始まり」が更新されました!
前回は【推しの子】の黒幕である「カミキヒカル」のサイコキラーっぷりが描かれていましたが、今回のお話はアイと五反田監督の過去について語られました。
いやぁ、やっぱり五反田監督はええ人ですわ。アイのことをずっと想ってくれとった。「15年の噓」は是非とも完成までもっていっていただきたい。
そして、最後には「15年の噓」制作に向けて本格的に動き出す様子が見られました。もの凄く大きな山が動く気配を感じますね。「15年の噓」がどのような作品になるのか、今からとても楽しみです。
それでは感想を書いていきましょう!
【推しの子】第110話「それが始まり」
ドキュメント映画の撮影
第108話の最後のページでは五反田監督が「(アイとの)約束を果たす時がきた」と意味深な台詞を残していましたが、今回はそんな五反田監督とアイの昔の出来事が語られました。
アイと五反田監督との約束は、アイが監督の撮るホラー映画に出演した頃から交わされていました。たしか、五反田監督が初めてアイとアクアを指名した仕事だったと思いますから、かなり早い段階からの付き合いになりますね。
五反田監督の書いた脚本を気に入り、監督のプロ意識にも惹かれたアイは、監督に当時の「B小町」のドキュメント映画の撮影をお願いしました。最初は忙しいからと渋っていた監督でしたが、結局撮影することに。重曹ちゃんといい、この作品の登場人物はメインキャラに流されやすい傾向がありますね。
旧「B小町」のドキュメント映画を撮るために当時のアイやB小町を撮り続けていた監督でしたが、最後の最後で事件が起きてポシャってしまった。撮影していた映像も用意していた脚本も全てダメになってしまいましたが、それらが「15年の嘘」で何かしら活用されるのでしょうか。
それにしてもこのドキュメント映画用の映像、アイが殆ど見せたことのない嘘を吐かない”本物の私”まで撮影されてるってんですからたまげたもんだ。超貴重映像やんけ!
五反田監督は自身の作品に対して“本物を撮る”という信条を掲げていましたから、アイに対しても変に取り繕ったり嘘で塗り固めたりしない”本物”を要求していました。そんな監督の要求に応じアイは撮影の中で”本物の自分”をさらけ出していたようです。
アイドルとして活動するアイの姿に加え、嘘を吐かない”本物”のアイをも収めた映像たち。”嘘を吐かないアイ”も見てみたいものですが、それらの映像が日の目を見る機会はあるのでしょうか。
「15年の嘘」制作に向けての第一歩
「15年の嘘」の脚本を書いたアクアと五反田監督は、それを鏑木Pのもとへ持っていきました。
「15年の嘘」はアイの事件を元にした実録映画であり、内容が内容だけに公開するとなるとリスクもあるため、鏑木Pも最初は仕事を断ろうとしていました。
しかし、この脚本はアイ本人の発言を元に書かれており、さらに脚本を手掛けたのはアイと交流のあった五反田監督とアイの実の息子であるアクアです。つまり、「15年の嘘」は限りなく真実に近い作品になります。
それを聞いた鏑木Pは一転、「そういう事なら面白い事になるかもしれない」と映画のプロデュースを引き受けてくれました。「これは僕にしかプロデュースできない」という発言からはなんとなく頼りがいを感じます。
そうして、想定キャストも一旦決まり、物語は「15年の嘘」制作に向けて本格的に動き出しました。果たして「15年の嘘」どんな映画になるのか、非常に気になりますね。
感想/まとめ
アイと五反田監督の過去、そして、物語が「15年の噓」制作に向けて本格的に動き出したお話でした。
アイと五反田監督ってそんなに交流あったっけ?と感じていましたが、「B小町」のドキュメント映画を撮るために暫くアイを追っていたんですね。なるほど。
ドキュメント映画のためにアイと旧「B小町」を撮り続け、アイの普段は人前で見せない一面にも触れてきた五反田監督にとって、ドキュメント映画が公開できなかったことやアイの事件はさぞかし無念だったことでしょう。「15年の噓」によって五反田監督の想いが遂げられることを願います。
さて、アクアと五反田監督は「15年の噓」の企画を鏑木Pの元へ持っていきました。多くの仕事を手掛けるプロデューサーまで巻き込んで、いよいよ映画制作の機運が高まっていますね。
最初は仕事を断ろうとしていた鏑木Pでしたが最後は引き受けてくれましたね。鏑木Pは裏取りができているのか心配している様子でしたが、それに対するアクアの返しが凄い。アイ本人の証言を元に実の息子であるアクアが手掛けた脚本となれば、これほど信憑性の高いものはないですね。いや、信憑性があろうがなかろうが、多くの人は強い関心を持つでしょうね。そこを狙うとは流石はアクアです。
鏑木Pが本格的にプロデュースするということで、想定キャストも決まりましたね。
〇「15年の噓」想定キャスト
・星野アイ役:黒川あかね
・旧「B小町」メンバー役:星野ルビー、MEMちょ、有馬かな
・苺プロ社長役:鳴嶋メルト
・マネージャー役:不知火フリル
・劇団ララライ看板役者役:姫川大輝
・犯人役:星野アクア
なるほど、なるほど。想定キャストと言われていますが、まあ大体これで決まりでしょう。
アイ役にあかねちゃんを持ってきたのは個人的に解釈一致でしたね。彼女ほど”星野アイ”を演技に落とし込める人はそうそういないでしょう。アクアと別れてから出番のなくなったあかねちゃんでしたが、また活躍を見られるのか。楽しみ。(でも、アクアとあんな別れ方してどんな顔して会うんだろう…)
あと、メルト君が想定キャストに入っているのがなんだか嬉しいですね。いえね、身内で固めた感バリバリのキャストなのは承知していますが、あのメルト君がですよ!?序盤に大根役者っぷりを披露していたあのメルト君が最初からキャストとして選出されているんですよ!?なんだか、成長したなぁとしみじみ感じてしまいます…。嬉しいわぁ。
これまで関わってきた役者たちの中でも選りすぐりの役者が想定キャストとして選ばれました。今後も映画製作に向けてこれまでの関係者たちが協力してくれたりするのでしょうか。「15年の噓」がどれほどの大作になるのか今から楽しみです。
しかし、アクアは「15年の噓」によってどのような復讐を企てているのでしょうか。ただ過去の出来事を暴露して映画化して公開しただけでは、あのカミキヒカルには全く響かないと思うんですよね。
まあ、これだけ力を入れている「15年の噓」がただの暴露系昔話で終わるとは到底思えませんが…。どのように復讐を盛り込んでいくのか非常に気になりますね。
「15年の噓」自体も楽しみですが、アクアがどのような形で復讐を遂げるのか、ますます目が離せなくなってきましたね。
P.S.
今更ながら、アイが作中で喋っていることに感動する。亡くなってから暫く言葉を発する機会なんてなかったもんな…。これからは回想の中でアイもたくさん喋るようになるのだろうか。生きているアイがまた見られるというのは、回想だとして嬉しいものですね。
それではまた次回!
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