※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第119話「ニセモノ?」の感想です。
あやかしトライアングル第119話「ニセモノ?」
ニノ曲家の策略
前回、自分が妖かもしれないという話にショックを受け家を飛び出してしまった女祭里でしたが、その後の流れで宗牙先輩の家にお邪魔することになりましたね。
宗牙先輩の家族は祭里を歓迎してくれて、突然訪ねたにも関わらず夕飯やお風呂を用意してくれました。あったけぇなぁ…。
しかし、ニノ曲家はただ親切なだけではありませんでした。ニノ曲一家(宗牙父と妹の刃夜)はそもそも祭里への好感度が高かったこともあり、祭里が泊まりに来たこの機会を利用して、なんと祭里と宗牙先輩をくっつけてしまおうと画策していたのです!
その作戦の一環として、刃夜は食事を終えた祭里をお風呂へと案内してあげました。実際は宗牙先輩とポ之助が入浴中だというのに「今誰も入ってないから!」などとしれっと嘘をついて案内する刃夜。その様子を廊下の角から怪しい顔で見守る宗牙父。なかなかの策士やでこの親子は…。
しかも、祭里が泊まれるようにとニノ曲家が用意してくれた布団はまさかのダブルサイズの布団。祭里と宗牙先輩を一つの布団で寝させてくっつける気満々でした。ていうか用意周到すぎる。
まあ、結論を言ってしまえばこのダブル布団は結局使われなかったわけですが…祭里と一緒の布団に入って眠れずにドギマギしている宗牙先輩も見たかったなぁ…。
今回はダブル布団の活躍は見られませんでしたが、祭里が元気になって、普通に遊びに来る感覚で再び宗牙先輩の家に泊まりに来た時には是非とも活躍してもらいたいですね!
宗牙先輩はやっぱりイケメン
さて、お風呂で鉢合わせてしまった祭里と宗牙先輩(あとポ之助)の様子ですが、とりあえず宗牙先輩とポ之助は祭里が入って来る前に隠れました。いきなりだもん。そりゃそうなるよね。
しかし、宗牙パイセンは湯船の中に隠れてしまったため、息が続かずに途中で飛び出してしまいました。そのままそそくさと撤収しようとする宗牙パイセンでしたが、なんと祭里がパイセンを引き留め、何故か二人でお風呂に入ることになってしまいました。
お風呂に漬かりながら自分は偽物なのではないかと家出の事情を話す祭里。一通り話した後、祭里からは「いっそ宗牙先輩が嫁に貰ってくれたら幸せだったりするのかな」と衝撃的な発言が飛び出しました。
まさかこのような発言が出てくるとは。それほどまでに祭里の心は弱ってしまっているようです。普通の男子であればこの場の雰囲気に流されてしまいそうなものではありますが、宗牙先輩は違いました。
宗牙先輩は祭里の話を聞いたうえで、「状況に流されて自分を見失う風巻など風巻ではない」「頭を冷やせ」と言って祭里を家から追い出してしまいました。
この状況で手を出さなかった宗牙先輩は凄い。さらに、裸の祭里と一緒にお風呂に入って今にも気絶しそうだというのに、逃げたり気絶したりするのではなく祭里を叱咤する様子に先輩の友情を感じました。
人によっては厳しく映るかもしれませんが、こういう時に叱ってあげられるのはそれだけ祭里を好敵手として認めているということ。雰囲気に流されたり逃げたりするのではなく、祭里の話を聞いたうえで祭里と向き合い自分の意見を伝えられる宗牙先輩は、祭里にとって貴重な存在だなと思います。
まあ、弱っているときは優しくしてあげてと思う気持ちや、夜に追い出すのは可哀想だからせめて一晩泊めてあげてという気持ちもなくはないですが…。ここら辺は宗牙先輩ももう少し器用になれるといいかもしれませんね。(不器用だからこその良さもあるので難しいところですが…)
ただ、宗牙先輩が祭里を追い出してしまったことでダブル布団の活躍もなくなってしまったので、今度祭里が泊まりに来た際には是非とも一緒の布団で寝てあげてほしいですね。
次なる展開は…
宗牙先輩に叱咤されニノ曲家を後にした祭里は、一晩中山の中を歩き回っていたようです。(これはちょっとかわいそう)
朝日が昇る頃、誰かに声を掛けられた祭里。声を方を向くとそこにはかつての敵であった「日喰想介」が立っていました。
意外な再開に驚く祭里。しかしそれ以上に驚きだったのが、祭里が足を踏み入れた場所が月丘ルーシーの家の私有地であり、想介が月丘家の執事として働いていたことでした。
そして、月丘家に異変が起きていると聞かされた祭里は、その流れでルーシーを守るために動くこととなったのでした。
この状況で突然のルーシー回。一体どんな異変が起きているというのか、展開が気になりますね。
感想/まとめ
宗牙先輩がイケメンということを再認識したお話でした。
前回のお話からそうでしたが、祭里は相当思いつめてしまっていたようですね。刃夜の策略で宗牙先輩とお風呂が被ってしまったのは仕方ないにしても、まさか出て行こうとする先輩を引き留めたうえに、「先輩の嫁になった方が幸せなのかな」的なことを言い出すとは。普段の祭里からは考えられない発言です。
しかし、そんな祭里を宗牙先輩は叱りました。状況に流されて自分を見失うだなんて風巻ではないと。弱っている人にこれを言うのはちょっと厳しい気もしますが、これは祭里のことをライバルとして認めているからこそ出てきた言葉なのでしょう。
それに、宗牙先輩のカッコいいところというのは、ここで雰囲気に流されて祭里に手を出したり、祭里の色気にやられて気絶したりしなかったところだと私は思います。
まあ、宗牙先輩は心配せずとも性格的にも祭里に手を出すことはなかったでしょうけれど、いつものように色気にやられて気絶するくらいはあり得たと思います。しかし、裸の祭里と一緒にお風呂に入っているという状況でも宗牙先輩は気絶することなく、祭里の話を聞いて自分の考えを祭里に伝えてくれました。これ、宗牙先輩は気絶寸前でかなり我慢してたんだろうなぁと思います。
祭里はかなり傷心しているわけですから上手く付け込むこともやろうと思えばできたとは思いますが、そのようなことはせず、むしろ叱ってくれる宗牙先輩のような人間は祭里にとって貴重な存在だなと思います。
まあ、宗牙先輩に言われたことを結局祭里は気にしてしまっていますし、先輩の対応が良い方に転ぶか悪い方向に転ぶかわかりませんが、宗牙先輩の言葉が祭里が立ち直る一助になればいいなと思っています。
さて、宗牙先輩の家を出た祭里はどうやらルーシーの家の私有地に迷い込んでしまったようですね。そこでまさかの日喰想介と再会。まさか彼が月丘家の執事になっているだなんて考えもしませんでした。
月丘家に何か異変が起きているという話や、ルーシー”お嬢様”を守るという日喰の話からして、次回はルーシー回になりそうな予感がしていますが、果たしてどのような展開になるのでしょうか。次回のお話も楽しみです。
P.S.
傷心中の祭里ですが、宗牙先輩に泊めてとお願いしたり、一緒にお風呂に入ろうと引き留めたり、宗牙先輩が嫁に貰ってくれたら発言だったり、何だか宗牙先輩に対して凄く甘えているというか頼りきっている感じがしますね。
これはそれだけ宗牙先輩を信頼しているということなんだろうとは思いますが、こういう発言が出てくるということは、もしかして祭里、宗牙先輩ならアリだと思ってる…ってコトぉ!?
え?元男の祭里が、宗牙先輩の嫁にならなってもいいって考えてるってコトぉ!??
うわなんだそれ最高かよ。TSものの醍醐味が出てきましたねぇ!
傷心中の祭里には悪いけどめっちゃ興奮するわぁ。薄い本が分厚くなっちまうぜこれは。これからも祭里と宗牙先輩の関係性からは目が離せませんなあ!!
それではまた次回!
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コメント
今度祭里が泊まりに来た際には是非とも一緒の布団で寝てあげてほしいですね
>宗牙先輩も祭里もたじろぎながら「さすがに布団は個別にしてくれ!!」って言ってそうですw
米田さん、ありがとうございます!
確かに言ってそう!光景が容易に目に浮かびますね(笑)!
だからこそもっとくっつけてみたいっ!