※この記事はネタバレを含みます。
【推しの子】第68話「開放」が更新されました！
さて、一週間ぶりの【推しの子】です。前回から新章が始まりましたが、初っ端から思ったより踏み込んできて驚きましたね。新章始まってすぐですからもっともったいぶるかと思ってましたがそんなことはなく、今回のお話でも衝撃的な秘密を次々と明らかにしていきました。お話が進んでいる感じがして、個人的には好感をもっています。
真相にどんどん切り込んでいく新章、今後もどんな秘密が明らかになるのか楽しみです。
それでは感想を書いていきましょう！
【推しの子】第68話「開放」
アクアと姫川の父親
前回、DNA鑑定の結果を持ち出し、姫川の父親と自分の父親が同じであることを打ち明けたアクア。
流石にお店で話せない話題なので、姫川の自宅に場所移動。自宅に到着後、果たして姫川から情報を引き出せるのか？とドキドキしていたわけですが、姫川はもったいぶることもなく父親の話を聞かせてくれました。
姫川（とアクア）の父親の名前は「上原清十郎」。
ん？上原？と思うかもしれませんが、実は姫川の本名は「上原大輝」であり、父親嫌いだった彼は母親の苗字の「姫川」を芸名で名乗ることにしたようです。
姫川は養護施設出身との話でしたから父親のことはあまり知らないのではないかと思っていましたが、どうやら父親と暫く過ごした後に養護施設に入れられたようですね。
そして、姫川から衝撃の事実が明かされます。それは、父親「上原清十郎」は妻の「姫川愛梨」と共に心中し、既に他界しているという話でした。
ここへきてずっと追っていた父親が既に故人であるという衝撃の告白。まさか復讐の相手が既に他界しているとは思いませんでしたね。そして、そのせいで姫川は養護施設に入ることになったと。姫川も苦労しています…。
それから姫川は父親のことをいろいろと教えてくれました。父親が売れない役者だったこと、女好きで、才能あるタレントを引っ掛け回していたこと、アクアが不倫相手との子供であること。
他にも聞きたいことがあればなんでも答えると姫川は言ってくれましたが、父親が既に他界していると聞いて復讐への執着がなくなったのか、アクアはこれ以上質問をしませんでした。
アクアが質問を切り上げたので、「飲み直そう」と言って飲み物の準備をしてくれる姫川。アクアと冗談交じりの会話をしている姫川は、なんだか楽しそうだなと思いました。
普通に生きる選択肢
姫川の家で一晩を過ごし、明け方に帰宅したアクア。寝巻姿のルビー（かわいい）に不良だと怒られましたが、姫川の所に居たと答えたら許してくれました（やさしい）。
しかし、アクアは自分たちの父親が既にこの世にいないことを聞いてきたばかりでしたから、心中穏やかではありませんでした。
アイの仇が居ない今、これから自分はどうするのか、復讐はどうなるのか。
そんなことを考えていると、アクアのスマホに着信が届きました。電話の相手は重曹ちゃん。どうやら、アクアが飲み会の最中に消えたことを心配して電話をかけてきてくれたようです。まあ、重曹ちゃんはアクアがあかねちゃんと夜の逢引をしてたと勘違いしていたようですが…ともあれ、心配して電話をかけてきてくれるだなんて、重曹ちゃんは優しいですね。勘違いに気づいた後、ややムキになりながら電話をブツ切りする重曹ちゃんが可愛らしいです。
重曹ちゃんとの電話を切った後、スマホにあかねちゃんからのメッセージが届いていることに気づいたアクア。あかねちゃんもまた、アクアを心配してメッセージを送っていたのでした。
重曹ちゃんとあかねちゃんの二人の優しさに触れたアクア。ここで思い出したのが「早く態度を決めろ」という姫川の言葉。
復讐する相手も居ないとわかった今、重曹ちゃんとあかねちゃんを想いながらもう普通に生きていいのかなと思い始めるアクア。カーテンを開け、朝の陽ざしを浴びながらルビーに振り返るアクア。その瞳からは、星の輝きがなくなっていたのでした。
ふむ、なんでアクアの瞳から星が消えたんでしょうか？復讐という呪縛からの開放を意味しているのでしょうか？
随分とスッキリした表情をしているアクアさん。アクアが復讐を忘れて新しい人生を歩むというなら歓迎するべきかもしれませんが、本当にそれでええんか？という気持ちが拭いきれない筆者なのであります。
感想
さて、アクアの追っていた父親は既に故人であることが判明し、アクアの瞳から星の輝きも消えてしまったわけですが、このままアクアは普通の男の子として平和に暮らしましたとさ、チャンチャンとはならないでしょう。
筆者は残念ながらあまり深く考察できる頭を持ち合わせてはいませんが、それにしてもこれで解決というには不可解な点が多すぎますし、第一アイの過去や真相に踏み込む気満々の新章がたった二話で終わるとは思っていません。
それに、おそらく未来の話であろう第9話の冒頭インタビューでもアクアの瞳に星が確認できますし、今ここでアクアが平和な人生を歩んでしまっては冒頭インタビューでアクアが言った「演じることは僕にとっての復讐」という言葉との整合性もとれなくなってしまいますものね。
父親が既に他界しているというのはショッキングな話ではありましたが、おそらくここから別の黒幕が現れてアクアの復讐心も再燃することになるのでしょう。ていうか、アイを刺したストーカーは事件後に自殺して、アクアたちの父親は別の女性と心中…アイに関わった奴らみんな自殺してて怖すぎる。
本当の黒幕が誰なのかはまだわかりませんが、ここからどう真相に近づいていくのか非常に楽しみであります。やっぱりミステリーが絡んでくると面白い！（でも、復讐を忘れて平和な人生を歩み始めたアクアが重曹ちゃんやあかねちゃんとラブラブするコメディも見てみたい気はする…）
それではまた次回！
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