【推しの子】第59話感想 重曹ちゃん、あかねちゃん、それぞれの強み

【推しの子】

※この記事はネタバレを含みます。

【推しの子】第59話「憧れ」が更新されました!

うおおおお!メルトおおおおお!!うおおおおお!!!

というのが58話のあらすじ。まさしく“激アツ”な神回でした!
ジャンプラ勢は今日58話を読むんですよね。楽しいだろうなぁ。

さて、そんな超興奮する山場を迎えたあともまだまだ続く2.5次元舞台編。そして今回焦点が当たるのは、ついにきました“かなちゃん”と”あかねちゃん”!!

ついに来ましたか!因縁の二人が!!

「東京ブレイド」の出演者の中でもトップクラスの実力を持ち、互いに強く意識し合い、顔をあわせるたびにマウントを取り合っていた二人の関係性がついに語られる時が来ました!

これまた盛り上がる予感しかしません。メルトの神回で盛り上がったところにさらに燃料を注ぎ込んでいく!

2.5次元舞台編はまだまだ始まったばかりです!

それでは感想を書いていきましょう!

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【推しの子】第59話「憧れ」

“有馬かな”の強み

かつて、重曹を舐める10秒で泣ける天才子役として名を馳せたかなちゃんの強みといえば、やはり幼少期からの長年の演技経験によって培われた『受け』の上手さにあるでしょう。これまでも作中で度々語られてきたように、かなちゃんは圧倒的に『受け』が上手い。

演技における『受け』とは、すなわち「相手の演技に合わせ、相手を引き立てつつも自分も目立たせる演技ができること」だと筆者は捉えています。「私が私が」と自分ばかりを目立たせ共演者が演じにくい状況を作るのではなく、共演者が演じやすい状況を自然に作り出し、相手を輝かせつつも自分も埋没しない演技をする。素人にはまず真似できない芝居ですが、かなちゃんはこれが上手い。

「今日あま」のように周りが”ぶり大根”しかいない時は自分ばかり目立たないようにあえてヘタな芝居を打ち、逆に「東京ブレイド」では、姫川というトップクラスの実力を持つ俳優と張り合えるほどの演技ができる。これほど柔軟に立ち回れる役者はそうはいないでしょう。

今回の朔夜とのシーンでも『受け』の上手さが発揮され、朔夜のミスをとっさのアドリブでカバー。効果音と被って聞こえなかった台詞を補完しながらも、まるで最初からそういう構成だったかのような自然な流れで朔夜に台詞を繋ぎました。

まさに「受け」の天才。かなちゃんの強みは10秒で泣けることだけではないのです。

この「受け」の上手さが今後の演技でどのように発揮されていくのか、期待が高まるというものです。

週間ヤングジャンプ2021年No.46号 【推しの子】第59話より引用

“黒川あかね”の強み

劇団ララライのエースとして、天才役者と名高いあかねちゃんの強みといえば、やはりキャラクターに対する深い考察と共感、そしてどっぷりと役に浸かることによって得たキャラクターの特徴や人間性を完璧に演技に反映できるところでしょう。

かなちゃんとは対象的に、自分がバン!と前に出て観客に自分の姿を強く焼き付ける、そんな印象的な演技ができるところがあかねちゃんの強みなのでしょう。それは自分ばかりが目立ちたいだけの演技などではなく、自分が前に出ることで波風を立て、役者全体の士気を上げて舞台を次の場面へと押し進める力強い演技なのです。

今回の鞘姫のシーンでも、鞘姫の人間性を解説する台詞がほとんどカットされているにもかかわらず、動きや表情だけで鞘姫の抱えている葛藤や覚悟を見事に表現してみせました。

ただキャラクターそっくりの演技をするのではなく、印象に残るよう振舞いつつも観客が納得できるだけの説得力を持たせる。そんな演技ができるあかねちゃんが「東京ブレイド」でどのように立ち回るのか楽しみでなりません。

週間ヤングジャンプ2021年No.46号 【推しの子】第59話より引用

そして過去編へ・・・

さて、上述したようにかなちゃんとあかねちゃんのそれぞれの強みが語られた後、お話はあかねちゃんの過去回想へと突入しました。

「私はこの時を待っていた!」とあかねちゃんのヤンデレ味を感じる導入で過去編へ突入したので、一体どんな重い回想が始まるのかと身構えていましたが、そこに現れたのは天使のように純粋なあかねちゃん(幼女ver)でした。

週間ヤングジャンプ2021年No.46号 【推しの子】第59話より引用

えっ…!ちょっ…!すんげぇ~可愛い!!!

ええ~何この天使~!筆者にはそういう趣味はないのですがこれは…。これはとても守りたいぞ!

さて、そんな純粋無垢なあかねちゃんは、テレビでかなちゃんの演技を見て感動。かなちゃんに憧れ、あかねマッマとパッパに背中を押されてかなちゃんと同じ「劇団あじさい」に所属することになりました。

かなちゃんに憧れるあまり髪型までかなちゃんと同じにしていたあかねちゃん。それほどまでかなちゃんが大好きだったのに、初めてかなちゃんと出会った時を境にその「憧れ」は消え失せてしまったそうです。

いや、一体何があったんだよマジで。

愛が憎しみに変わる時、深く愛した分だけ憎しみも重くなるというのはよく聞く話ですが、あかねちゃんもそんな感じなのでしょうか。テレビでキラキラしたかなちゃんをずっと見てきて自分にとって理想的な人物としてのイメージを持っていたのに、実際は理想とはかけ離れた人物で期待を裏切られてしまった的な。

なんか、よくある”勝手に幻想を抱いて勝手に幻滅するパターン”のような気がしますね…。ただ、その辺を幼女に割り切れと言う方が無理な話でしょう。現に、いい年した大人でもアイドルとかに勝手な幻想を抱いて勝手に裏切られ、そのアイドルに対してネット記事などで暴言を吐いたりしている事例があるのですから。

と、勝手にあかねちゃん闇落ちの理由を語ってしまいましたが、実際に何があったのかは次回へ持ち越しです。上記の発言はただの筆者の独り言と捉えていただきたく。

果たして、初エンカウント時に何があって、あかねちゃんは純粋な天使から激重メンヘラ並みの感情をかなちゃんに抱くようになってしまったのでしょうか。その理由が明らかになる次回が楽しみです。

それにしても、かなちゃんみたいになりたくてたくさん頑張るあかねちゃん…可愛い…。

あ、私変なおじさんじゃないですよ?ワタシ トテモ ヤサシイデース。お願いだから通報しないで…。

感想/まとめ

かなちゃんとあかねちゃんの強み、そして過去編へ突入したお話でした。

かなちゃんとあかねちゃん、演技の「型」は違えども、二人とも本当に優れた役者ですね。かなちゃんの状況に合わせた「受け」に、あかねちゃんのキャラの人間性を見事に表現した重厚な演技。2.5次元役者として有名な朔夜の評価や、アビ子先生が喜んでいるところからも二人のレベルの高さが伺えます。

そんな二人がついに舞台上で対決!二人の心情も乗せた対決シーンがどのように描かれるのか非常に楽しみです。

そして、二人の心情を語るにあたり欠かせないのが、二人が子役時代の頃にあった出来事です。

髪型を同じにするほどにかなちゃんに憧れていたあかねちゃんが、何故今では憎しみにも似た執着を持つに至ったのか。筆者としては抱いていた理想と違って幻滅しちゃったのかなーと考えていますが、答え合わせはまた次回。

二人の過去に一体なにがあったのか、次回のお話がマジで待ちきれないくらい楽しみです!

早く読まして!

それではまた次回ッ!!

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