※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
【推しの子】第51話「考察」が更新されました!
一週間ぶりの!【推しの子】!!
なんだろう、【推しの子】の休載は度々ありますが、今回はひときわ長く感じました。
それだけ続きが気になってたってことですかね。
感情演技をするために嬉しかった記憶を思い出すも、アイの死という強烈なトラウマまでフラッシュバックして倒れてしまったアクア。
アクアは大丈夫なのか?周りの反応は?特に重曹ちゃんとあかねちゃんはどう動く!?っていろいろ気になっていたもんですから、そりゃ一週間が長く感じますよね。
そんなわけで早速感想に入っていきたいところですが、その前にこれに触れておきたい。
メンゴ先生、Twitter公式マーク獲得おめでとうございます!!
といっても、もう2週間も前のネタになりますが。
【推しの子】50話の感想の時に「まだもらえないメンゴ先生面白すぎw」とか書いてましたから、めでたく公式マークを貰えたとのことで触れざるを得ませんでした。
まさか50話更新の夜にマークが貰えるだなんて驚きましたよ。
しかもメンゴ先生の喜び方がこれまた面白かった。
どんどん公式マークネタが湧いてくるし、挙句にアクア、ルビー、メムさん、そして重曹ちゃんの描きおろしイラストを公式マークと一緒に投稿するという大盤振る舞い。
どんだけ嬉しかったんだ。
でも、メンゴ先生の喜び方は、本人は思う存分はっちゃけられて、ファンは一緒に楽しめる、素晴らしいファンサービスだなと思いました。
改めまして、メンゴ先生、Twitter公式マーク獲得おめでとうございます!
どうか運営から「やっぱこいつ偽物じゃね?」と疑われないよう、末永く公式マークを守り続けてください!
それでは、【推しの子】第51話の感想を書いていきましょう!

【推しの子】第51話「考察」
倒れたアクア。介抱するのは…。
強烈なトラウマにより体調を崩し、給湯室で休憩するアクア。
みんなアクアのことを心配していましたが、こんな時にそばにいてあげられるのは、“アクアの彼女”である”あかねちゃん”でした。
あかねちゃんが先に動いたことで、重曹ちゃんは給湯室に入っていくことができませんでした。

この「便利な設定」という発言、今の重曹ちゃんの心情を表すのに、なんと的確な言葉でしょうか。
この一言から、重曹ちゃんのあかねちゃんに対する様々な想いが汲み取れます。
重曹ちゃんだって、給湯室の前でずっとソワソワしてたんですから、アクアの傍に居たかったに決まっています。
しかし、どれほどアクアを気にかけていようと、傍から見れば重曹ちゃんはただの同じ事務所の同僚。
公に”アクアの彼女”を名乗っているあかねちゃんを差し置いてアクアの傍に行くことはできないのです。
アクアを想う気持ちは(おそらく)作中一なだけに、重曹ちゃん、悔しかったでしょうね。
改めて見てみると、ある人の”彼女”に対して「設定」という言葉を用いるのは、非常に棘のある表現ですね。
「設定」、ビジネス彼女、心で繋がった本当の彼女でもないくせにアクアの傍に居られて羨ましい。
そんな重曹ちゃんの気持ちが伝わってくるような気がします。
“悔しい”、”妬ましい”、”羨ましい”、「便利な設定」という一言には、一体どれだけの感情が含まれているのでしょうか。
久しぶり!子供部屋おじさん!
給湯室でアクアを介抱するあかねちゃん。
アクアの状態を即座にパニック障害と見抜く洞察力は流石です。
あかねちゃんは家の人に迎えに来てもらおうとスマホを取り出しますが、アクアはそれを拒否。
というのも、アイの事件を知っているルビーとミヤコさんは、今のアクアを見れば何が起こったのかすぐにわかります。
アクアは、前を向いて頑張っているルビーにまで嫌な記憶を思い出させたくはなかったのです。
自分がヤバイ状態でも妹を気遣うだなんて、立派なお兄ちゃんじゃあないか。
ただ、そうはいってもアクアの状態も芳しくはありません。
そうして白羽の矢が立ったのが、“子供部屋おじさん”こと五反田泰志監督のお家でした。

子供部屋おじさん久しぶり!!元気にしてたか!?
最近出番無いなとは思っていましたが、こんな形で再登場するとは。
そんな子供部屋おじさん、あかねちゃんがアクアの彼女だと知るとビックリ。
監督はてっきり重曹ちゃんがアクアの彼女だと思っていたそうです。
まあ、あれだけ仲良さそうにしてるところを間近で見てたらそう思うよね。フローもそう思う。
でも実際は違うんですよ。
重曹ちゃんの気も知らずに、アクアがリアリティーショーでキスまでしてあかねちゃんを彼女にしちゃったんですよ。
ホント、アクアを一発殴っといてくれませんかねぇ!?
まあ、それは一旦置いといて。
アクアを心配するあかねちゃんに、監督は「彼女ならいいか」と、アイの事は伏せつつも、アクアが昔酷い事件に巻き込まれたことを語って聞かせたのでした。
「考察」の果てに
さて、ここからがサブタイにもある「考察」の場面。
五反田監督からアクアが昔事件に遭ったことを聞いたあかねちゃん。
アクアが寝言で「アイ」と呟いたのを皮切りに、凄い勢いで「考察」を始めました。
あかねちゃんは以前、アイの思考をほぼ完ぺきにトレースしたことがありました。
「アイには実は隠し子が居る」という「設定」も自分で付け足していました。
そしてとうとう、考察の果てに自力で真実にたどり着いてしまったのです。
いや、マジすげぇ。
周りがひた隠しにしてきたことを、少しの情報とアクアの行動から読み解いてしまうとは。
これはもう、あかねちゃんは刑事か探偵にでもなった方がいいんじゃないですかね。
変な黒いヤツが出てきても、飛行機をジャックした耳の良い能力者が出てきても、じっちゃんの名に懸けて切り抜けられそうです。
というのは冗談で。
さて、こうなってくると、真実に触れたあかねちゃんはどう出るかってところですが、やっぱりあかねちゃんは優しい子でした。
アクアの真実に触れて、あかねちゃんはその境遇に涙を流しました。
そして、アクアを優しく抱きしめたのです。
勿論、アクアの口から直接聞いたわけではないので、あくまで「私が考えた設定」という建付けですが。
それでも、相手を想って涙を流せるあかねちゃんは、本当に優しい子だなと思います。
溢れ出る優しさ、慈悲深い包容。
これ、アクア落とされるんちゃうか?

感想/まとめ
まさかまさかの、あかねちゃんが自身の「考察」によって真実にたどり着いたお話でした。
流石は天才女優の考察力、恐れ入りました。
しかしながら、この展開は筆者にとって少々意外な展開でした。
アクアがあかねちゃんを彼女にした理由が理由ですから、多少いい雰囲気になったとしても真実を明かされることもなく、結局はアクアにいいように使われちゃうのかなと考えていました。
それが、自分から真実に辿り着き、涙ながらにアクアに抱き着いて励ます、いわゆる”攻め”に転じるとは。
良い意味で想像を大きく覆してくれたわけですが、そうなってくると、アクア達の関係性がますます読めなくなってきましたね。
今回のお話であかねちゃんがアクアの真実に(仮説とはいえ)触れたことで、今後のアクアと接する際の態度はこれまでとは変わってくると思われます。
アクアのより深い部分を理解し、優しい言葉で励まし、寄り添う。
そうするうちにアクアも心を開いていき、ビジネス彼女ではない、心で繋がった本当の彼女になり得る可能性もあるのではないでしょうか。
しかしそうすると、重曹ちゃんの立場が危うくなってきてしまいます。
まあ、アクアにとって重曹ちゃんは「気兼ねなく話せる数少ない友人」ですし、これまでの態度や行動からして明らかに重曹ちゃんを意識していますからそう簡単にあかねちゃんに乗り換えるとは思えませんが、それでもやはり”彼女”という立場と、アクアの過去を知っているか否かはとても大きい。
せめて気持ちを直接伝えていればとも思いますが、それも難しいお話ですし。
あと、そうだ、ファーストキスまであかねちゃんが持っていってるじゃん。
こうして客観的に見てみると、あかねちゃんの方が持っているカードが多い気がしますね。
しかし、心の距離はまだ重曹ちゃんの方が近いはず。
いずれは重曹ちゃんもアクアの過去を知ることになるのでしょうが、それがいつになるかはわかりません。
なんとか、今持っている少ないながらも強力なカードでアクアの気を引き続けてほしいですね。
さて、深い考察によりアクアの真実に触れたあかねちゃん。
今後、あかねちゃんのアクアに対する態度はどう変わっていくのか。
そして、この気づきは感情演技にどう反映されるのか。
先の展開はまだまだ未知数ですね。
それではまた次回!
単行本発売中!
第5巻は8月18日(水)発売予定!
【推しの子】はヤンジャン!アプリやジャンプ+アプリで読めます!(ジャンプ+は一週間遅れの更新です)
チケットで無料とか、初回無料とか、結構無料で読めるのでおススメです。


これまでのお話はこちらから

コメント