※この記事はネタバレを含みます。
【推しの子】第135話「傍」が更新されました！※先週
なんだかんだでもう大晦日ですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。私は仕事やら掃除やらいろいろやっていたら感想を書かないまま大晦日を迎えてしまいました。なんてこったい…。
さて、まあ気を取り直して、前回は重曹ちゃんが「ニノ」の感情を理解し始めていたり、ルビーがアイについて新たな気付きを得ていたりと、それぞれ演技に進展がありそうな感じでしたね。
そして、今回のお話は五反田監督とアクアが、ルビーと重曹ちゃんについて話していました。外側から「B小町」が語られるというのはありそうであんまりなかったことなので、なんだか少し新鮮な感じがしましたね。
それでは感想を書いていきましょう！
【推しの子】第135話「傍」
「15年の噓」にかける想い
今回のお話で、五反田監督の「15年の嘘」にかける想いがまた一つ明らかになりましたね。どうやら「15年の嘘」は、五反田監督にとってリベンジの作品でもあるそうです。
アイの生前に「B小町」のドキュメンタリー動画を撮影した際、五反田監督は「本物のアイ」を撮るつもりで撮影に臨んでいました。アイも「本物の自分」を撮られることを望んでいましたし、当時は本物に限りなく近いアイが撮れていたのだろうと思います。
しかし、五反田監督は「アイの奥底は撮れなかった」と思っていたようです。そのため、「15年の嘘」では「今度こそ本当のアイを撮りたい」という思いを抱いていたみたいですね。
そのためにルビーを起用するほどの熱意。五反田監督にとってもリベンジとなる今回の作品は是非とも大成してほしいものです。
しかしまあ、本人を目の前にしても撮れなかった「本物」を撮ろうとはなかなか挑戦的ですね。しかも、いくら娘とはいえ、アイ本人ではないルビーの演技から「本物」を撮ろうというのですから、ルビーにかかるプレッシャーもなかなかのものです。
やはり「15年の噓」の質はルビーに大きく左右されてしまうようです。ルビーに期待するのはいいと思いますが、あまり無理をさせすぎないように監督には注意してもらいたいですね。でないと怖いお兄ちゃんに怒られてしまいますからね！！
監督から見たルビーとかなちゃん
アクアから「ルビーにあまり無理をさせるな」と釘を刺された五反田監督ですが、監督は「ルビーは大丈夫だろう」と言い切りました。その根拠は、「有馬かなが傍に居るから」というものでした。
幼いころから芸能界で戦ってきた重曹ちゃんには、同年代の「友達」と呼べるような人が周りにいませんでした。そんな重曹ちゃんを五反田監督は陰ながら心配していたわけですが、ルビーやメムさんと一緒に居る時の重曹ちゃんは年相応の子供のように楽しそうにしていて、監督は胸を撫で下ろしたようです。
ずっとそんな友達が欲しかった重曹ちゃんであれば必ずルビーを守ってくれるはず。五反田監督は重曹ちゃんとルビーの関係をそんな風に見守っていたようです。五反田監督にしては感動的な良い話ですね。
しかし、撮影現場で見たルビーと重曹ちゃんはお世辞にも仲が良いとは言えないほど険悪なムードを漂わせていました。これには五反田監督も冷汗が止まりません。
確かに重曹ちゃんはルビーを大事な友達だと思っていますが、そんな大事な友達だからこそ、重曹ちゃんはルビーを傷つけることを選んだんですよね…。これはこれで友情を感じる選択だとは思いますが、いろいろと複雑な気分です…。あと、五反田監督の考えが外れていてギャグになってしまいましたね。まあ監督、汗拭けよ。
さっきまでめちゃめちゃ良い話をしていたはずなのに、ページを捲った瞬間に一気に情けない大人に早変わりしてしまいました。作者様方は本当に五反田監督で遊ぶのがお好きなようで。監督のこういうギャップは正直好きです。
ともあれ、五反田監督にはルビーと重曹ちゃんは大の仲良しに見えていたということがわかりました。外側から二人の関係について語られるというのはありそうであまりなかったので少し新鮮でした。監督にはこれからも二人のことを見守ってあげてほしいですね。
感想/まとめ
五反田監督の「15年の噓」にかける想い、そして、かっこいい大人から情けない大人に早変わりする瞬間が見られたお話でした。
今度こそ「本物のアイ」を撮りたいと意気込む五反田監督。なかなか挑戦的な取り組みだとは思いますが、是非とも「本物」をカメラに収めて見せてほしいです。「本物のアイ」をルビーを通して引き出すことができるのか、監督の腕の見せ所ですね。
また、今回のお話では五反田監督から見たルビーと重曹ちゃんの関係も語られました。非常に良い話ではありましたが、持ち上げられた直後に叩き落されていたのには笑ってしまいました(笑)。
でも、監督が「有馬かなが傍に居るから大丈夫」と思うほどルビーと重曹ちゃんは良好な関係を築けていたというのがわかりましたね。外から見た二人の関係というのはあまり聞く機会がなかったので少し新鮮でした。
外から見てもそれほど仲良しに見えていたのですから、重曹ちゃんのルビーを傷つけるという選択の重みが一層増しますね。友達を大事に思うが故の選択であることは承知していますが、できればなるべく早く仲直りしてもらい、読者とメムさんと五反田監督の胃を助けてもらいたいものです…。
さて、仲の悪そうなルビーと重曹ちゃんを見て情けない姿を晒していた五反田監督ですが、アクアは逆にどっしりと構えていて、二人を「信じろ」と言っていました。
確かにアクアの言う通りルビーも重曹ちゃんも立派に育ってきていると思いますし、この険悪な状態を経てお互いに芝居のヒントを掴みました。着実に成長している二人がどのような演技を見せてくれるのか、そして今後の二人の関係についても、アクアの言う通り二人を信じてみたいと思います。
いよいよ「ニノ」が「アイ」に対して酷いことを言うシーンの撮影に入り、一体どんなシーンになるのかとドキドキしているところではありますが、年末はヤンジャンがお休みなので来週(今週)は休載です。（次回は1月4日かな？）
今年は【推しの子】のアニメ化が大成功して一躍有名になり、大きなイベントも開催され、作品が大きく飛躍した一年になりましたね。アニメは第二期が決まり、原作はクライマックスに向けてどんどん盛り上がりを見せていますし、来年は一体どんな年になるのでしょうか。
来年の【推しの子】も非常に楽しみですね！！
それではまた次回！よいお年を！
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コメント
明けましておめでとう
紅白歌合戦も凄かったよ。やっぱりシスコンくんは復讐向いてないから今すぐやめたほうがいい!
TGLLC#!さん、ありがとうございます！
今年もよろしくお願いします！
紅白のアイドルは私も見ましたが凄かったですね！！
お兄ちゃんが復讐向いてないと思うのは同感です！