[あやかしトライアングル] 第14話 感想

※この記事はネタバレを含みます。

どうも、重平です。

「あやかしトライアングル」第14話「祭里の中に」の感想です。

新キャラクター

花奏律太(かなでりった)
以下、律太
すずの弟。小6。すずのラッキースケベの性質と近いものをもっている。流石姉弟。

「あやかしトライアングル」第14話「祭里の中に」

画楽は河川敷で筋森益荒男先生をモデルに絵を描いていた。

画楽は先日の一件以来、祭里たちの住む小美呼市(おみこし)に暫く滞在することにしたのだ。

祭里が久しぶりにすずの家を訪ねると、すずの弟の「花奏律太」が出迎えた。
(ちなみにシロガネも一緒に連れてきた)

律太は目の前の女性が祭里だと知ると内心少し驚いていたが、今までそこまで接点がなかったためすんなりと受け入れた。

それよりも祭里の巨乳に視線がいく色々気になるお年頃の弟であった。

久々にすずの部屋に上がった祭里が、前よりも女の子らしいものが増えたすず部屋を眺めていると、すずから歌川についておじいちゃんは何か知っていたかと質問される。

祭里のおじいちゃんの情報によると、歌川画楽は昔の有名な絵師が使用していた絵筆の”付喪神”であり、組合が把握している妖の中でもかなり上位の妖であるという。

“付喪神”(つくもがみ)とは長く使われていた道具が妖化したものであるため、画楽の姿・性格には元々の持ち主の影響が強く出ていた。

シロガネがすずだんごを頬張りながら歌川の情報に補足を加えていると、家の2階であるにもかかわらず、窓から画楽が顔を出した。

そして”画現術”で壁に扉を描くと部屋の中に入り、シロガネをモフりながら外へ連れ出してしまった。

実は、絵筆の持ち主は大の猫好きであったため、画楽も大の猫好きだったのだ。

そのため、画楽は会う度にシロガネをモフリ倒すため、シロガネは画楽に会いたがらなかったのだ。

すずと二人っきりになった状況を意識する祭里に、すずは画楽が言っていた妖巫女の能力についてどう思うかと祭里に尋ねる。

画楽の「妖巫女は妖の”神”にもなり得る」という発言は、祭里たち祓忍の常識からするととても信じられるものではなかったため、祭里は画楽の発言は信じられないと答えた。

それでも画楽に言われたことが気になるすずは、抱いていたぬいぐるみに「動け動け~っ」と念を送ってみた。

すると、ぬいぐるみが生物のように動き出したではないか。

いきなり動き出したぬいぐるみに驚き、態勢を崩してベッドに倒れこむ祭里とすず。

すずは自分の力を使えば祭里にかけられた性転換の術を解けるのではないかと思い、祭里の上着を脱がせると腹の紋章に手を当て、術の解除を試みた。

その様子を外から見ていた画楽は、そう簡単にできるものではないですよねとシロガネに語り掛ける。

モフられすぎて毛がゴワゴワになったシロガネは画楽の言葉を無視した。

画楽はすずの感性が人間より妖に近いことを見抜き、祭里とすずを「おもしろいコたちだ」というと、シロガネの目的を話して仲良くしてはどうかと提案する。

画楽の提案に対し、シロガネは「人間とは組まん」と答えただけだった。

すずは術の解除を試みたものの、祭里に変化が起こることはなかった。

祭里曰く、力は感じたがそれだけで、自然と身体から抜けて消えていった感じだったらしい。

ただ、祭里の中にすずの力はちゃんと入っていたようだ。

祭里とすずがお互いに見つめ合う体制で話をしていると、弟の律太が夕飯のリクエストを聞きに部屋にやって来た。

扉を開けた律太は、ベッドの上ですずが半裸の祭里を押し倒しているところを目撃すると、「ごめん姉ちゃん!!」と言って慌てて扉を閉めて出ていった。

すずと祭里は誤解を解こうとし、画楽は弟の表情を絵に描き始め、シロガネは弟にすずに近いものを感じたのだった。

妖巫女の能力

今回、画楽の発言から妖巫女の能力の詳細が明かされました。

画楽は何故、「妖巫女は”妖の神”になり得る」と言ったのでしょうか。

画楽曰く、人間には「魂魄(こんぱく)」という二つのエネルギーが宿っているそうです。

・魂(こん)・・・精神エネルギー
・魄(ぱく)・・・生命エネルギー

妖巫女は「肉体に宿るエネルギー」である”魄”を自在に操ることができます。

そして、妖は魄しか持たないエネルギーの生命体であるため、妖力=魄となります。

魄を自在に操る妖巫女が魄しか持たない妖に接触すれば、魄を送り込んで傷を癒したり、呪いや妖術を無効化したりと様々な奇跡を起こすことができるのです。

妖の生命とも言える”魄”を自在に操るというのは、人より神仏の領分に当たるため、妖巫女は昔弱い妖たちから”神”として崇められていたこともあったそうです。

これらのことから、画楽はすずに対して「君は”妖の神”になり得る」と発言したんですね。

ちなみに、祓忍たちの常識からすると人間が操れるのは”魂魄”の”魂”(精神エネルギー)の方だけという認識だったため、実際にすずの能力を見るまで画楽の発言を信じることができなかったみたいです。

まとめ

今回は新キャラにすずの弟が登場しました。

あまり祭里との接点はなかったとはいえ、昔みた男の姿の祭里を「あれで女だったのか。高校生になるといろいろ変わるもんだな」で軽く流したのはすごいですね。

それよりも祭里の胸に視線がいってしまうなんて、弟君もいろいろ気になるお年頃ですね。

また、画楽に説明されたことによって、すずが妖巫女としての能力を自覚し始めましたね。

自覚した途端生命のないぬいぐるみを動かすことができるなど、すずの感性はなかなかに優秀なようです。

今後は祭里たち祓忍と共闘する場面も出てきそうですね。

そして!おめでたいことに、あやかしトライアングル単行本の発売が決定しました!

発売日は10月2日(金)だそうです。

今週末は書店に行きましょう!

それではまた次回!

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