※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第88話「かけがえのないもの」の感想です。
あやかしトライアングル第88話「かけがえのないもの」
すずの答え
前回、祭里が女の子になってしまったことに責任を感じていたすずは、妖の里からの帰り道で迷い、祭里が性醒流転の術をかけられる瞬間の過去へとタイムスリップしてしまいました。
幼心ちゃんの勧めもあり、すずは祭里の女体化を止めるべく行動。祭里に性醒流転の術がかけられる直前に”折神”を飛ばし祭里を助けようとしました。
しかし、すんでのところですずは思いとどまり、折神を回収しました。
すずは気づいたのです。祭里が女の子になってしまってからのこれまでの日々をなかったことにはできないと。
祭里がシロガネを討伐できない状況でお互いにふれあい、わかり合えたからこそ、祭里は妖との絆を思い出すことができました。もし祭里が女体化せずシロガネを討伐してしまっていたら、今ほど妖と良い関係を築くことはできなかったでしょう。
そして、祭里が女の子にならなければすずと祭里の関係がここまで進展することもなかったでしょう。元々二人は男と女、祓忍と一般人として別々の世界を生き、お互いを大切に想いながらも気持ちがすれ違っていました。
しかし、シロガネと出会ったことで祭里は女の子になり、すずは妖絡みのゴタゴタに関わることが増え、良くも悪くも祭里とすずの距離が縮まる接点ができました。すずを妖から守るために祭里が活躍したのは勿論のこと、”女友達”として身も心もより近いところで接したことで祭里とすずはお互いの気持ちを打ち明けることができたのだと思います。
女体化した祭里との大切な日々を思い出したすずは、ようやく「女の子の祭里も好き」という自分の本心にも気づくことができました。
自分の心のわだかまりが消え、現実世界へと引き戻されるすず。もう二度と祭里が女の子にならなきゃよかったなんて思わない。これからのすずはより前向きに、より積極的に女の祭里と接していくことでしょう。これからの二人の関係がどうなっていくのか楽しみです。
ちなみに現実世界に戻った後、祭里はあの発言(宗牙パイセンの彼女になるとかいうあれ)について一言謝ってくれました。ちゃんと謝ってくれてよかったよかった。
浴衣かわいい
さて、ストーリー面で取り上げたいことは大体書いてしまったので、ここからはひたすら登場人物たちの浴衣姿で悶えていきたいと思います。
なんで浴衣姿が出てきたかって?経緯は知りませんが、なんか皆で夏祭りに行く予定があったみたいですね(テキトウ)。
はい、まず登場したのは祭里とすずですね。祭里がやると雑になっちゃうからと、すずが祭里の着物を着付けてあげている様子が微笑ましい。お二人とも浴衣がとてもよくお似合いです。個人的にはすずの浴衣姿が好きですね。
次に現れたのは浴衣姿のラチカちゃん。妖術で自分の服を作り替えたのでしょうか?髪型もイイ感じに纏めて花飾りもつけて、普段から可愛いラチカちゃんがさらに可愛らしくなっています。隣に居る雲外鏡がめっちゃ優しい笑顔をしているのもいいですね。まるで娘の初めての浴衣姿を見て「うちの娘可愛い」と喜ぶお母さんのようで大変微笑ましい光景です。
浴衣に着替えた祭里とすずとラチカは夏祭りの会場へと移動。そこでは、ついに来ましたヤヨルーが浴衣姿で登場です。いやーイイ!可愛いですね!!やっぱ浴衣を着て髪型も変えると、普段とは違う新鮮さがありますね。とても良い。
さらに、カゲメイも浴衣姿で参戦。黒の浴衣姿でまさにカゲメイと言った印象。しかし元々のスタイルの良さもあってか非常に大人びた印象を受けてこれまた可愛らしい。カッコかわいい(カッコいい+かわいい)って感じですかね。
最初は画楽と二人で人混みから離れたところに居たようですが、いつの間にかヤヨたちと合流して的屋の輪投げで遊んでました。画楽に皆と遊んでおいでとでも言われたんですかね?まだ素直になりきれないところも可愛らしいですね。
ちなみに画楽はジンベエを着ていましたが、座って絵を描いていたので全体はよくわからなかったのと、普段来ている服が割と和服に近いのであまり新鮮味は感じなかったです。
そして、最後にチラッと登場したのが宗牙パイセンと刃夜ちゃんとポ之助。みんな浴衣やジンベエを着て夏祭りにやってきていました。浴衣を着ている刃夜ちゃんが可愛いのは勿論なのですが、ゆったりしたジンベエを着ているパイセンもカッコいいですね。
どうせなら宗牙パイセンと浴衣を着た祭里が合流してパイセンが照れるところを見たかったのですが、それはまた別の機会ですかね(見られなくて少し残念)。
さて、だいぶ皆の浴衣姿を堪能させていただきました。また浴衣回やってほしいですね(切実)。
ジャンプラへ移籍!!
さて、ここで大変重要なお知らせです。
なんと、あやかしトライアングルの本誌連載は今回で終了。次回からはジャンプ+にて移籍連載を開始するようです!
なんとまあビックリかつ重要な告知。次回以降のあやトラを読む際は気を付けないといけませんね。なぜジャンプラに移籍になったのか理由はわかりませんが、まあ何かしらの事情があったのでしょう。
ネットをいろいろ見ているとジャンプラ移籍をマイナスに捉える方もいるようですが、個人的にはそんなに問題ないというか、むしろ良い流れなのではと思っています。
というのも、告知で「これまで事情でやりづらかったあんな話やこんな話もやっていきます!」と書いてあることから、ジャンプラは本誌よりも規制が緩く表現の幅が広いと筆者は考えているので、えっちぃ描写を多く取り入れているあやトラはこれまで以上にいろんな表現ができるようになる可能性があるからです。前作のダークネスほど過激になるかどうかはわかりませんが、「終末のハーレム」すら掲載してるくらいですからかなり幅広い表現が期待できそうです(流石に終末は規制だらけですが…)。
それに今のジャンプラは「怪獣8号」や「SPY×FAMILY」など、単行本が何百万部単位で売れたり、アニメ化までこぎつけた作品も多く存在していますから、連載する場としての安心感もありますからね。まあ移籍してまで続けようとしているわけですから打ち切りの心配はないでしょう。アニメ化もありますし。
それに、何と言ってもありがたいのが、あやトラが全話無料(初回無料)になることです。これは本当に読者としてありがたい。最初から本誌で追いかけられなかった人も、一気読みして最新話に追いつくことができますね(読み返すときはポイントを消費するので注意が必要ですが)。
しかも毎話カラーの扉絵が入るとのこと。本誌でカラーが入る度に大喜びだったわけですが、それが毎話見られるだなんて!
「やれるところまで頑張る」とのことなのでいつまで続けるかは矢吹先生次第ですが、是非とも頑張っていただきたいですね(欲深)。
なお、連載は毎週月曜日に更新、3話やって一回休みのペースになるそうです。流石に毎週の連載は体力的に厳しいのでしょうか。良い作品を生み出していただくためにもお体は大事になさってほしいです。これは個人的な想像ですが、もしかしたら本誌での毎週連載が厳しくなったからジャンプラに移籍したのかもしれませんね。
さて、ここまで告知された情報をズラッと書いてきました。ジャンプラ移籍になったことで、これからのあやトラがどう変わっていくのか楽しみですね。
今後の動きや詳細については、矢吹先生のTwitterなどをご確認ください。
感想/まとめ
すずが自分の気持ちに答えを見出したお話でした。
話の流れとしては大体予想通りに進みましたね。まあここで祭里を男に戻すわけにはいかんわな。ただ、もっとすずの中で葛藤があるのかなとも思っていましたが、思ったよりすんなり解決した印象でした。
すずが現実世界に戻ってきた後も随分急ぎ足でお話を進めていましたし、まるで最終回でしたね。まあ、ジャンプラ移籍の告知もありましたし、本誌ではこれが最終回になるわけですから急いで話をまとめる必要があったのでしょう。最後に全員集合させて、「俺たちのたたかいはこれからだ」的なことを言わせて、これで連載終了ならただの打ち切りエンドになるところでした(汗)。
でも来週からジャンプラで連載が始まるので大丈夫。打ち切りではありません。ジャンプラではこれまで事情でできなかったお話もやっていくとのことですので、これからあやトラでどんな表現が見られるのか、また、お話がどんな展開になるのか非常に楽しみであります。
しかし、ジャンプラでの連載となると、このブログでの取り上げ方も少し考え直さないといけないかな…?
さて、本誌のあやトラはこれで終了となりますが、連載はジャンプラでまだまだ続きます。最後のコマの幼心ちゃんはすずの出した答えに納得していない様子でしたが、果たしてこれからどんな展開に発展していくのか。次のお話も楽しみですね。
それではまた次回!
単行本発売中!
あやかしトライアングルはジャンプラで!!
これまでのお話はこちらから
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