※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
今回は【推しの子】第148話「夏の終わり」の感想になります。

【推しの子】第148話「夏の終わり」
今回は水着回。まさかのサービス回でしたね。一読者として嬉しく思うと同時に、現地に居る役得男子たちが心の底から羨ましいと思いました。
それにしても、作中のみんなが楽しそうにしている様子を見ると心が癒されますね。みんな楽しそうで何よりです。特にルビーは映画の主演とアイドル業で大忙しでしたから、せめて一日だけでも存分に羽を伸ばしてもらいたいですね。
そういえば、重曹ちゃんは随分と大胆なことをしていましたね。まさかアクアに日焼け止めを塗ってくれと要求するとは。重曹ちゃんの積極性には驚きました。まあ、そんな過激な要求はあかねちゃんによって阻まれてしまいましたが…。ていうかあかねちゃん、自然な流れでしれっと推しの身体に触れる権利を得るだなんて策士ですね。
あと、子供たちだけでなく、引率の五反田監督もなんだかんだお出かけを楽しんでいたのが微笑ましかったです。監督は良いお父さんをしていましたね(独身だけど)。
また、みんなの輪には加わりませんでしたが、一コマだけツクヨミの姿もありましたし、映画に出演していた子供たちはみんな集まっていたようですね。ツクヨミもなんとなく穏やかな表情をしていたので彼女なりに楽しんでいたのだと思います。
【推しの子】はシリアスなシーンが多いですから、みんなの楽しそうな様子を見ると本当に心が癒されます。作者様方にはまたこうしたみんなの楽し気な一面をどこかで描いてもらいたいですね。
さて、楽しい話の後には少しまじめなお話もありました。
夜、みんなの輪から少し離れて黄昏ていたアクアにあかねちゃんが話しかけていましたね。夜の海を眺めながらこっそり二人で秘密のお話…と言えばロマンチックに聞こえますが、実際には”カミキヒカルを殺すな”とあかねちゃんがアクアに釘を刺していました。(全然ロマンチックじゃねぇ)
あかねちゃんの目的は”アクアを幸せにすること”。その目的を達成するためには、アクアに殺しをさせるわけにはいきません。そのため、あかねちゃんは一度フラれたアクアに気まずいと思いながらも接近し、なんならカミキを付け回して動向を監視していました。アクアのために一度は自らの手を汚そうとした人ですから、あかねちゃんの行動力は計り知れません。
あかねちゃんの行動力は少し怖いくらいですが、しかしその言葉はアクアも受け止めなければなりません。
復讐のためとはいえ、アクアはこれまで良くも悪くも多くの人に影響を与えてきました。”良くも悪くも”ですから、これまでアクアが影響を与えてきた人の中には当然良い影響を与えてきた人々もたくさんいるのです。
ルビー、重曹ちゃん、あかねちゃんといったアクアに想いを寄せる人もいますし、アクアの周りにはもうたくさんの人がいます。そんな状況でアクアが殺しなんてしてしまったら、そうしたアクアの周りにいる人々を不幸にしてしまう。それはアクアとしても望むところではないはずです。
アクアがあかねちゃんの言葉をどこまで重く受け止めるかはわかりませんが、あかねちゃんの言葉をアクアはしっかりと受け止めて、そしてよく考えてほしいです。それでもなおカミキヒカルを自らの手で抹殺するというのであれば、アクアの心の整理をつけるために実行するべきだとは思います。しかし、手を汚さずとも済む方法があるのであれば、願わくばあかねちゃんの想いを尊重した行動をとってもらいたいところです。
さて、今回のお話ではもう一つ気になるシーンがありました。
アクアとあかねちゃんの会話が終わった後のシーンですが、重曹ちゃんがアクアへの恋心を諦めるような発言をしていましたね。しかも、恋敵のあかねちゃんにアクアを譲るような発言までしていました。
これはまさかの展開でした。一体急にどうしてしまったのか。日中までアクアに積極的なアプローチをとっていた人とは思えません。突然の衝撃発言に私はとても動揺しています。
私としては、重曹ちゃんが今更自分を卑下してアクアを諦めるとは思えませんし、アクアとの関係は良好で、なんならあかねちゃんよりも良い関係にあるんじゃないかと思っていたのですが…。重曹ちゃんは一体なぜ自分よりもあかねちゃんの方がふさわしいと考えるようになったでしょうか。
たしかにあかねちゃんはアクアの良き理解者になれると思いますが、あかねちゃんと重曹ちゃんではアクア救済のベクトルがまた異なりますからね。重曹ちゃんがアクアを諦めるにはまだ時期尚早だと思うんですが…。
うーん、この辺の心境の変化は考えても正直あまりよくわかりません。ここでまた私の恋愛偏差値の低さが露呈してしまいました…。勉強のためにもっと恋愛漫画を読まなければなりませんね…。
自語りの冗談はさておき、重曹ちゃんが恋を諦める発言をしたことは本当に衝撃的でした。重曹ちゃんがこのような考えに至った理由や、重曹ちゃんの言葉を受けてのあかねちゃんの反応が非常に気になるところです。
一話丸々楽しいだけでは終わらせない【推しの子】。やはりこの作品は侮れませんね。
それではまた次回。

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