あやかしトライアングル 第61話 感想

※この記事はネタバレを含みます。

どうも、重平です。

あやかしトライアングル第61話「妖巫女の責任」の感想です。

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あやかしトライアングル第61話「妖巫女の責任」

幼心の君

すずの中にいる転生の記憶を持つ本来の人格、これまでなんて呼べばいいのかわからず「もう一人のすず」と呼んでいましたが、今回で“幼心の君”というそれっぽい呼び方がつけられました。

いやぁ助かりました。文章で「すずともう一人のすず」って書くとなんかややこしかったので、しっくりくる呼び方が欲しかったんですよね。

さて、そんな”幼心の君”ですが、すずの夢の中ですずと楽しそうに会話していました。二人はすずと夢の中でよく会っていたそうです。

筆者としては、すずは”幼心の君”の存在すら知らないと思っていたので、具体的に誰かまでは知らずとも、お互いの存在を認識し合っていたのは意外でした。

前回までシリアスが続いていましたから、カゲメイを追い出す際の祭里とのキスについて楽しそうに語らう二人に心が和みました。

妖巫女の責任

すずは夢の中で、”幼心の君”から「カゲメイを止めてほしい」と頼まれました。”幼心の君”は、カゲメイが生まれてしまったのは(前世の)妖巫女の過ちだから、その責任は妖巫女がとらなければいけないと考えているようです。

“幼心の君”から責任の話をされたところで目が覚めたすず。夢の内容を覚えているのかはわかりませんが、祭里に頼るのではなく、”私がカゲメイを倒す”という決意を固めているようです。

カゲメイの存在は”花奏すず”の人格の責任ではありませんので、祭里や他のみんなに頼っても別に文句を言う人はいないと思います。しかし、自分に深く関係する”妖巫女”の責任をしっかりとろうとする姿勢は素晴らしいですね。

そして、すずの決意は唐突に現れた纏さんにも伝わったようで、「妖巫女が人の味方だって信じさせて」と、すずは纏からカゲメイ討伐を託されたのでした。

ひとまず、すずが隔離されるような事態にならなくて、筆者としては一安心です。

画楽の裏切り

カゲメイの存在を画楽に伝えに行こうと道を歩いていた祭里、すず、シロガネ。なんて伝えようかと考えながら歩いていると、画楽の方から祭里たちの前に現れました。

画楽は祭里たちと出会うや否や”画呪術 魂縛の紋”を祭里の両腕に描き、祭里の風の術を封じました。画楽は祭里たちが日照り神を倒した直後にカゲメイと接触しており、既にカゲメイの仲間になっていたのです。

申し訳ないとは思いつつも祭里たちを裏切ることに決めた画楽。それほどまでに比良坂命依に恋をしていたのです。

たとえ分身だとしても、本来の比良坂命依ではなくなってしまったとしても、それでも命依の傍に居たいと思う画楽の恋心は本物ですね。

最後のコマで画楽が眼鏡を外し、一人称が「ボク」から「俺」に変わった瞬間は、祭里たちとの決別と命依の傍で生きていくんだという強い男の意思が感じられました。

しかし、画楽が敵になってしまうのかぁ…。これまで仲良くやってきただけにショックであります。

それに、以前塵塚怪王を一撃で倒したことから画楽が非常に強力な敵になることはわかりきっています。風の術を封じられてしまった今、祭里達はこの強敵とどう戦うのでしょうか。

感想/まとめ

妖巫女の責任の自覚、そして画楽の裏切りのお話でした。

すずの妖巫女としての責任を果たそうとする姿勢は素晴らしいですね。

ものにもよりますが、筆者は自分が直接的に関わっている責任でなければ無視してしまう傾向があるので、すずと”幼心の君”の姿勢は見習わないといけないなと思いました。

そして、画楽が敵に寝返ってしまいました…。

まあ、画楽は元々すずが妖巫女の力を扱えるようになれば比良坂命依に会えると思って協力してたわけですから、目の前に命依のオモカゲが現れたらそっちに行ってもそこまで不自然ではありませんね…。

ただ、敵に寝返ったショックとは別に、画楽は本当にそれでええんか?って疑問も残り、少しだけモヤモヤします。

妖巫女=比良坂命依なので、すずの中に本来の命依がいるという考えを筆者はまだ持っていますが、妖巫女と命依の人格は全く別の存在になるのかなぁ…。

さて、大けがを負い、暫く回復に専念しなければならなくなったカゲメイは旧友の画楽を刺客として送り込んできました。

画楽によって祭里の風の術が封じられた今、祭里達は強敵画楽にどう立ち向かっていくのでしょうか。祭里がどのような手段で戦うのか気になりますが、祭里に代わってすずが戦うのではないかと期待もしています。

すずの「妖巫女としての責任をとる」という決意が早速見られるのかどうか、来週のお話が楽しみですね。

それではまた次回!

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