かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-感想

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どうも、重平です。

12月17日(土)より、かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-の劇場上映が開始されましたね。皆さんはもうご覧になりましたでしょうか。

私は12月24日と12月29日の二回、映画館に足を運んでしまいました。いやぁ、それだけ映画が面白かったんですよね。特典関係なしに何度も観たくなるかぐや様は素晴らしい出来だったと思います。

というわけで、上映開始からだいぶ時間が経ってしまいましたが、今更ながらかぐや様映画を観た私の感想を書いていこうと思います。

※注意!
これより下の文章には映画に関するネタバレや、ネタバレに繋がる内容が盛り込まれています。
まだ映画をご覧になっていない方はご注意ください。

面白かった点

かぐや様の劇場上映(以下、映画と称します)は、単行本でいうところの第138話~151話と159話~160話で構成されていました。秀知院の文化祭が終わった後の、「かぐやちゃん」や「氷かぐや様」が登場したあたりのお話ですね。

白銀会長とかぐや様が文化祭でのウルロマを経て付き合うのかと思いきや余計に拗らせた期間。間にクリスマスも挟み、ある意味ウルロマよりもロマンティックな展開に終始ドキがムネムネしてしまいました。

そんなかぐや様映画の、良かった点や今後に期待したい点などを書いていきたいと思います。なお、面白かったところをただ挙げていたらギャグや演出的なものに関する感想に寄ってしまったため、ストーリー面での感想についてはあまり期待しないでください…。

主題歌の「Love is Show」!

まずはOP主題歌の「Love is Show」!やっぱりかぐや様の主題歌といえば、アニソン界の大型新人である鈴木雅之さんの曲ですよね!

冒頭のアバンの後、OPの「Love is Show」が流れた時にはテンションがぶち上がってしまいました。勿論、映画館の中なので声を出したり暴れたりはしませんでしたけどね。

アニメ一期の頃からずっとそうですが、鈴木雅之さんの歌はかっこよすぎます。毎回真似して歌ってみたくなってしまいますが、ちょっと難しいんですよね。

完全に刷り込みかもしれませんが、鈴木雅之さんの歌う楽曲はかぐや様の雰囲気ともマッチしていますし、かぐや様の主題歌を歌うのは鈴木雅之さん以外いないと割と真剣にそう思っています。

今回はPVも下調べも殆どせず映画館に足を運んでしまったので「Love is Show」も映画館で初めて聴いたのですが、OP映像の作りも素晴らしく、まさしくかぐや様映画にふさわしい曲だと思いました!

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かぐやちゃん可愛い

映画本編ではあの「かぐやちゃん」が登場!

原作でもデフォルメが効きまくっていてとても可愛い生命体でしたが、動きと声が付くとより一層可愛らしさが増したような気がします。

声優の古賀さんも普段のかぐや様の大人びた雰囲気と声から一転、ミニキャラらしいとても愛嬌のある声を出して演じていて、声優さんってやっぱり凄いなぁと思いました。(まあ、今回は冒頭からアホかぐやの声で演じてましたが笑)

かぐやちゃんを取り巻く生徒会メンバーのコメディも面白さ抜群で申し分なし。それにしても、最後の知能が低下した白銀会長とかぐや様をミコちゃんが目撃するシーンは原作よりも痛々しさが増していましたね(笑)。もはやホラーの領域でした(笑)。

とまあ途中からコメディの話になってしまいましたが、結局何が言いたいかというと、可愛らしい「かぐやちゃん」を観たい方は映画必見です!

ミコちゃん可愛い

これは完全に贔屓も入っているんですが、いやぁミコちゃんが可愛くて最高でしたわ!

つばめ先輩が石上をクリスマスパーティーに誘うところを乱パと勘違いして取り乱すシーンは原作同様可愛かったですし、かぐや様が香水を付けたところをミコちゃんが指摘するシーンは演出の関係で妙に艶っぽく見えて、見ているこっちも変にドキドキしてしまいました。いいぞもっとやれ。

思春期の頭ピンク風紀委員が映画でも見られて満足でした。やっぱりミコちゃんの思春期全開なところやチョロいところは可愛いですね。

ただ、映画の中でミコちゃんや石上サイドのクリスマスの様子が描かれなかったのが少し残念でした。勿論主役はかぐや様と白銀会長ですし、映画の構成の関係もあるので文句を言うつもりは毛頭ありませんが。

ミコちゃんや石上のクリパの様子もいつかアニメなどで見られたらいいなと思います。

皆大好き田沼先生

映画本編には、みんな大好き田沼先生も登場しました!かぐや様の入院時と同様、今回のヤブ医者ムーブ(?)も素晴らしかったです。

地上波の時から思ってましたが、やっぱり田沼先生はズルいですよ。アニメでは原作より数割増しで顔が濃く描かれているせいでそこに居るだけで笑いを取っていくんですもの。あの顔ズルいわぁ。

他にも良い話をしようとしたけど部下に遮られて話せなかったり、17歳になる孫が子供を作らないか戦々恐々としていたり、登場するたびにキャラも顔も濃くなっていく田沼先生は最高です(笑)。

映画という大舞台で田沼先生の活躍が見られたのは嬉しかったです。これからも多くの若者の”恋の病”を治療してあげてほしいですね。

それにしても、最近は「胸キュン」でも「エモい」でもなく、一周まわって「キュンです」というのは知らなかったなぁ…。単行本15巻発行時より若者言葉が進化しとるやんけ…。

氷かぐや様可愛い

今回の映画で印象に残ると言えば、やはり「氷かぐや様」でしょう。かぐや様の持つ人格の一つであり、かぐや様を語るにはなくてはならない存在です。

白銀会長と出会う前の人を拒絶していた頃のかぐや様ですから、当時単行本で読んでいた時も冷たい印象があったのですが、映画で見るとこんなに可愛かったっけ?ってくらい可愛く見えました。

白銀会長から積極的に来てほしくて、ワザと手袋を外して寒がってみせたり香水をつけてみたりする様子がとても可愛らしく見えました(白銀会長は振り回されて大変そうでしたが笑)。当時単行本で読んでいた時はここまで可愛く見えなかったんですがね。やはり映像の効果なのでしょうか。

そんな氷かぐや様、願望としては「白銀会長から来てほしい(好意を汲み取ってほしい)」「普通の恋愛がしたい」という願いがあったわけですが、そういったかぐや様の願いについても映画はしっかり描いていたと思います。

何故だろう。単行本で読んだ時よりも映像で通して見た方がかぐや様の感情が伝わってきた気がします。やはりここは声優さんの迫真の演技や、映像作品ならではの演出による効果が大きいのでしょうか。紙では感じにくかった感情を今回の映画で知ることができたのは大きな収穫です。

かぐや様の想いを知ってから改めて映画(もしくは原作)を見ると、氷かぐや様に対する印象が少し変わって感じられます。

ウルロマで最高に良い雰囲気になった直後に氷かぐや様が出現した時は肝を冷やしたものですが、このプロセスを経たことでかぐや様と白銀会長がより強く結ばれることとなりました。

かぐや様と白銀会長が自分の弱い部分をさらけ出し、より深く理解し合ったうえで結ばれる。その過程を劇場で見られたのはとてもよい経験でした。媒体を変えて作品を楽しむというのは良いものですね。

今後に期待したい点

上記でも少し触れましたが、ミコちゃんと石上のクリスマスパーティーの様子が殆ど描かれなかった点が少し気になりました。まあ、色んなエピソードを詰め込み過ぎると話が取っ散らかったり、映画の構成的に入れるのが難しかったりするのはなんとなく予想できますが。それに、原作でもそのお話は回想的な感じでかぐや様たちのクリスマス回が終わった後に掲載されましたからね。

ですので別に不満があるわけではないのですが、石上、ミコちゃんサイドのクリスマスパーティーは今後の二人の関係に大きく関係するものでもありますから、そのうちどこかで映像化してほしいなと思っています。

あとは、映画のエンドロールが流れる直前、「NEW GAME START」(だっけ?)という文字をクリックしたところで映画が終わったのが気になっています。この終わり方、なんか続きがありそうですよね。

Twitterでもファンの方達が噂しているのを見かけましたが、確かにこの終わり方は次に期待してしまいます。もしかしたら白銀会長とかぐや様が結ばれた後の話もアニメで放送するのかも?

白銀会長とかぐや様が結ばれた後も面白いエピソードは山盛りなので、是非ともそちらも映像化してほしいなと密かに期待しています。(というか、映画のエピソードからお話が完結するまで単行本で13巻くらいありますからエピソードには事欠きませんね。)

私が気になったところはこのくらいでしょうか。不満があると言うよりは次への期待が大きいですかね。原作の連載が完結しても楽しみを提供してくれるかぐや様。映画が終わった後も何かしらアクションを起こしてくれることを期待しています。

まとめ

ここまでかぐや様映画の感想をつらつらと書いてきたわけですが、一言でまとめると「めっちゃ面白かった!」。これに尽きますね。

元々かぐや様はギャグとシリアスの混ぜ方が上手だなと感じていたのですが、映画でもそのバランスが絶妙に調整された構成となっており、観ていて飽きの来ない作品でした。

会場の雰囲気も良く、時折会場から観客の笑い声が聞こえてきた時はなんだか嬉しくなってしまいました。ちゃんと笑ってほしいところで観客を笑わせることができる演出・構成ができるのは凄いことだと思います。

ギャグが面白すぎるのでそちらが印象に残りがちですが、一方で氷かぐや様の心情や白銀会長の弱みなどもしっかりと描かれていて、ただギャグで笑いを取りにいくだけではなくストーリーもしっかり考えられている、作品へのリスペクトが感じられる素晴らしい映画だったと私は思っています。

やはりかぐや様は面白い。映画の終わり方も続きが期待できるような気になる終わり方でしたし、上映が終わっても終わりだと感じさせない作りはニクいなぁと思います。

これはBlu-ray&DVDが出たら買うかなぁ。とか今から考えるくらいにはかぐや様の映画を気に入りました。仕事とかで疲れた時に観て元気をもらいたいかなぁ。孤独な社会人の疲れた心には高純度のラブコメがよく染みるんですわ…(※個人差アリ)。

まあ冗談はさておき。私の感想はこんなところでしょうか。作品を深く愛する方からすれば薄っぺらい感想だとは思いますが、まあこんな風に感じる人もいるんだなくらいに思っていただければ幸いです。

原作は完結してしまったかぐや様ですが、今回のような劇場作品をまた作ってもらいたいものです。今後もアニメやグッズなど、何かしらの動きがあることを期待しています。

以上、かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-の感想でした!

かぐや様最高!!

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