※この記事はネタバレを含みます。
【推しの子】第137話「偶像」の感想です!
※しばらく更新できてなくていろいろ溜まってるので巻きでいきます!
【推しの子】第137話「偶像」
ルビーのアドリブ
ルビーのアドリブは、心に響くものがあった。
その場の誰もが”違う”と言いながらも、注目を引き付け、確かな説得力を感じさせられるほどの芝居。誰もが理想のアイを信じて疑わない中、アイの心に気付いたのはルビーだけだったのだ。
「完璧で究極のアイドル」であることを求められ、泣くことすら許されなかったアイの孤独は如何ほどだったであろうか。ルビーはアイの感じていた寂しさや孤独感を見事に表現してみせたと思う。
ルビーを通じてアイの新たな一面が引き出される。今後もルビーの芝居に期待したい。
アイとは違う道を行く
今回のお話で、ルビーが「私はママみたいにならない」と言ったのが印象的だった。
これまでずっとアイに憧れ、アイのようなアイドルになることを目指していたルビーが、アイの心理に触れたことで自分のままスターを目指すことを決意した。これは大きな心境の変化だと思う。
アイは確かに凄かった。しかし、アイにはアイの良さがあり、ルビーにはルビーの良さがある。親子とはいえ別人であるから、なにも同じ道を歩む必要はない。某地上最強の生物も「競うな 持ち味をイカせッッ」と言っている。
自分の道を定めたルビーがどのように飛躍していくのか、今後の活躍が非常に楽しみだ。
雨降って地固まる
ルビーはアイとは違う道を進むことを選んだ。それはつまり、アイのように友人を諦めるような選択は取らないということだ。
今回の一件で、ルビーと重曹ちゃんは険悪な状態になってしまった。しかし、それを理由にルビーが重曹ちゃんを手放すことはなかったようだ。これでこそルビーである。
一時はどうなることかと思ったが、どうやらこれで一件落着。これからも新生「B小町」には仲良く過ごしてもらいたいものだ。
それにしても、ルビーも強く可愛く成長したものだ。筆者もしつこくつきまとわれたい(殴)。
感想/まとめ
ルビーを通してアイの新たな一面を知ることができた。また、ルビーの成長が見られた回でもあった。
ルビーは芝居の面でも精神的な面でも着実に成長していると感じる。アイの新たな一面を引き出した芝居もあっぱれだし、自分の道を定め、重曹ちゃんを手放さない選択をしたのも見事である。
一時期は闇堕ちしてやや強引な振る舞いをしていた時期もあったが、それらを乗り越えたうえで自分の道を定めたルビーを見ていると、彼女の成長をひしひしと感じる。今のルビーならば強く真っすぐ進んで行けることだろう。ルビーがどのような形で大成するのか、今後の活躍が非常に楽しみである。
そして、忘れてはならないのが重曹ちゃんの存在である。
今回のルビーの芝居は見事であったが、それをここまで引き出したのは重曹ちゃんの活躍あってこそ。重曹ちゃんが本気で感情をぶつけたからこそ、ルビーはアイの心理を深く理解することができたのだ。鏑木Pも言っていたが、本人の実力もさることながら周りの実力も引き上げるとは、本当に凄い女優である。
何やら鏑木Pと壱護が面白そうな話をしていたし、重曹ちゃんにも今後大きな動きがあるかもしれない。期待して動向を見守っていきたいと思う。
また、今回のお話は作中のモブたちの反応も興味深かった。ルビーがアドリブで泣き始め、自分たちの中のアイのイメージが揺らいだ時、モブたちが必死に「違う」と否定していたのが印象的だった。
【推しの子】の世界では、アイは絶対的な存在として認知されているようである。いや、これは私も似たようなものか。モブたちよりは多少アイの思考や背景を知っているとしても、やはりアイを特別視していることは否めない。だからこそ、ルビーのアドリブはインパクトがあったし、ルビーの瞳は心に突き刺さったのだ。
「15年の嘘」が世に出た時、【推しの子】世界の人々はどのような反応をするのだろうか。アイの新たな一面を受け入れる者もいれば、拒絶し、理想を追い求める者もいるのだろうか。「15年の噓」の公開が楽しみである。
それではまた次回!
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コメント
アクア「アイとお前は違う人間だ。もうアイの幻影を追うな。お前はお前の人生を生きろ」
アクアの声はちゃんとルビーに届いていたんだね!
後ルビーは自分の気持ちに素直でいたいってことだし、たとえアクアが血の繋がった兄妹でも猛アタック続けるのかな?
TGLLC#!さん、ありがとうございます!
そうですね。アクアの言葉もあったからこそ、ルビーはアイとは別の道を選ぶことができたのかもしれませんね。もしそうだとしたら激エモです。
それと、前世バレしたときの様子からルビーは兄妹とか関係なくアタックしそうではありますね(笑)。