【推しの子】第47話感想 アクアが電話を掛けた相手とは!?

【推しの子】

※この記事はネタバレを含みます。

どうも、重平です。

【推しの子】第47話「職場訪問」が更新されました!

ステアラ観賞回から一週間。

ついにアクアがGOAさん降板阻止へ向けて動き始めたわけですが、アクアは一体誰に電話を掛けたのか、非常に気になるところです。

ここで有力な協力者を得られれば、鮫島先生の説得、GOAさんの降板阻止も不可能ではないはず!

それでは感想を書いていきましょう!

P.S.

今回から登場人物欄を消しました。

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【推しの子】第47話 「職場訪問」

アクアが電話を掛けた先は・・・

ステアラの帰り道、鮫島先生説得のためアクアが電話を掛けた相手とは、同じく漫画家で「今日あま」作者である吉祥寺先生でした。

やはり、漫画家を説得できるのは同業者である漫画家しかいないとの見解は間違っていませんでしたが、理由はそれだけではありませんでした。

というのも、鮫島先生は今“自分が一番実力がある”と思っている状態だからです。

漫画にアニメにとんでもない売れ方をしている鮫島先生の周りはYesマンだらけになっており、編集の言う事は聞かなくなり、他の人の助言も聞こうとしません。

どこぞの町の岩から「いい気になってんな てめーっ!」と怒られそうな鮫島先生の状態ですが、一躍売れっ子になってしまってはいい気になってしまうのも無理はありません。

ただ、こうなってしまっては、もう同業者以外の助言など聞き入れてもらえません。

そこで、同じ漫画家であり、鮫島先生の師匠である吉祥寺先生に説得を頼もうとアクアは考えたのです。

そんなわけで、アクア達は吉祥寺先生の職場に遊びに来たのでした。

週間ヤングジャンプ2021年No.29 【推しの子】第47話より引用

う~ん!重曹ちゃん良い笑顔!

しかもよく見たらいつものベレー帽と違う!新鮮!

職場見学

吉祥寺先生の職場へ遊びに来たのは、アクア、重曹ちゃん、あかねちゃん、鳴嶋メルトの四人。

重曹ちゃんとあかねちゃんが一緒に居るとか、ここは天国か?

初めて来る漫画家のお宅に興味深々なあかねちゃん。

笑顔が眩しい超かわいい。

そして、そんなあかねちゃんにマウントで対抗する重曹ちゃん。

週間ヤングジャンプ2021年No.29 【推しの子】第47話より引用

ごめん。ここは天国ではなく修羅場でした

にしても重曹ちゃんは小っちぇところでマウントを取りに行きますな。

まあ、そんなどや顔が可愛いのだが。

なお、鳴嶋君は相変わらず吉祥寺先生から塩対応を受けている模様

そういえば、なんで鳴嶋君は吉祥寺先生の職場に来たんでしょうね。
(鳴嶋君がいなければ、筆者の推しパラダイス空間が形成されていたのに…)

まあでも、今は昔を反省してマシになったようですし、その、ガンバ!

漫画業界の裏側

お菓子と飲み物を広げ乾杯する一同。

本当は鮫島先生も呼びたかったみたいなのですが、週刊連載は非常に忙しいようで、同席は叶いませんでした。

と、ここで吉祥寺先生から衝撃の発言が。

週間ヤングジャンプ2021年No.29 【推しの子】第47話より引用

えっ!?週刊連載でそれ言っちゃいますか…。

いや失礼、吉祥寺先生は月間連載の作家さんなので特に問題ないと思います。

でも、【推しの子】が載ってる漫画雑誌!週刊連載でしょう!

やっぱり、アカ先生もメンゴ先生も苦労なさってるんやなぁ。

ていうか、メンゴ先生はジャンプ+休載用に一枚絵描いてるし、アカ先生に至っては連載2コ持ちじゃあないですか…。

さらには、両先生ともアニメ化、実写化、グッズ化などなど経験済み。

先生方、完全に脳をいじられていることが判明してしまいました。

しかし、怖い話はこれだけではありませんでした。

増長している鮫島先生に対し、編集は注意をしないのかとあかねちゃんが質問すると、「編集の仕事は2つある」と吉祥寺先生は教えてくれました。

編集の仕事の1つは、“売れる漫画を作らせること”

これは、業界をよく知らない人でも思いつきそうな仕事内容ですね。

では、2つ目は?

編集が担う大事な仕事の2つ目、それは、“売れた漫画を終わらせないこと”でした。

絶賛売れまくり中の作品を終わらせようものなら査定に響いてしまうため、例えばメディアミックス中の作品なんてまず終わらせてもらえません。

そして連載を終わらせないために、編集はどんどんワガママになっていく作家のベビーシッター的なことをする羽目になります。

その結果、売れた漫画家はさらに増長していくという連鎖。

いやぁ、恐ろしい…。

ちょっと余談ですが、こういう話を聞くと、鬼滅の刃やチェンソーマンはよく連載終了できたなと思いますね。

鬼滅なんて全国的にまだまだ盛り上がっていましたし、チェンソーマンも「このマンガがすごい!」のオトコ編で1位を獲得したうえ、アニメ化の告知が発表される直前に連載終了しましたからね。

裏でどのようなやり取りがあったのかはわかりませんが、連載終了を公表する前はいろいろあったんですかねぇ…。

編集さんの査定に響いてないといいですね。

挫折ってやっぱ大事

挫折を知らずに成功した鮫島先生の話を聞き、青ざめている人がいました。

なんとなくわかるかとは思いますが、似たような経験をした女優がいましたよね。

そう、有馬かなさんです。

週間ヤングジャンプ2021年No.29 【推しの子】第47話より引用

自分の身に覚えがありすぎて死にたくなってきている重曹ちゃん

よく見たら鳴嶋君も苦しそうな顔をしていますね。

彼もちゃんと反省しているようで、その点は好感が持てます。

やっぱり、周りがイエスマンだらけという環境はあまりよろしくありません。

何でも思い通りになる環境では人としての成長は期待できませんし、何かトラブルが発生したときには何もできなくなってしまいます。

人は”思い通りにならないこと”を何とかしようとして、考え、成長することができるのです。

人には、何でも思い通りになる、何も思い通りにならないといった極端な環境ではなく、適度に乗り越える壁がある環境が必要なんですね。

まあでも、個人的に一度くらいは”なんでも思い通りになる”王様気分を味わってみたくはありますがね(笑)。

説得の協力依頼、承諾なるか

吉祥寺先生に鮫島先生の説得を依頼するアクアたち。

吉祥寺先生の返事は、NOでした。

吉祥寺先生とて、鮫島先生に思うところがないわけではありません。

むしろ山ほどありますし、稽古場での騒ぎの後は鮫島先生に注意もしていました。

しかし、師匠である吉祥寺先生は彼女の内面も知っています。

「絵を見ればどういう人間なのか大体わかる」「漫画はロールシャッハテストの詰め合わせみたいなもの」と吉祥寺先生は言います。
(ロールシャッハテストとは、絵やインクの染みを見せて、相手がそれをどう捉えるかによって性格や精神障害を推定する性格診断の一つです。)

吉祥寺先生は鮫島先生の漫画から、彼女が”他人と解り合いたいけどそれができずに苦しんでいる人“であるということを見抜いていました。

そして、そんな鮫島先生が自分に懐き、師匠と慕ってくれていることを嬉しく思っているのです。

それだけではなく、同じ漫画家として原作をいじられることに怒る鮫島先生の気持ちもよくわかるので、吉祥寺先生は自分の教え子の味方になることを選んだのです。

吉祥寺先生に説得の協力を断られてしまったアクア。

しかし、アクアは最後に、「これをアビ子先生に渡してくれ」と一通の封筒を取り出したのでした。

感想/まとめ

重曹ちゃんとあかねちゃんのダブルパンチに、いい感じに反省が見られた鳴嶋君。

増長することの恐ろしさや、漫画業界の怖い話を知ることができたお話でした。

まず触れたいのは重曹ちゃんとあかねちゃん。

推しの2人が同時に登場してくれるとか、非常に幸せを感じました。

稽古場とか、人が多いところとはまた違う場所で同時に登場してくれたのが嬉しいですね。

プライベートでも一応一緒に行動することはできるみたいですが、二人の絡みは重曹ちゃんがマウント取った時の1回だけしかなかったんですよね…。

やっぱり二人は仲悪いのか…。

仲良しな二人を見たい気もしますが、とはいえ筆者としては二人がバチバチにヤリ合ってるところも非常に楽しく読んでいるので、今の関係も全然アリです。

それから、鳴嶋メルト君。

「今日あま」の頃の増長していた自分を思い出し、重曹ちゃんと一緒になって苦しんでいましたね。

内面的にしっかり反省して成長できているようでなによりです。

まあ、マイナスだった評価がプラマイゼロまでにはなったかな?

この調子で演技でもしっかり成長したところを見せてほしいです。

吉祥寺先生の塩対応については鳴嶋君の「今日あま」での振る舞いの結果でもあるので、その、ガンバ!

あと、漫画業界の裏側をぶち込んできたのには少しびっくりしました。

ネタとしてかなり面白く描かれていますが、アカ先生もメンゴ先生も大変なんだろうなぁ。

だからこそ、4回に1回のペースで休載を挟み、仕事と私生活のバランスを取っていらっしゃるのでしょうね。

まあ、他にもやることは山積みだと思いますので、本当に休めているのか怪しくはありますが…。

さて、増長し、聞く耳を持たなくなった鮫島先生。

吉祥寺説得を依頼するも断られてしまいましたが、アクアは最後に鮫島先生宛てに封筒を取り出しました。

果たして封筒には何が入っているのでしょうか。

そして、鮫島先生を説得し、GOAさんを助け出すことはできるのか。

次のお話が楽しみですね。

それではまた次回!

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