※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
「あやかしトライアングル」第25話「神速の親父」の感想です。
あやかしトライアングル 新キャラクター
ニノ曲 武牙(にのくる むが)
ニノ曲家現当主であり、宗牙の父親。
人相も口も悪いが、祭里と宗牙の2人を相手に酒を一滴もこぼさず立ち回るなど、その実力は本物。
「あやかしトライアングル」第25話「神速の親父」
ある日、祭里は宗牙に修行に付き合ってもらおうと思い、道場のあるニノ曲宅へ向かった。
すずとシロガネは家で留守番をしていてもよかったのだが、祭里についていくことにした。
すずは祭里と宗牙を2人きりにするのが不安で、シロガネは「帰ったら”すずだんご”を2倍食べさせてあげる」というすずの言葉につられてしまったのだ。
ニノ曲家は昔から周辺の地主であり、大きな屋敷を構えていた。
祭里たちがニノ曲家の屋敷に近付くと、ポ之助が「ワタクシのせいで主様(宗牙)が殺されてしまう!」と慌てふためきながら助けを求めてきたのだった。
その頃、ニノ曲家の道場では、宗牙が1人の男性と組み手をしていた。
その宗牙の相手こそ、ニノ曲家の現当主であり、宗牙の父親「ニノ曲武牙」であった。
武牙はポ之助から宗牙が勝手に失恋した事、そして今度は女になった祭里に翻弄されていることを聞き、宗牙の根性を叩き直してやろうと組み手を始めたのだ。
組み手は、武牙が持つ杯から「酒を一滴でもこぼさせたら終了」というルールであったが、組手開始から4時間、宗牙は未だに酒をこぼさせることができずにいた。
そこへ、ポ之助の案内で道場へ祭里たちが駆け付けた。
祭里の姿を見た武牙は、「祭里ちゃん」などとワザと祭里をからかった。
武牙の挑発に乗った祭里は酒をこぼさせようと武牙へ挑むが、祭里の攻撃は当たらない。
武牙は、ニノ曲流祓忍術「落葉舞(らくようぶ)」を使っていたのだ。
特殊な足運びにより残像すら作り出し、捉えたと思ったらすり抜ける忍の術。
超スピードと超スローの異なる2つの組み合わせにより妖を翻弄する、“速”度自在の”神”業。
それこそが”神速”のニノ曲家の術なのである。
“神速”とは、ただ速いだけの意味ではなかったのだ。
祭里の攻撃を軽く躱していた武牙は、今度は宗牙を挑発し、祭里と宗牙の2人を同時に相手にした。
だが、祭里と宗牙の2人がかりでも、武牙には指一本触れることができなかった。
武牙は一瞬のスキを突き、祭里を小突いて宗牙へと抱き着かせる。
そして顔を真っ赤にした宗牙をからかって遊んでいた。
武牙にからかわれた宗牙は再び武牙へ挑もうとしたが、祭里からストップがかかり足を止めた。
祭里は、宗牙に抱き着いた瞬間にある作戦を思いついたのだった。
作戦を確認後、再び武牙へと挑む祭里と宗牙。
宗牙が部屋中を跳ね回る様子から、武牙は「宗牙が攪乱役、その隙をついて祭里が攻撃してくる」と読んだ。
だが実際には、部屋中を跳ね回って加速した宗牙に祭里がしがみつき、祭里が風を操って後方にジェット気流のように風を放出することによって、さらなる加速を生み出すという作戦だった。
祭里との「共同作業」によってこれまでにない”神速”を生み出した宗牙は、見事、武牙の持つ杯を弾き飛ばすことができたのだった。
祭里と宗牙、2人の息の合った連携を目の当たりにした武牙は、「即!!交際を認める!!!」と言い放った。
武牙の突然の交際容認発言に慌てふためく祭里と宗牙。
だが、「術さえ解けなきゃ問題ない」と、武牙はノリノリだった。
そこへ、突如として3人の間に突撃してくる鶴の折り紙。
折り紙が飛んで来た方を見ると、武牙の交際発言にキレたすずがシロガネを絞殺さんばかりに抱きしめ、武牙を睨みつけながら鶴の折り紙を飛ばしていた。
だが、武牙も譲る気はなかった。
そして、「こいつらを結婚させる」と言い張る武牙と、「しません!!」と否定するすずとで言い合いが始まってしまったのだった。
武牙に全く引けをとらないすずを見た祭里は、すずは妖の王に向いているのでは?と思ったのだった。
なお、すずと武牙の言い合いの最中、すずに締め上げられていたシロガネは泡を吹いていたが、誰もシロガネには気づかなかったのであった。
感想/まとめ
神速の「親父」・・・?
というわけで、宗牙先輩のパッパが初登場!
率直な感想として・・・人相も口も悪っ!!
凄いオラオラ系のお父さんですよ。
宗牙先輩の口調が普通なのがびっくりするくらいパッパの口が悪いです…。
とはいえ、ニノ曲家の現当主の実力は本物。
祭里と宗牙が2人がかりで挑んでも酒を揺らすことすらできないとか、パッパ超強いお…。
しかも組手開始から4時間も酒飲み続けてるとかどんだけ酒強いんだよ…。
しかし!祭里と宗牙も負けていません!!
2人の”初めての共同作業”もとい、合体技によって、見事にパッパの酒をこぼすことができたのでした。
そして、2人の実力を認めたパッパは「宗牙と祭里を結婚させよう」と考えを改めました。
ってマジか。
宗牙パイセンの恋路は親公認ですか。
宗牙先輩はなんだかんだ「風巻は男だ」とか言って自分の気持ちを偽り続けるものだと思っていましたが、親公認となったことで少しは心境の変化が生まれるかもしれませんね。
まあ、男の祭里を知っている宗牙先輩がどれだけ吹っ切れることができるのかわかりませんが、「術さえ解けなきゃ女のままだし問題ねー!!」というパッパの言葉もありますし、もう認めちゃっていいんじゃないかな!?
そして、宗牙パパの「結婚させる」発言に対してキレるすず。
もうこれ完全にライバル視されちゃってるじゃないですかぁ…。
宗牙先輩も本格的に”恋の”トライアングルに組み込まれてきましたね。
これは今後のラブコメ展開にも期待が持てるってもんですよ!
はてさて、若者たちの恋愛事情はこの先どう進展していくのでしょうか。
それではまた次回!
単行本発売中!
これまでのお話はこちらから
コメント