※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
【推しの子】第24話「エゴサーチ」が更新されました!
前回、期待に応えるために「頑張らなきゃ」と焦り気味だった黒川あかねさん。
不穏な空気を漂わせながら迎えた最新話。
果たしてどのような展開が待っているのでしょうか。
読みたいけど読みたくないような複雑な気持ちです…。
まあ、読むけどね!
それでは感想を書いていきましょう!!
【推しの子】 第24話 登場人物
- 星野 愛久愛海(ほしの あくあまりん)
以下、アクア
アイの子供で双子の兄。ゴローの生まれ変わり。
鏑木Pからアイの情報を得るための交換条件として恋愛リアリティーショーに出演する。 - 星野瑠美衣(ほしのるびぃ)
以下、ルビー
アイの子供で双子の妹。さりなの生まれ変わり。
自称アイドルなのにメーカーの商品をネットでディスろうとする一般人メンタルの持ち主。 - 有馬かな(ありまかな)
以下、有馬
別名:重曹ちゃん(重曹を舐める天才子役) - 苺プロ所属の女優であり”自称”アイドルの「10秒で泣ける(元)天才子役」。
軽率な行動をとろうとするルビーのストッパーとなる。
現実的な視点を持ち、しっかりと考えて行動できる人(ちょろいけど)。
—————————————————————————- - 恋愛リアリティーショー関係者
- 鏑木雅也(かぶらぎまさや)
アクアの出演する恋愛リアリティーショーのプロデューサー。
アイについて、男性関係など様々な情報を握っている。 - 鷲見ゆき(すみゆき)(15)
以下、鷲見
ファッションモデル。高校1年。
嘘と本当のギリギリをうまく狙える立ち回り上手。
熊野ノブユキとのカップリングがうまくいっている。 - 熊野ノブユキ(くまののぶゆき)(17)
以下、熊野
ダンサー。高校2年。
表裏が無くて味のある良いやつ。
鷲見ゆきとのカップリングがうまくいっている。 - 黒川あかね(くろかわあかね)(17)
以下、黒川
女優。高校2年。
生真面目で頑張り屋。よくメモを取っている。
期待に応えるために、頑張らなくては。 - MEMちょ(18?)
ユーチューバー。高校3年。
おバカ系で知られているが、たぶん、いや絶対頭いい人。
結構登録者数が増えている。 - 森本ケンゴ(17)
以下、森本
バンドマン。高校3年。
ラブラドールが好き。
MEMちょとは投稿用の動画を一緒に撮る仲。 - 星野アクア(16)
役者。高校1年。
星野 愛久愛海を参照。
—————————————————————————- - 星野 アイ(ほしのあい)
以下、アイ
アイドルグループ「B小町」の元センターであり、双子の母親。
20歳の誕生日とドーム公演当日、ストーカーに襲われ亡くなる。 - ゴロー
産婦人科医師。病院に入院したアイの担当医師。
アイの出産日当日に何者かに襲われ命を落とし、気が付くとアクアに生まれ変わっていた。 - さりな
ゴローの勤める病院に入院していた患者。ゴローとは仲が良かった。
アイの大ファンであり、ゴローがアイのファンになるきっかけとなった人物。
享年12歳。
【推しの子】第24話「エゴサーチ」
まずいジュースを飲んだルビー。
ジュースがまずかったことをツイッターでネタにして元を取ろうとしたところ、有馬から愛のハリセンツッコミによるストップがかかる。
「エゴサされたらどうする!」
有馬は一般人上がりのルビーにエゴサの脅威を説明する。
有馬曰く、商品名を出したら最低5人の関係者には検索されるらしい。
仮に商品のツイートを5人の関係者に検索されたとして、そのツイート内容が商品を悪く言うようなものだったなら、当然商品関係者は悪口を言った相手に良い感情は抱かない。
仮にも”アイドル”を名乗る人物が商品の悪口を言おうものなら、その商品の会社からは仕事が貰えなくなってしまうのだ。
これは、芸能界に身を置く者としては致命的である。
「そんな大げさな」と、それでもルビーは危機感を抱かない。
しかし、エゴサは今や一般的に行われていることなのだ。
その証拠に、ルビーの検索履歴も「星野ルビー かわいい」など、エゴサ履歴でいっぱいだった。
やっぱり皆やっているのである。
“世は大エゴサ時代!!”
有馬は高らかに宣言する。
企業から個人まで誰でもビッグデータにアクセスできるようになった時代。
あらゆるデータを駆使して商品の販売戦略を立てたり、人気を集めようと分析したりする人もいる中で、ネットの反応を気にしない人などいない。
“自分自身がコンテンツ”となる芸能人ともなればなおさらだ。
「コンテンツとファンは既に相互監視状態にある」と有馬は言う。
深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いていることを忘れてはいけないのだ。
有馬がルビーに対して熱く語っているころ、黒川あかねもまたエゴサーチをしていた。
「あかねは空気だから好きとか嫌いとかない」
そんなツイートを見た黒川は、「頑張らないと」と更に自分を追い込むのだった。
動画を撮影しているMEMちょと森本を見かけ、声を掛けるアクア。
元ティックトッカ―であり現在はユーチューバーとしてそれなりの登録者数を誇るMEMちょは、アクアも何かアップしてみてはと動画投稿を勧めるが、アクアは若い子のツールは分からないと断った。
アクア達がそんな会話をしている向こうでは、黒川が鷲見と話をしている熊野に声を掛けていた。
カメラの前で熊野にアタックを仕掛ける黒川。
黒川は番組スタッフのアドバイスを受け、“ゆきからノブを奪う悪女ムーブ”を実行していたのだ。
エゴサをする度に心無いコメントを読みながらも、黒川は自分に期待してくれているマネージャーのために頑張らなくてはならなかったのだ。
放送も終盤に差し掛かったある日、鷲見がMEMちょにネイルをしているところに出くわした黒川は、自分も鷲見にネイルをしてもらうことになる。
ネイルの最中、鷲見は黒川が焦っていることに気づいて話を振り、黒川は何とか目立って結果を残したいと自分の気持ちを話した。
黒川の気持ちを聞いた鷲見は、それでもなお「自分が一番目立つように戦う」と、黒川に宣戦布告したのだった。
カメラの前で、黒川は森本と話していた。
そこへ、「でっかいラブラドールを見つけた」と話しかけてくる鷲見。
このままでは、鷲見に森本を、見せ場を取られてしまう。
自分に期待してくれている人のためにも、鷲見より目立つように戦わなくては。
そう思った黒川は「やめてよ!!」と叫ぶと、森本を引っ張る鷲見の手を振り払う。
しかしその時、黒川のネイルが鷲見の顔に触れ、鷲見の右頬に爪痕をつけてしまった。
一旦止まる撮影、騒然とする現場。
黒川は罪悪感で押しつぶされそうになるが、そんな黒川を鷲見は抱きしめる。
黒川の気持ちに寄り添い、「こんな傷大丈夫だよ」と安心させてくれる鷲見のおかげで、黒川も落ち着きを取り戻す。
カメラの回っていないところで演技などしても仕方がない。
鷲見と黒川はお互いの気持ちを打ち明け、笑い合い、仲直りしたのだった。
しかし、黒川が鷲見の顔に傷をつけたシーンは、番組の次回予告で使われてしまった。
当事者同士で解決した事だとしても、それを第三者がどう捉えるかはわからない。
ネットには、次回予告を見た視聴者たちの、黒川に対する怨嗟の声が溢れていたのだった。
まとめ/感想
きっっつ!!
これはキツイ展開ですよ!
!マーク増やしてテンション上げてる感出さないと押しつぶされそうですよ!!
そんなわけで、故意ではないとはいえ、黒川さんは鷲見さんの顔に傷をつけてしまいました。
予想していたより黒川さん自身が大暴走したわけではありませんでしたが、想像以上にエグい展開となってしまいました。
何かやらかしても大丈夫!編集で何とかなる!と思っていたら思いっきり裏切られてしまいましたよチクショー!
というか、当人同士は下の名前で呼び合うほど仲が良く、事が起こった時も真っ先に鷲見が黒川をなだめ、ケガさせられたことを許したんですよね。
加工技術の進んだ現在なら顔の傷もちょっと加工すれば誤魔化せるし、仕事に支障も出ないので、その場で終われば丸く収まったのに…。
事を大きくしたのは制作側ですよ。
話題性がありそうだからと、ケガさせたシーンを大々的に放送しやがって…。
いくら視聴率が大事だとしても、これはあんまりじゃあないですかね。
やっぱりというか、ネットでは黒川さんに対する誹謗中傷の嵐が巻き起こっていますし。
あんな真面目な黒川さんが罵詈雑言を浴びせられたらと思うと…、あぁ、他人事とは思えなくて動機がしてきます。
前半で散々エゴサだとかネットの印象だとかが語られた後にこれを持ってくるたぁ、上手い構成を組むものですね、赤坂先生は。
どこで見聞きしたかはうろ覚えですが、【推しの子】は”今どき”の芸能界を描く作品とどこかで聞きました。
故に、芸能界の裏側だけでなく、SNSや動画投稿者など、”今どき”なものも物語の重要なキーとなってくる。
かなり序盤からツイッターも登場しましたし、苺プロなんてユーチューバーやティックトッカ―を多数抱える事務所になっていますからね。
そんな作品ですから、現代に即した問題提起をしてくれる良い作品であることは間違いないのですが、感情移入がしやすい分読む側としては辛いところもありますね。
さて、かなりヤバい状況になってしまった黒川あかね。
誹謗中傷が飛び交う中、アクア達出演者組はどう動くのか。
すっげぇ続きが気になるけれど来週は休載!
この空気のまま2週間待機かー!!
それではまた次回!
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