※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第52話「祭里・すずVS縊鬼」の感想です。
あやかしトライアングル第52話「祭里・すずVS縊鬼」
縊鬼との激闘
縊鬼を祓うべく、戦闘を開始した祭里とすず。
しかし、縊鬼もまた封印されるほどの強力な妖ですから、一筋縄ではいきません。
祭里はすずを心配して声をかけましたが、なんとすずは縊鬼の攻撃を捌いていました。
日照り神の時も思いましたが、すずいつの間にこんなに強くなったんですかね?
特にこれといった修行シーンは見受けられませんでしたが、裏で画楽に特訓でもしてもらっているのでしょうか?
明確な殺意をもった攻撃を捌き、さらに仲良くなろうと説得を続けるとか、戦力的にも精神的にも余裕がなければできない芸当です。
もしかすると、最初から祓う気で戦っている祭里よりも強いのではないでしょうか?
まあ、そういった妖への気遣いが原因で攻撃を捌く手が緩み、祭里共々縊鬼に捕まって窮地に陥ったわけですが。
日照り神と握手しようとしたり回避の手を緩めたり、妖に対する無意識な油断がある以上祭里より強いということはなさそうですが、すず(妖巫女)の潜在能力は未だ図りしれないですね。
ヤヨの勇気
さて、縊鬼に捕まって縊られそうになった祭里とすずですが、そんな二人のピンチを助けたのは近くで戦いを見守っていたヤヨでした。
ヤヨさんすげぇ、マジすげぇよ。
何が凄いって、普通こんな状況なら逃げるでしょ。
祭里とすずは昔から妖と触れ合っていて耐性ができてますし、戦えるだけの力もあります。
けど、ヤヨはつい最近妖が視えるようになっただけのただの女子高生ですよ!?
しかも相手は縊鬼ですよ!!?
筆者なんて縊鬼の見た目が怖くて、できるだけ直視しないようにしながら読んでますよ!
それに、確かヤヨはホラーやおばけの類が苦手だったはず。
それでも祭里とすずを助けるために自分に縊鬼の注意を自分に向けさせるだなんて、なんと優しくて肝の据わった女性でしょうか。
話が進むたびに嫁に欲しくなってきます。
そして、縊鬼の注意がヤヨへ向いている隙にすずは”オモカゲ一寸法師”を使って縊鬼の肩に風車をセット。
祭里が”不浄吸扇”で妖気を吸い出して縊鬼を弱体化させ、”螺旋突”で止めを刺したのでした。
ヤヨへの説明
縊鬼は討伐したものの、ヤヨに一連の戦いを全て見られてしまった祭里たち。
妖モードのシロガネもはっきり視えて、声まで聞こえているヤヨにもう隠し事などできません。
ヤヨに説明をしようと決めた二人ですが、ここで問題になるのが、祭里は元々”男”だということ。
さて、祭里とすずは、ヤヨに対して何をどこまで話すのでしょうか。
ヤヨは祭里にベタベタ触りまくってましたし、女子更衣室にもお風呂にも一緒に入ったことがありますからね。
どこまで説明するかはわかりませんが、祭里が”男”とわかった時のヤヨの反応は見てみたいところですね(ゲス顔)。
縊鬼が生まれた理由
強力な力を持ち、人殺しを喜びとするゲスを極めた縊鬼ですが、そもそも縊鬼はどうやって生まれたのでしょうか。
縊鬼自身の発言によると、縊鬼は「自殺した人間の恨みから生まれた存在」とのことでした。
縊鬼が殺人を愉しんでいるのも、強力な力を持っているのも、それだけ自殺した人間の生者への恨みが強かったから。
妖の中には大自然の中から生まれたものもいますが、人妖(異魂)も日照り神も縊鬼も、これまでに登場した人や他の妖に危害を加える妖は全て人間が関係しています。
もしかすると、封印が解けた三体の妖のうち、三体目の妖にも人間が関係しているかもしれませんね。
妖が先か、人間が先か。
本当に恐ろしいのはどちらなのかと考えると、妖を庇う妖巫女の気持ちもわかるような気がした今日この頃でした。
感想/まとめ
縊鬼を倒してヤヨも救えて一安心、そしてヤヨの素晴らしい一面が見られたお話でした。
自分が殺されるリスクを冒してまで反撃のチャンスを作ったヤヨ、素晴らしいです。
筆者だったら「よくわかんないけど、祭里たちあのお化けと渡り合えてるし大丈夫だろ!じゃ!」って言って逃げるところですが、ヤヨはその場に留まり、友人を助けたのです。
普通はできないよそんなこと。
怖いの苦手なはずなのに…やっぱり長女だから我慢できたのでしょうか。
それにしても、日照り神の時も感じたことですが、倒される瞬間はあっけないものですね。
「封印」や「古」といった強そうな肩書を持つ妖たちですし、弱いわけではないのですが、祭里達が討伐に苦労している感じがあんまりしません。
B吸ヒーローのハゲがワンパンで怪人を倒しているところを見ているモブの気持ちが分かったような気がします。
それだけ祭里とすずが強くなったのはいいことですが、筆者としてはちょっと物足りなさを感じてしまいます。
まあ、復活した三体の妖というのはあくまで四天王的な存在に過ぎず、その先にいるボスに時間を使いたいということなのでしょう。
矢吹先生の描く戦闘シーンはかっこよくて大好きなので、もっと戦っているシーンが見たいなと筆者は感じました。
さて、残る妖はあと1体。
三体目の妖は一体どんな妖なのでしょうか。
そして、三体の妖を倒した後には何が待ち受けているのか。
この先の展開からも目が離せませんね。
それではまた次回!
単行本発売中!
最新5巻は8月4日(水)発売予定!
ジャンプ読むならジャンプ+!

これまでのお話はこちらから

コメント