※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
今週は【推しの子】第10話「イントロダクション」が更新されました!
幼年期(プロローグ)の最終話です。
アイが死んだ後のアクアとルビィの心理描写が胸に刺さります・・・。
アイ亡き後、アクアとルビィは何を思うのか。
早速感想を書いていきましょう。

【推しの子】 第10話 登場人物
- 星野 アイ(ほしのあい)
以下、アイ
アイドルグループ「B小町」のセンターであり、双子の母親。
20歳の誕生日とドーム公演当日、ストーカーに殺されてしまう。
もっと活躍が見たかった。
物語冒頭では、双子が生まれたばかりの頃にビデオレターを撮影していたことが判明した。 - 星野 愛久愛海(ほしの あくあまりん)
以下、アクア
アイの子供で双子の兄。ゴローの生まれ変わり。
アイが死んだことで絶望すると同時に、アイを殺した真犯人に対し強い憎悪を抱く。 - 星野 瑠美衣(ほしの るびい)
以下、ルビィ
アイの子供で双子の妹。さりなの生まれ変わり。
アイの死体を見ることなく現場から遠ざけられた。
アイの死後、ネットに書き込まれる心無い世間の声に切れていた。 - 斎藤 壱護(さいとう いちご)
以下、社長
アイの所属するアイドル事務所の社長。
台詞はなかったが、重要人物なので記載。 - 斎藤 ミヤコ (さいとうみやこ)
以下、ミヤコ
壱護の妻。社長夫人でありマネージャー。
アイの死後、アクアとルビィを引き取ろうと考える。 - 五反田泰志(ごたんだたいし)
以下、監督
アイとアクアが初めて出演した映画の監督を務めた。
アイの死後、監督のもとを訪れたアクアが言った言葉とは…。
—————————————————————————- - ゴロー
産婦人科医師。病院に入院したアイの担当医師。
アイの出産日当日に何者かに襲われ命を落とし、気が付くとアクアに生まれ変わっていた。 - さりな
ゴローの勤める病院に入院していた患者。ゴローとは仲が良かった。
アイの大ファンであり、ゴローがアイのファンになるきっかけとなった人物。
享年12歳。
【推しの子】 第10話 「イントロダクション」
アイがストーカーに殺害され、犯人が自殺した事件は瞬く間に広がりました。
アクアとルビィは戸籍を社長夫婦に移していたこともあり、ニュースの中心に取り上げられることはありませんでした。
アイ殺害の世間の反応としては同情的な意見が多かったが、中には事件をネタに心無い発言をする者もいました。
「アイドルが恋愛したら殺されても仕方ないの?」
「そんなわけないでしょ!!」
ネットに書き込まれる心無い発言に切れ散らかすルビィでしたが、それも長くは続きませんでした。
3日も経てば、少し早い雪が降り交通網が麻痺したというニュースに上書きされ、アイの事件は話題に挙げられることもなくなりました。
まるで、雪がアイの死を覆い隠すように。
しかし、事件に対する世間の興味が薄れたとしても、アクアとルビィを含め、アイの関係者たちは現実に向き合う必要がありました。
特にアクアは事件を目撃したうえ、警察に保護されるまでアイが冷たくなっていくのを感じていたため、精神的なダメージは深刻でした。
アイを失ったアクアとルビィに、ミヤコは「本当にうちの子にならないか」と提案します。
親を失ったアクアとルビィには、帰る場所が必要でした。
アイのお葬式の最中、アクアとルビィは2人きりで車の中にいました。
ルビィは車の窓から葬式の会場を見ながら、アイドルを目指すような発言をします。
そのルビィの言葉を聞いて、アクアはルビィは立ち直っていくのだろうなと感じました。
対するアクアは、まだ深い絶望の中にいました。
どうせ1度は死んだ身だし、アイが居ないならこんな世界…そう考えた時でした。
アクアはこの事件の不可解な点に気づきます。
アイを殺害した男は自分(ゴロー)を殺害した男と同一人物だということ、その男は何のスキルも持たないただの学生だったこと。
そして、そんな男が何故アイが入院した病院を突き止められたのか、何故引っ越したばかりの新居に来られたのか。
アクアは情報提供者がいることに気づきます。
事務所の社長、B小町のメンバー、親族、そのどれも違うとなれば、残るはアクアとルビィの父親。
俺たちの父親は芸能界に居る
そしてアイの交友関係の狭さからその結論に至ったアクアは、父親を見つけ出して自分の手で殺すことを決意します。
後日、アクアは監督のもとを訪れ、「俺を育てる気はない?」と監督に訊いたのでした。
かくして幼年期(プロローグ)は終わり、アクアもルビィも高校生。
新たな幕が上がり、アクアの復讐劇も始まったのでした。
【推しの子】 第10話 感想/まとめ
アイ殺害事件の後日談、そして第2章へと繋がるお話でした。
アクアとルビィの心理描写は、正直読むのが少し辛かったです。
特に、ネットの心無い書き込みに切れ散らかすルビィには心がえぐられる思いで読んでました。
人の死をネタに無神経な発言をする人はたまにいますが、ほんとどういう神経してるんですかね。
でも、ルビィは何とか立ち直り、前向きにアイドルを目指せそうで安心しました。
問題はアクアですね。
アイの死を間近で感じていたこともあり精神的ショックは相当なものだと思います。
父親への憎悪で自殺は免れましたが、この先どんなトラブルが待ち受けていることやら…。
それにしても、1人で事件の真犯人に目星をつけるだなんて、元医者なだけあってアクアは頭が良いですね。
あとは、個人的にルビィが高校生になれたことが嬉しかったです。
前世で「さりな」だった時は病院から出られず12歳という若さで亡くなってしまいましたからね。
ルビィとして前世よりも長く生き、さらに自由に外を出歩けるというのはとても嬉しいことです。
さて、アイドルを目指すルビィ、父親への復習を胸に芸能界で生きることを決めたアクア。
それぞれの想いを胸に、新たな物語の幕が上がります。
アクアとルビィが主軸となる物語は、一体どのようなお話になるのでしょうか。
【第二章 芸能界】、楽しみですね。
来週は休載なので、また再来週お会いしましょう。
それではまた次回。
本日公開の10話まで無料で読めます。
※2020/7/19追記
ヤンジャン!アプリで3話まで無料で読めます。(4話以降は有料です)

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