デカダンス 第12話 感想 ガドルとの最終決戦。戦いの行方や如何に

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※この記事はネタバレを含みます。

どうも、重平です。

デカダンス第12話「decadence」の感想です!

12話のサブタイトルはなんと作品タイトルの「decadence」(デカダンス)。

この「decadence」は、移動要塞デカダンスの事を指しているように思います。

デカダンスはこれまでも常に物語の中心にありましたし、今回もデカダンスが大活躍します。

物語の締めくくりにふさわしいサブタイトルですね。

7月から始まった夏アニメも、もう最終回。

名残惜しいですが、最後の感想を書いていきましょう!

デカダンス第12話「decadence」あらすじ

デカダンスと超巨大《ガドル》との最終決戦が始まった。火力不足で劣勢に追い込まれるデカダンスの前に現れたのは、ドナテロらゲームプレイヤーたちだった。

TVアニメ「デカダンス」公式サイトより引用

デカダンス第12話「decadence

カブラギをデカダンスへと接続したミナトは、指令室に戻りデカダンスを起動する。

ここでガドルオメガを討伐できなければ、空間圧縮装置の起動によりデカダンスの世界が全て無に帰してしまう。

最後の望みをかけた挑戦だったが、何故かデカダンスは起動しなかった。

ミナトは指令室のスタッフ3人と共にデカダンスが起動しない原因を探り始めた。

ナツメとサイボーグ達は、外からデカダンスの様子を伺っていた。

接続に成功したにもかかわらず動かないデカダンス心配する一行だったが、もはやカブラギを信じて待つしかない状況だった。

そんなカブラギと接続したデカダンスを、ジルは”カブダンス“と命名した。

ただ、カブダンスが動き出したところで、既に満身創痍の状態でどうやって戦うのか?という声がサイボーグ達から上がる。

その声を聞いたナツメは、カブダンス用に武器を作ろうと提案した。

最初は何をバカげたことをとナツメの意見に否定的だったジルだが、ふと閃くと昔のデカダンスのパーツを調べ始め、「一回きりが限度だが望みはある」と言った。

その頃、指令室ではデカダンスが起動しない原因がシステムからの影響であることが判明していた。

システムには手が出せないため待つしかないと判断したミナトの元に、ジルから協力要請の連絡が入った。

ジルからの要請を受け、ミナトはギア達に各地に散らばる昔のデカダンスのパーツにオキソンを入れ、命を吹き込んでほしいと最後のミッションを下す。

その指令は全てのギア、タンカーを動かし、さらに普段あまりログインしない非アクティブユーザーまでも巻き込み、各地に散らばる昔のデカダンスのパーツには驚きの早さでオキソンが注入されていった。

皆がそれぞれできることをしている中でも、一向に動き気配を見せないカブダンス。

ナツメはカブラギを呼び起こすため、カブダンスへと走って行き、装甲を叩いて必死にカブラギに呼びかける。

一方カブラギは、デカダンスに干渉してきた全統治独立システムと対面していた。

ムニンの姿を借りて現れたシステムは、抵抗しても無駄なだけだとカブラギを諦めさせようとした。

だが、カブラギはシステムの意見を跳ね除け、「生きるというのがどういうことなのか、そこで黙って見ろ!」と言い放った。

システムは「世界の変遷が見られないとは、残念ですね」と言い残すと、デカダンスの操縦権をカブラギへ引き渡した。

そして夜明けと同時にデカダンスは制御を取り戻し、ついにガドル討伐に向けて動き出したのだった。

起動したカブダンスはまず吸血銛を発射しガドルオメガにゾーンを展開させ、次にデカダンスの連結に使用する繊維を触手のように伸ばして、各地に散らばるパーツを集め始めた。

順調にパーツを集めるカブダンス。

しかし、そのカブダンスの様子を見たガドルオメガは、カブダンスに向けてソリッド砲を打ち返す威力を持つビームを打とうとしてきた。

カブダンスはパーツ集めに全力を出しているため防御態勢をとることができず、もはやこれまでかと思ったとき、ロケットのような装備を付けたログイン中のドナテロが現れた。

ドナテロはそのままエネルギーを貯めているガドルオメガの口の中へと突っ込んでいき、ビームの射線を逸らすことに成功した。

ドナテロが隙を作ってくれた間にパーツを集め、拳の先にドリルのような武器を装備しパワーアップするカブダンス。

装備も整い、いざガドルオメガへと接近したところで、デカダンスキャノンの射線上にナツメが居るのを発見する。

ナツメは、先の騒ぎの中でビームの流れ弾を食らい取りこぼしていたパーツをカブダンスの元へ運ぼうとしていたのだった。

実際には予備パーツのためなくても困ることはないのだが、それを知らないナツメは、他のタンカーの仲間たちと共にパーツを押し上げる。

その必死な姿を見たカブラギはパーツ毎ナツメ達をカブダンスの中へ取り込み、カブダンスの武器を今度こそ完成させる。

そして、迫りくるガドルオメガに向けて、渾身のデカダンスキャノンを発射。

武器を装備したデカダンスキャノンの威力は普通の攻撃よりも強化されていたが、ガドルオメガは攻撃を受け止め、さらに拳を引き抜こうとしてきた。

さらに出力を上げようとするカブダンスだったが、既に燃料となるオキソンが枯渇してしまい、これ以上どうすることもできなかった。

ガドルオメガを討伐できず、空間圧縮装置が起動するまでの時間も残り少なくなる中、カブラギは目を瞑る。

瞼の裏に浮かぶのはナツメとの思い出。

これまでナツメと過ごしてきた日々を思い返したカブラギは、最後の望みをかけて”限界突破“を使用する。

限界突破により本来の設定以上の力を出せるようになったカブダンスは、デカダンスキャノンの出力を大幅に引き上げ、ガドルオメガの胴体を貫いた。

限界を超えた攻撃よってガドルオメガは沈黙。

空間圧縮装置もギリギリのところで起動せずに済んだ。

歓喜に沸く一同だったが、限界を超えたカブダンスは崩壊していく。

崩れ行くカブダンスの中で、デカダンスだけでなくカブラギの本体も壊れてしまったのだった。

カブダンスの崩壊が落ち着いた頃、ミナト、ジル、ドナテロ、ナツメの4人はカブラギの体を探し出した。

しかし、その体は瓦礫に押しつぶされ、原形はとどめているものの酷く破損しており、かろうじて電源ランプのようなものが点灯しているだけだった。

そんなカブラギの遺体にナツメは感謝の言葉をかける。

ナツメの言葉を聞き届けると、カブラギの体に最後に灯っていた光も消えてしまったのだった。

それから3年後、ミナトはデカダンスの最高責任者となり、ジルはミナトをサポートをする立場にあった。

ガドルオメガとの対戦時に紛失していたジルのデバイスを探し出し、ジルに手渡したミナト。

ジルのデバイスの中には様々なデータが保管されていた。

そのデータの中で一つだけ特徴的なデータがあり、これは何かと尋ねるミナト。

そのデータは、かつてデカダンスと接続できるようにカブラギを改造した際、念のためバックアップとして取っておいたデータだった。

ミナトとジルはカブラギのバックアップデータの存在に気づくと、互いに顔を見合わせたのだった。

デカダンスはというと、複合娯楽施設”デカダンスシティ“として生まれ変わった。

タンカーと農業が楽しめる”ファームエリア”や、対人戦が楽しめる”バトルエリア”など、様々なエリアに分かれており、これまでのようなガドルと戦いを繰り返すものとは全く違うものになっていた。

そして、ナツメは数あるアクティビティの中でも一番人気の”フィールド探索”のガイドの仕事に就いていた。

一日の仕事を終えたナツメが後片付けをしていると、人影がナツメの元に近付いてきた。

その人影は夕日に重なり顔が良く見えなかったが、目を凝らし、その人影が誰か分かると、ナツメは一瞬泣きそうな顔をした後に晴れやかな笑顔を見せたのだった。

まとめ

ガドルオメガとの最終決戦。

一時はどうなることかと思いましたが、無事にガドルオメガを討伐し、大団円を迎えることができました!

システムからデカダンスの操縦権を取り返した時も、ガドルオメガに止めを刺した時も、カブラギを動かしたのはナツメに対する想い。

想いの強さで運命は変えられることを証明してくれました。

最期まで運命に抗い続けたカブラギは、確かに”生きて”いました。

カブラギの生き様を見て、ナツメも勇気が貰えたのではないでしょうか。

それにしても、最後の展開は嬉しかったですね。

まさか、ジルのデバイスの中にカブラギのバックアップデータがあるとは!

人によっては復活せずに別れたままの方が良いという方もいるかもしれませんが、重平としては2人が3年越しに再開することができて本当に良かったなと思います。

結局パイプが復活することはありませんでしたが、最後にはキーホルダーとして登場し、2人の再開を祝福してくれました。

世界の常識や運命に抗い続けた師弟の物語は、重平の中にも何かを残してくれたような気がします。

デカダンス最高でした!

それではまた別の作品でお会いしましょう!

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