※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第82話「思い出の声」の感想です。
あやかしトライアングル第82話「思い出の声」
シロガネ消滅の危機
今回のお話ではシロガネが消滅しかけるという大変な事態に。
祭里にかけられた”性醒流転”の術を解くために恋緒が調合した”シロガネの妖術を打ち消す”お香を試していたところ、祭里には効果がありませんでしたが術者のシロガネに影響が出てしまいました。
お香の影響でとんでもないネガティブ思考になり自分自身を否定し始めるシロガネ。いつもの自信満々でハツラツとしたシロガネは見る影もありません。
思念体である妖にとって自己否定は存在の否定。このままではシロガネが消滅してしまうとのことで、必死になってシロガネに存在意義を思い出させようとする一同。
恋緒は傍にあったなわとびを使ってセルフ緊縛プレイを披露。シロガネのツッコミを誘うも、シロガネから放置プレイ(無視)を食らうという始末。
見かねたすずはなわとびを使って運動を開始。息を切らし汗をかくまで運動した後、思わせぶりな表情と台詞で祭里との事後を再現。しかし、シロガネより先に祭里がツッコミを入れてしまったことでこれも失敗に終わりました。
健闘むなしくシロガネの消滅を止められないばかりかさらに追い込んでしまった祭里たち。ショックのあまり逃げ出してしまったシロガネを捜索するため、祭里たちは学校中の知り合いに声を掛けて回ったのでした。
助けてくれたのは
場所が学校だったため、友達、先生含めて総出でシロガネを捜索する祭里たち。最初は祓うべき敵でしたが、今では大切な仲間だと思っていることがシロガネ捜索の必死さから伝わってきます。けれど、どれだけ探してもシロガネを見つけることはできませんでした。
一方、シロガネも存在の消滅が進行し残すは顔だけとなっていました。いよいよ消えてしまうと思われたその時、シロガネを助けてくれたのは学校の校長先生こと恋緒のおばあちゃんでした。
実は、幼いころにシロガネと面識があった恋緒のおばあちゃん。昔は神社でシロガネとよく話しをした親しい間柄だったそうです。そんな恋緒のおばあちゃんと話したことでシロガネは自尊心を取り戻し、消滅を免れることができたのでした。
昔の知人に窮地を救われる、なんとも胸の熱くなる展開でした。
感想/まとめ
今回はシロガネが消滅しかけるお話でした。
シロガネに存在意義を取り戻させるためにハレンチな状況にツッコミを入れさせようというのはわからなくはないですが、なんですずや恋緒はすぐそんな思考になるんですかね(笑)。ていうかなわとび一つで緊縛プレイや事後再現が思いつくなんて、ハレンチ方面に関して発想力が豊かすぎんかこの娘共。
しかし、恋緒のお香はやっぱり効くんですかね。生半可なハレンチではシロガネをつっこませるに至らず、むしろ自己否定を加速させてしまいました。
その後逃げ出したシロガネを捜索するも見つけられなかった祭里達。そんなシロガネを見つけ消滅を食い止めたのは、学校の校長先生こと恋緒のおばあちゃんでした。以前、恋緒のおばあちゃんは「妖が視えない」と言っていましたが、妖の”声”は聞こえるようです。
昔はよくシロガネとお話しをしていたおばあちゃん。時が経ち、年をとっても、シロガネの声がよわよわしくなっていても、おばあちゃんはシロガネの声を聞き違えることなくシロガネを見つけてくれました。そんなおばあちゃんに励まされたことで、シロガネは消滅の危機を回避することができたわけですね。
恋緒のおばあちゃんのエピソードから、シロガネは昔から世話焼きだったことが窺えますね。長年”妖の王”の座に就いていたり、年月が経っても誰かに覚えていてもらえているというところから、シロガネは妖力が強いだけではなく人徳(妖徳?)もあることがわかりますね。
さて、最近のあやトラは筋森先生や恋緒のおばあちゃんといったカゲメイや祭里に直接的に関係しないキャラの掘り下げが続いているので、これからサブキャラの掘り下げが増えてくるのかなと感じています。
個人的には各登場人物の背景などが濃くなるのは大変喜ばしいことなので、是非ともいろいろなキャラクターを掘り下げていってほしいなと思います。勿論、ヤヨルーの掘り下げも遠慮せずに進めてくれてええんやで??(ヤヨの妹ちゃんたちをまた見たい)
次回予告を見る限り、次回はラチカと宗牙パイセンのお話になりそうです。やはり最近のあやトラはサブキャラ掘り下げの流れが来ているように感じます。これからどんなキャラクターが掘り下げられるのか楽しみですね。
それではまた次回!
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