※この記事はネタバレを含みます。
【推しの子】第100話「営業」が更新されました!
祝!【推しの子】第100話到達おめでとうございます!
ついに【推しの子】も100話まで来ましたね。度々休載も挟んでいたので100話到達までに二年以上かかりましたが、連載当初から追い続けてきただけに感慨深いものです。これからも作者様方には健康第一で連載を続けていただきたいものです。
さて、そんな記念すべき100話を迎えた【推しの子】なのですが…いやぁ、やってくれましたねぇ!
100話だからこそインパクトのある回にしたかったのでしょうか。第100話到達のお祝いムードがぶっ飛んでしまうような展開でした。
さて、第100話を迎えた【推しの子】はこれからどんな展開を迎えるのでしょうか。
それでは感想を書いていきましょう!

【推しの子】第100話「営業」
アイドルやるのも大変
第100話の前半は芸能事務所のアイドルに対する縛りについて語られていました。
アイドルに対する縛りは筆者も所々で聞きかじったことはありますが、改めて聞くと思っていた以上に厳しいものでしたね。
SNSや芸名は会社の物になってしまうし、連絡先を交換する際にはマネージャーを通さなければいけなかったり、SNSのDMなどは誰から連絡が来ているか監視されたりするのだとか。
仕事の関係だけでなく交友関係や異性関係まで全て監視されてしまうだなんて、人権も何もあったもんじゃないですね。
まあ、アイドルなんてのは特に人気商売ですから、悪い噂がつきそうな行動や交友関係は早いうちから対策しておかないと後々の仕事に影響が出てしまうかもしれませんものね。自衛のためにもある程度は仕方がないと言えるのでしょうか…。
その点、B小町の所属する苺プロは他と比べるとまだ縛りは緩い方みたいですね。苺プロはそもそもネット系のタレントが中心でアイドル一本の事務所ではありませんし、異性との絡みを制限されてしまってはメムさんのようなネットタレントは仕事にならなくなってしまいますからね。
まあ、どれだけ制限したところでやらかす人は出てくるそうなので、ミヤコさんのような管理する側の人もなかなか大変そうです…。
アイドルは外から見ている分には可愛くてキラキラしていて憧れるものですが、裏では想像以上の苦労があるようですね。そんな苦労がありつつも、表では笑顔を振りまいて夢や希望を与えてくれるアイドルの皆様には頭が下がります。
今更言う事ではないかもしれませんが、人気商売ってのは大変なんだなぁ…。

そして新章へ…
さて、お話の前半でアイドルの縛りについて散々語られていたわけですが…お話の後半では、重曹ちゃんがシマカン(島政則監督:男)との食事会に独断で行ってしまいました。そういえば前回の最後にシマカンとライン交換してましたね。
って、おいぃぃぃ!!前半であれだけ語られてたのは何だったんだよぉ!せめてミヤコさんか吉住に一言伝えてから行きなよ!「何かあったらその時言えば良いわよね」って、何かあった後じゃ遅いんやで重曹ちゃん!
散々注意されていたのに直後にそれを守らないという伝統芸に思わず突っ込んでしまいました。こういう感じの流れは【推しの子】では本当によく見ますね。
ただ、いつもは軽率な行動を取ろうとするルビーを窘める側だったはずの重曹ちゃんがここまで慎重性を欠いた行動を取るというのは少し気になりました。99話の時から感じていましたが、それだけ今の状況に焦っているということなのでしょうか。
そんなわけで、シマカンとの一対一の食事にやってきた重曹ちゃん。何やらシマカンとは気の合う部分もあるらしく、楽し気に会話をしています。
久しぶりに芸能界のあれこれやイヤな現場の愚痴などで盛り上がり、重曹ちゃんは役者の世界に戻ってきた感じがしてシマカンとの時間に居心地の良さを感じているようです。
シマカンも話しぶりを見ている限りではマトモなようで、既存の芸能界の問題点を語ったり、これから芸能界をどう変えていきたいかを語るなど、話を聞いている分には真面目なクリエイターに見えます。
しかし、食事会も盛り上がってきた頃、シマカンが仕事の話をチラつかせたあたりでお店の退店時間になってしまいました。
そのまま解散の流れになりそうだったのですが、仕事の話を逃したくない重曹ちゃんはシマカンを引き留め、その結果、重曹ちゃんはシマカンのお誘いでシマカンのお宅へお邪魔することになってしまいました…。食事会の後ですから、時間的はもう夜のいい時間なんですよねぇ…。
おいおいおいおい。本当に事務所の縛りの話は何だったんだって感じの展開ですよ。ついて行っちゃう重曹ちゃんも少々注意力に欠けているように思いますが、それ以前にいい年した既婚者の男が夜中に18歳の女の子を自宅に招き入れるようなことしてんじゃあないよ!教えはどうなってんだ教えは!
食事会の会話を聞く限りではマトモそうに見ましたが、シマカンの本性が薄っすら見えてしまいましたね。まあ、本当に重曹ちゃんと仕事の話をするために自宅に誘ったのだとは思いますが、それにしても芸能界で仕事をしている割には行動が軽率すぎますね。
それに何より最悪なのは、シマカンと重曹ちゃんがシマカン宅のマンションに入っていくところをパパラッチに隠し撮りされていたこと。そして始まる「第8章 スキャンダル編」…。
新章がスキャンダル編って…。もう新章のタイトルからして不穏な気配しかしませんね。
仕事の話をチラつかせてそのまま自宅に18歳の女の子を連れ込むシマカン、ついて行っちゃう重曹ちゃん、そして隠し撮りからのスキャンダル編…。これはまた荒れそうな雰囲気ですね。

感想/まとめ
重曹ちゃんのその後が心配になるお話でした。
前半であれだけ事務所の縛りや異性関係について語られていたというのに、よりにもよってB小町では一番芸能界歴が長い重曹ちゃんが独断で行動するというミラクル。ミヤコさんの説明はなんだったのか。こういう展開、【推しの子】ではホントによく見るような気がします。
人気商売の危うい側面に一番気を遣っているのは重曹ちゃんだと思っていたのですが、そんな重曹ちゃんがこれだけ軽率な行動を取るというのは少し意外でした。ただ、それだけ重曹ちゃんは焦っていたということなのでしょうね。
役者の仕事が取れない上にB小町にも居場所を感じることができない。そんなどこにも自分の居場所がないという寂しさとこのままではいられないという焦りが重曹ちゃんの判断力を鈍らせてしまったのかもしれません。
これまでのお話の中で重曹ちゃんが公の場で輝くシーンはいくつかあったはずなのですが、なかなか芽が出ないのはどうしてなのだろうか。もうそろそろ大成してもいいんじゃないかと思いますが、ここでスキャンダル編が来てしまうだなんて…。
仕事はうまくいかず、アクアとの関係は悪化し、今度はスキャンダルに見舞われるなんて、ここ最近の重曹ちゃんは可哀想が過ぎる。私の読みが甘いだけだとは思いますが、作者様方が重曹ちゃんをどうしたいのか、最近はよくわからなくなってきています。
これから重曹ちゃんはどうなってしまうのでしょうか。まだ暫くは重曹ちゃんの曇らせが続くのでしょうか。そろそろ重曹ちゃんの笑顔の供給があってもいいと思うのですが、それはまだ先になるんですかねぇ…。
さて、第100話を迎えた【推しの子】は新章に突入していくこととなったわけですが、第七章はスキャンダル編ということで、これはなかなか荒れそうな気がします。
しかもスキャンダルの中心に居るのが重曹ちゃんですからね。重曹ちゃんのことは前々から心配しているだけにメンタルにも響きそうです…。もうそろそろ重曹ちゃんを曇らせるのはやめにしてあげてほしいですね…。これ以上はもう読んでて辛いよ…。
さて、新章の展開がどうなっていくのか非常に気になるところですが、来週から休載です。今回は少し長めで、来週と再来週が休載になるそうですね(再開は12月1日(木)のヤンジャンから)。
祝日や休刊日を挟まずに二週間休載というのは珍しいですね。原作のアカ先生はかぐや様の連載を終えたばかりですから、これまでの疲れを癒したり今後の活動について考えたりするために少し長めにお休みを取ったのでしょうか。
なんにせよ、二週間も間が空いてしまうというのは少し寂しくもありますが、新章に向けて心の準備をするにはいい機会かもしれませんね。
100話到達と同時に新章に突入した【推しの子】の今後の展開に期待しつつ、連載再会までに心の準備をしておきたいと思います。
それではまた次回!
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チケットで無料とか、初回無料とか、結構無料で読めるのでおススメです。

これまでのお話はこちらから

※2/10訂正 「第7章 スキャンダル編」を「第8章 スキャンダル編」に訂正しました。たぶんスキャンダル編は第八章のはず。
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