[あやかしトライアングル] 第38話 感想

※この記事はネタバレを含みます。

どうも、重平です。

「あやかしトライアングル」第38話「スネグ―ラチカと雲外鏡」の感想です。

新キャラクター

雲外鏡(うんがいきょう)

厳密には前回のラストから登場。

景色だけの異空間、鏡界(鏡の世界)を作り出すことができる鏡の妖。

日本に迷い込みアテもなく彷徨っていたラチカと出会い、友達になった。

「あやかしトライアングル」第38話「スネグ―ラチカと雲外鏡

前回、雲外鏡の力によってお風呂場から鏡の世界に吸い込まれてしまった祭里、すず、シロガネ。

すずを裸のままにさせておくわけにもいかないため、反転した鏡の世界で祭里達はすずの自室に向かいます。

すずを着替えさせいる間祭里が部屋の鏡を覗くと、元の世界の状況が見てとれました。

雲外鏡とラチカは鏡を通して外の世界の様子を伺っていたのです。

すずが着替え終わった頃、家の外からラチカがすずと祭里を呼び出しました。

祭里達が外に出ると、外はラチカの力によって雪が降っており、家の前の空き地には「決着をつける」と意気込むラチカと雲外鏡が立っていました。

ラチカと雲外鏡が提示した決着の付け方、それは”雪合戦対決“でした。

この時、祭里とすず、そして漫画を読んでいた私は思いました。

「平和だ」と…。

しかも、雪合戦の勝利条件は”ラチカに一発でも雪玉を当てること”で、祭里達は雪玉にいくら当たってもOKと、随分祭里達に有利な条件です。

なんて優しいラチカちゃんと思いたいところですが、こんなに有利な条件にはやっぱり裏がありました。

雪合戦が始まって早々、ラチカは妖力で大量の雪玉を作り出し、まるでマシンガンのように祭里達に打ち付けてきました。

祭里は一度驚いて逃げたもののすぐに反撃に移りますが、祭里の投げた雪玉はラチカの身体をすり抜けてしまいます。

祭里が狙ったのは、雲外鏡の力で作られたラチカの分身だったのです。

そう、ラチカと雲外鏡は自分たちが一方的に攻撃できる状況を作り出していたのです。

その後も打ち付けられる雪玉の弾幕。

このままではすずが風邪をひいてしまうと祭里は心配しました。

なお、祭里の祓忍装束には、意外にもある程度体温を保つ効果があるそうです(網目だらけで肩露出してるあの服で!?)。

祭里がすずを心配する傍ら、すずはシロガネを心配していましたが、シロガネは全身の毛の量を倍増させた”超・冬毛モード”で寒さ対策をとっていました。

ただでさえ丸い顔身体がさらにまん丸になっていて超かわいいです。

しかし、超・冬毛モードを披露した次の瞬間に、シロガネは雪玉の弾幕によって雪に埋もれてしまいました。

すずは「シロガネの仇っ!」と反撃に出ますが、ラチカと雲外鏡はすでに多くのコピーを作り出しており、どれが本物なのかさっぱり見当もつきません。

すずの投げた雪玉が当たらないことでいい気になっていたラチカと雲外鏡でしたが、祭里の投げた雪玉がヒットしてしまいます。

祭里は人妖との戦いでも使用した祓忍法”無風陣”を使ってコピーを見破り、本体のラチカと雲外鏡に雪玉を浴びせたのでした。

ラチカは「今のナシ」と始めは騒いでいましたが、自分で提示した「一度でも当てたら勝ち」というルールに従って負けを認めようとしました。

ラチカちゃん良い子か!?

しかし、思い通りに事が運ばなかった雲外鏡は、あっさり負けを認めようとするラチカに「このポンコツ!!」と文句を言いました。

ラチカは、かつて雲外鏡が日本で彷徨っていた自分を助けてくれて、友達になってくれたこと思い出します。

そして、雲外鏡が「妖の王になって衰退した妖界を立て直してやりたい」と言っていたことも。

友達の役に立とうと自分なりに頑張ってきたのに友達から「ポンコツ」呼ばわりされたラチカは、ショックのあまり巨大な氷のゴーレムを作り出すと、感情のままに家を壊し大暴れを始めてしまいました。

景色だけの異空間のため、いくら建物を破壊しても現実に影響はありませんが、このままラチカが暴走を続けると妖気を使い果たして消滅してしまう可能性があります。

消滅の危険があることを知ったすずは「私も手伝うから止めよう」と祭里に提案します。

すずは、ラチカを小さな女の子で、ちゃんと導いてあげなくちゃいけないと考えていました。

「いちおう、妖の王だからね」

妖の王として肝が据わって来たすずは、祭里と共にラチカを救うために動き出すのでした。

感想/まとめ

ついにラチカちゃんと祭里達が直接対決!

鏡の世界に引き込んで何をするのかと思いきや、まさかの”雪合戦”でした。

平和ですね。

まあ、実際は祭里がいなければどうなっていたのかと思うほどラチカ側有利にもほどがありましたが、それでも命のやり取りをしない分優しいですね。

今回のお話でラチカちゃんは自分で言った約束を守ろうとする良い子だということもわかりましたし、雲外鏡も悪い奴かと思いきや迷子のラチカの友達になってあげるなど、なんか思ってたより良い奴らですね。

もう普通に祭里達と仲良くしてもらいたいものです。

さて、雲外鏡が「ポンコツ」などと言ってしまったせいで暴走を始めたラチカ。

ラチカを消滅を防ぐため、祭里とすずはラチカを止めることができるのか。

次回のお話が楽しみですね。

それではまた次回!

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