[あやかしトライアングル] 第30話 感想

※この記事はネタバレを含みます。

どうも、重平です。

「あやかしトライアングル」第30話「画楽を追え!」の感想です。

「あやかしトライアングル」第30話「画楽を追え!」

「すずクンをもっとモヤモヤさせて妖巫女の力を引き出してくださいっ!!」

という画楽の発言に違和感を覚えたシロガネは、祭里とすずと一緒に画楽を尾行する。

画楽は道行く先々で自由奔放に絵を描いていたが、道中マネージャーの「和泉(いずみ)」に見つかり、私立美術館で開催されている画楽の絵の展示会会場へ連れて行かれる。

尾行の流れで展示会に入場した祭里たち。

祭里が饒舌に喋る丸眼鏡で分厚い唇の男性に捕まっている間、すずは画楽の描いたご神木の絵を見て懐かしさを覚え、涙を流していた

祭里がすずの下へ戻ってきた丁度その時、画楽は祭里たちを見つけ近寄って来た。

すずが画楽に絵の場所を尋ねると、画楽は絵を描いた場所まで案内してくれた。

しかし、たどり着いた場所にご神木はなかった。

どうやらご神木は昔に伐採されてしまったらしく、あの絵は画楽の記憶を頼りに描いたものだった。

画楽はかつてご神木のあった思い出の場所で、ある女性の話を始めた。

だが、その時突如として妖が現れ、すずに襲い掛かった。

間一髪祭里がすずを助けたが、攻撃を防いだクナイは腐って朽ち果ててしまった。

現れた妖は、あらゆる物を腐らせる力を持つ付喪神の王「塵塚怪王(ちりづかかいおう)」だったのだ。

塵塚怪王と対峙し、後ろにすずを匿う祭里。

しかし、後ろに立っていた画楽がすずを掴み上げ、怪王に対し「お久しぶりです。」と挨拶をしたのだった。

「Toloveる」でお馴染みの”奴”が登場!

なんとおおおおおお!!!

「Toleveる」でお馴染み、丸眼鏡が特徴的な「的目君」が登場してるぅううう!!

「Toleveる」で殆ど出番がなかった、結城リトと同じクラスで委員長を務めていたあの「的目 あげる君」が、まさかの登場!!

画楽の展示会に「LOVE AND PEACE」と書かれたTシャツを着てやって来ておりました!!

なんというTシャツのセンスッ!!!

しかも、「Toleveる」では殆ど喋らなかった(というか出番が少なかった)彼ですが、展示会では超饒舌!

歌川画楽の大ファンだったことが判明しました。

いやー、まさかのタイミングでぶっこんできましたね。

矢吹先生のファンサービスは素晴らしいです!!

これからも前作「Toloveる」からの友情出演が楽しみですね!

感想/まとめ

さて、的目君のことはとりあえず書いたので、ここからは本編の感想を述べていきましょう。

やっぱり思ったのは、画楽はとんでもない奴ってことです。

公園で筋森先生のデッサンを始めたのはわかりますが、その後はネコを追いかけながら猛ダッシュで絵を描いたり、自転車に引かれても「普段見えない景色だ」とか言って絵に描いたり、煙突の上に登って絵を描いたりと、とにかく自由人。

ここまでぶっ飛んだ狂人だとは思いませんでいたが、だからこそ”天才”なのでしょうね。

展示会が開かれると連日大盛況となるほど人気のある画楽先生ですが、それだけの人気を博している理由が垣間見えたような気がします。

さて、そんな画楽の展示会ですずはご神木が描かれた絵を見て涙を流したわけですが、これには何かワケがありそうです。

すずが見たことのないご神木の絵を見て懐かしく思うということは、これはすずの記憶ではなく、”妖巫女”の記憶だと思われます。

妖巫女の記憶が残っているということは、妖巫女の力を持つ人間は前の妖巫女の生まれ変わりか、もしくは力は引き継がれていくものなのでしょうか。

少なくとも、前に空き家で”髪の長いすず”が現れたことから、すずの中に別の人格が居ることは間違いありません。

そして、画楽は”髪の長いすず”の存在を確認してから、前にも増して妖巫女の力を引き出そうとしています。

画楽は昔の妖巫女とらしき女性と面識があるようですし、「僕のことを忘れている」との発言もありました。

これは私の憶測ですが、たぶん、すずの中にいる”髪の長いすず”は昔画楽と仲の良かった妖巫女なのでしょうね。

ということは、画楽はすずの中にいる昔の妖巫女に会いたいがために、妖巫女の力を引き出そうとしているように見えますね。

果たしてこの憶測は当たっているのか、それともただのミスリードなのか、こう伏線が張られると妄想が捗って楽しいですね!

さて、すずが懐かしさを覚えたご神木の絵のモデルとなった場所へ移動した一行。

そこにはご神木はなく、代わりに新たな妖が潜んでおりました。

その名は塵塚怪王(ちりづかかいおう)!!

塵芥から生まれた、あらゆる物を腐らせる力を持つ付喪神の王です。

どこぞの100年に一度の武術大会に出ていそうな名前ですが、漢字が違うので間違えてはいけません。

そんな恐ろしいの能力を持つ怪王様は、何やら妖巫女に恨みを抱いている様子。

すずを見つけるといきなり襲い掛かってきましたが、間一髪、祭里がすずを助けました。

しかしほっとしたのも束の間、今度は画楽がすずを掴み上げ、怪王に「お久しぶりです」と挨拶をしました。

果たして画楽は敵なのか味方なのか、そして画楽の目的は何なのか。

塵塚怪王の登場により、画楽の目的、妖巫女の力の秘密、そして画楽と妖巫女の過去が明かされるのか。

最近の「あやトラ」はお話がどんどん進んでいて、ますます目が離せなくなってきましたね!

それではまた次回!

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