※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第110話「弥生とニノ曲先輩」の感想です。
あやかしトライアングル第110話「弥生とニノ曲先輩」
今回はヤヨ回!!!
一週間の休載が明けて、やってきたのはまさかのヤヨ回!!!しかも双子の妹の水奈(ミナ)と潤(ジュン)も登場!これは嬉しい!
さて、今回はそんな鳥羽姉妹と宗牙パイセンのお話なのですが、いやー、やっぱり鳥羽家の姉妹が仲良く過ごしている様子は微笑ましいですね。この供給をどれほど待ちわびていたことか。双子ちゃんの初登場が縊鬼の時だっただけに楽し気な雰囲気とは縁遠かったので、こうして鳥羽姉妹が仲睦まじく過ごしている様子が見られるのは本当に嬉しいです。
鳥羽姉妹はどうやら映画を見に行っていたようで、観賞した映画のポスターには「マジカルキョーコフレイム」の文字と共に恭子とルンのツーショットが載っていました。ToLOVEる世界でララが好きだった特撮番組「マジカルキョーコ」の劇場版ですかね。映画化しているところを見ると、こちらの世界(といってもおそらく同じ世界線)でも子供を中心に人気があるようですね(ただ、ルンの衣装は少々セクシー過ぎると感じるのは私だけでしょうか…)。
そんな映画鑑賞からの帰り道、鳥羽姉妹は道端でヤバイ女性に絡まれている宗牙パイセンと出くわしました。宗牙パイセンはただ歩いていただけでしたが、顔が怖すぎて警察を呼ばれそうな状況になっていたようです。流石にパイセンが可哀想ですね。
そこにすかさず助け船を出すヤヨ。宗牙パイセンを「お兄ちゃん」と呼び、兄妹を装ってパイセンをその場から救出しました。恋愛ものとかでよくあるパターンの逆バージョンですね。(ヤヨにお兄ちゃんと呼ばれるパイセンが羨ましい)
宗牙パイセンを救出後、ヤヨはパイセンが祭里のことで悩んでいることを知りました。ヤヨは宗牙パイセンが頼りになる人だと祭里から聞いていましたが、祭里のことで情緒が不安定になる宗牙パイセンを目の前で見て、この人は本当に大丈夫なのかと少し不安を覚えるのでした。
この気持ちは一体…!?
ヤヨと宗牙パイセンが話をしている間、水奈と潤はポ之助と一緒に遊んでいました。どうやら幼い子供はふとした拍子に妖が視えることがあるようです。だいたいは成長に伴って人間関係が増えるにつれて人間しか視なくなるようですね。(環境や血筋によっては大きくなっても視える人(祓忍とか)もいるようです)
そうして暫く会話をした後、宗牙パイセンたちと別れて再び帰路についた鳥羽姉妹でしたが、今度は帰り道の踏切で”異妖”と出くわしてしまいました。しかも恐ろしいことに、水奈と潤にもその”異妖”が視えていたのです。
踏切の事故だか自〇だかで亡くなった人間の感情から生まれたのでしょうか、その”異妖”はヤヨたちに自分の姿が視えていると気付くや否や一緒にあの世に連れて逝こうとヤヨたちに近づいてきました。ていうか、縊鬼だったり今回の妖だったり、ヤヨに絡んでくる妖ってどうして怖いヤツばかりなんですかね…。
自分の妹たちには怖い思いはさせたくないと、ヤヨは咄嗟に妹たちの目を手でふさぎました。本当は自分が一番目を逸らしたいでしょうに、妹たちのことを最優先で考えられるヤヨは人間の鑑です。
“異妖”がヤヨたちの目の前まで迫ったその時、すかさず助けてくれたのは宗牙先輩でした。宗牙先輩は一撃で”異妖”を一刀両断すると、何も言わずにその場を後にしました。
帰宅後、ヤヨはお風呂場でシャワーを浴びながら宗牙先輩の事を思い返していました。妹たちに怖い想いをさせたくないというヤヨの想いを汲み取り、何も言わずに去って行くというイケメンムーブをかました先輩を思い出し、ヤヨの顔はタコのように真っ赤に染まっていたのでした。
やはり宗牙先輩はイケメン。これは惚れますわ。
そしてぇ!ヤヨの恋する乙女の表情!!ありがとうございます!ありがとうございます!!
感想/まとめ
鳥羽姉妹の仲睦まじい様子と宗牙先輩のイケメンムーブとヤヨのトキメクお顔が見られた素晴らしいお話でした。
まず何がいいって、鳥羽姉妹の楽しそうな日常が垣間見れたことですね。ヤヨはサブキャラですからどうしても人物や家族の深堀が少なくなりがちですし、花鳥風月で絡みがある時以外はなかなか楽し気な日常を見ることができませんでしたから、こうして鳥羽姉妹の楽しそうな日常が少しでも見られたことが本当に嬉しいです。
最の高。最&高。イェイイェイ鳥羽家最高!!ヤヨ推しなので鳥羽姉妹の楽しげな日常をもっとくれ(願望)。
ただ、怖い妖はあまり出てきてほしくないですね(汗)。縊鬼といい今回のサラリーマン風の異妖といい、ヤヨに絡んでくる妖は結構怖い妖ばかりなんですよね…。
私の感覚としては、祭里達と絡みがある妖はデフォルメされた可愛いヤツかバトル漫画に出てくるような人型もしくは怪物みたいな妖が多い印象ですが、ヤヨの場合は和風ホラーに出てくるような幽霊みたいなヤツがよく絡んでくるんですよね…。私、どちらかというとゾンビより幽霊が苦手なタイプなので、縊鬼やサラリーマン異妖は特に怖く感じるのかなぁ…。
そんな一読者の傍観者である私ですら恐怖を感じる妖を目の前にして、自分のことよりも妹たちのことを最優先に考えて行動(目を塞ぐ)できるヤヨは本当に良いお姉ちゃんですね。考えるというより、もはや反射的でしたものね。常に妹たちの事を考えていることがわかります。ヤヨのそういうところが好きなんですよね。でも、ヤヨに妖と戦う力はないのであまり怖い目に遭わせないであげてもろて…。
しかし、そこにすかさず助けに入る宗牙先輩はマジでイケメンでしたね。しかもヤヨの妹たちへの想いを汲み取って何も言わずに去って行くところが素晴らしい。あそこで先輩が声を掛けていたら、さっきまで得体の知れない何かが居たということがバレて妹たちを怖がらせてしまうかもしれませんものね。あの場は異妖を一瞬で倒して何も言わずに去って行くのが正解でした。もうイケメン過ぎてパイセンではなく先輩と呼ばなければいけないかもしれません。
そんな正解をさらっとこなしてしまう宗牙先輩が素晴らしい。先輩にも妹の刃夜ちゃんが居ますから、経験的にヤヨの気持ちを察することができたのかもしれませんね。
直前に祭里のことで情緒不安定になっている情けない様を見せていましたから、妖を一刀両断したシーンはギャップも相まって余計にかっこよく見えますね。まあ、こういうギャップも宗牙先輩の魅力の一つではありますけどね(笑)。
そして!そんな先輩にときめくヤヨ!!恋する乙女の表情になるヤヨ!!たまらんわぁ!!!
思えば、ヤヨは仲の良い友達ポジションや良いお姉さんポジションに居るキャラで花鳥風月の中では唯一浮いた話の無いキャラでしたから、今回の乙女の表情は新鮮で破壊力がヤバかったです。
そうか、ついにヤヨにもドキがムネムネする相手が出てきましたか。どこぞの知らぬ馬の骨ではなく宗牙先輩というところがいいですね。彼なら安心してヤヨ任せられそうです(後方腕組み父親面読者)。
私ね、宗牙パイセンも大好きなんですよ。だからこそ、あんなに戦闘で頼りになって、相手の気持ちを思いやれるパイセンがなかなか報われないというのは少々不憫に思っていました。しかも、祭里との恋路なんてまず成就しないことが目に見えていますから、今はよくても最終的にどうなるのかなと少し心配でもありました。
しかし、今回のヤヨの表情を見て私は安心しましたよ。宗牙パイセンも報われる道があるのだと。唯一恋愛の話に入ってこれなかったヤヨもこれでようやく参戦できると。
今回のお話で、これからはヤヨも恋愛のあれこれで絡みが増えて登場回数も増えるのではないかという期待が持てるようになりました。まあ、そうは言ってもサブキャラですし、祭里やすずに惚れているわけでもなければ妖と戦うこともできないのでどこまで出番に影響があるのかわかりませんが。
でも、宗牙パイセンとヤヨ、いいんじゃあないですか?お互い妹がいる長男長女同士、気の合うところもありそうです。
宗牙パイセンもヤヨも本当にかっこよくて優しくて度胸もある人達ですから、是非とも幸せになってもらいたいですね。
それではまた次回ッ!!!
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