あやかしトライアングル 第103話 感想

※この記事はネタバレを含みます。

どうも、重平です。

あやかしトライアングル第103話「カゲメイの困惑」の感想です。

[103話]あやかしトライアングル - 矢吹健太朗 | 少年ジャンプ+
毎週月曜日、 TOKYO MX他にてTVアニメ放送中! 不思議な妖怪「妖(あやかし)」がいる日本。妖と戦う忍者「祓忍」の風巻祭里は、幼なじみで妖が好きな少女・花奏すずを守るべく日々妖と戦う。だがそこに猫の妖シロガネが現れて...?
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自分がいないと祭里とシロガネを元の姿に戻せないと言い出したカゲメイ。友達になろうという彼女の申し出に祭里とすずは…!? そして学校では水泳の授業が! 止まるところを知らないすずの想いが暴走して…!?

あやかしトライアングル第103話「カゲメイの困惑

今回はカゲメイ回

夏休みも終わり新学期。カゲメイは祭里に想いを馳せ、何やら悩んでいるようです。

カゲメイの悩みの原因は祭里にありました。どうやらカゲメイは祭里に「お前を助ける理由がある」といった発言をされて以来、祭里のことを意識してしまっているようです。

祭里のことを考えると心がザワつき学校にも行けないカゲメイ。もう学校まで目と鼻の先のところまで来ているというのに、祭里のことを相当意識しているみたいですね。

しかし、学校周辺まで近づいたことで祭里はカゲメイの妖気をキャッチ。祭里はカゲメイに会いに行きますが、気づかれたカゲメイは祭里から逃げてしまいます。

もうカゲメイの反応が”これまで身近だった男子に恋をしてしまった女の子がどう接すればいいかわからなくて慌てている状態”そのもので、何だかニヤけてしまいますね(ニチャア…)。まあ、その結果導きだされた答えが「いっそ祭里を殺す」というのは物騒過ぎですが…。しかも本気でとりに来てるし…。

そんなカゲメイの攻撃を祭里は全身で受け止めました。「人間のせいで傷ついた心は人間にしか癒せない」、今のカゲメイには自分の気持ちを受け止めてくれて、寄り添ってくれる”人間”が必要です。それを理解しているからこそ、祭里は色々な手を試すのではなく真正面から攻撃を受け止めに行ったのだと思います。

カゲメイの膝蹴りをみぞおちに食らいながらも攻撃を受け止めた祭里。そんな祭里の行動や言葉に、カゲメイは嬉しそうとも切なそうともとれる表情をしていました。

きっと、カゲメイにとってはここまで寄り添ってくれた人間は祭里が初めてなので、どんな顔をすればいいのかわからなかったんでしょうね。というか、これはもう落ちましたね。カゲメイの表情からラブコメの波動を感じましたよ。はい。

祭里が身を挺して攻撃を受け止めたことで矛を収めたカゲメイは学校へ向かう準備を始めました。一方、祭里は風のガードが間に合わなかったらしく、膝蹴りを食らったお腹を押さえてその場にうずくまってしまいました…。

お腹は痛いよ…よく受け止めたね…。

“穢れ”の元凶…?

夏休み明けの学校で祭里といぶき先生(祭里母の変化姿)が会話しているシーンがありましたね。

そこで夏休みにあった出来事などを話していましたが、その時に”穢れ”についても少し触れていました。やはり祭里達も、バク蔵にウネと立て続けに身近な妖が穢れ、すずを襲いだしたことに問題意識を持っているようです(そりゃそうか)。

“穢れ”の話題が出た際、いぶき先生は真っ先にカゲメイを疑っていましたが…今回のお話を読んだ感じだとカゲメイはないでしょうね。

たしかに”穢れ”には妖巫女の能力と似通った部分もありますが、そもそも祭里の言うようにすずの身体を狙っているカゲメイがすずを亡き者にしようとしているとは考え難いです。

ちなみに、以前カゲメイは日喰の能力を遠隔で暴走させたことがありましたが、あれは日喰の体内に入れた黒折神を通して無理やり能力を暴走させていましたからね。”穢れ”のようにフワッとやってきて、暴走とは違う形で妖をパワーアップさせて、意識を乗っ取って妖巫女を襲うように仕向ける能力とは別物だと思います。

今回のお話は、「”穢れ”がカゲメイの仕業なんじゃないか」という疑惑を読者に抱かせないためにわざわざ作者様が用意したお話なのかなと感じています。

というか、今回の”穢れ”は明らかにすず(妖巫女)を狙ってきているので、下手したらカゲメイも襲われる可能性がありそうです。もしかしたら、今回のお話は今後”穢れ”と戦う中ですずとカゲメイを共闘させるための布石なのかもしれませんね。

それにしても、今回も”穢れ”についての情報は特にありませんでしたね…。ウネの穢れ回の直後なので何か新しい情報でも出るかと少し期待していたんですが…。

カゲメイが黒幕じゃないことは薄々わかっていたことなので特に新情報という感じもしませんし、そろそろ”穢れ”について新しい情報が欲しいところです。

“穢れ”の原因がカゲメイではないと分かった今、一体どんな黒幕が登場するのか益々楽しみですね。(これでカゲメイが無意識に”穢れ”を出してたとか言われたら筆者泣いちゃう)

感想/まとめ

“穢れ”の黒幕はカゲメイじゃないと判明したお話でした。

ていうか、カゲメイは祭里のことで頭がいっぱいで”穢れ”のことなんて一ミリも考えていませんでしたし、照れ隠しで殺しに来たカゲメイを勝手に祭里(と祭里母)が怪しんでただけでしたからね。

発想は物騒でしたが、カゲメイの心は純粋そのもの。初めて人に優しくされて、どう接していいかわからなくなっちゃったんですね。可愛い悩みです。(でも殺しにくるのは勘弁…)

祭里が攻撃を正面から受け止めて、「お前の恨みは俺が受け止めてやる」的な台詞を言われた時のカゲメイの顔、あれは完全に落ちてますねぇ。

ええ、もう完全に落ちましたよアレは。最後に照れ隠しまでしちゃってからに。カゲメイが祭里にデレ始める瞬間が楽しみです。

それにしても、矢吹先生はここでもトライアングルを作ろうとしているのか。すず、カナデ、カゲメイの妖巫女三姉妹から好意を寄せられる祭里…罪な女(男)やでぇ…。

“穢れ”についても、三人の妖巫女の関係についても、これからどう進展していくのか楽しみですね。

それではまた次回!

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