あやかしトライアングル 第79話 感想

※この記事はネタバレを含みます。

どうも、重平です。

あやかしトライアングル第79話「ビル子」の感想です。

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あやかしトライアングル第79話「ビル子」

そうだ、接吻しよう

すずに対抗するためには自分も接吻を覚えればよいのではないか。カゲメイは唐突に閃きました。

おそらく、前回のすずと祭里のキスを目撃したからでしょう。凄かったですもんねあれ。

早速キスの練習をしようと画楽に手伝いを頼むカゲメイ。しかし、画楽にはノータイムで断られてしまいました。

……は?なんでや?カゲメイとキスしまくれるチャンスやぞ!そんな羨ましいチャンスをなに断っとんねんお前!!

失礼。つい心の声が漏れてしまいました。にしても、画楽がカゲメイの頼みを断るとは意外でした。惚れた弱みでカゲメイ陣営に居るといっても、本命の”命依”と”カゲメイ”は別物だと考えているようです。

画楽はカゲメイのキスの練習相手にはなってくれませんでしたが、代わりに「ビル子」という唇に体がついたような見た目の妖を紹介してくれました。歓楽街にうずまく人の思念から生まれたという”愛欲”の異妖とのことで、ほぼ唇の見た目通り相当にキスがお上手な様子。

最初の見た目のインパクトからビル子を完全に舐めきっていたカゲメイでしたが、キスの練習を始めた途端ビル子の舌技に腰砕けに。なんてえっちぃ練習風景なんだ…。

最初の一撃で腰が砕けてしまったカゲメイでしたが、それでもすずに勝つために立ち上がり特訓を続けるのでした。

Kiss Battle

翌日、すっかり元気になり祭里と共に通学路を歩くすず。第1ラウンドのキスはフェイントを用いて成功していましたが、どうやら第2ラウンドは逃げきられてしまったようです。残念。

昨日の出来事を話しながら通学路を歩いていると、突如として目の前に立ちはだかるカゲメイ(とビル子)の姿が。自信満々に通学路で仁王立ちするカゲメイ。相当な訓練を積んできた貫禄があります。

ちなみに余談ですが、幼き頃のすずもビル子にキスの指南を受けていたようです。なんて化け物を目覚めさせてくれたんだこの妖は(称賛)。

早速きすをしようと祭里の前に立つカゲメイ。しかし、そんなカゲメイの前に祭里を庇うように立ちはだかるすず。祭里の唇は私が守るという確固たる思いが伝わってきます。

こうして、すずとカゲメイの絶対に負けられない戦いの火ぶたは切って落とされました。

美少女同士の濃厚なキスバトル。流石に舌の描写はセンシティブ判定なのか、すずとカゲメイの口の間に挟まるシロガネのアイコン。なんてシュールなイラストなんだ。

戦況は勿論すずが有利…と思いきや、なかなかどうしてカゲメイが優勢です。カゲメイもまた妖巫女。すずと同質の存在ともなればハレンチの資質も相当なもののようです。

カゲメイの舌技に徐々に足の力が抜け始めるすず。しかし、二人の勝負を見ていた祭里は気づいていました。すずの舌技はまだまだこんなものではないことを。

うまく本気を出せないすずに自分のキス顔を見せる祭里。その瞬間すずのリミッターは解除され舌技が覚醒。瞬く間に戦況を押し返すとそのままカゲメイを負かしてしまいました。

辛くもカゲメイに勝利したすず。祭里の唇は守られました。そして、すずはビル子より”キス魔王”の称号を授与されたのでした。

感想/まとめ

これはえっちぃですねぇ!!

これはえっちですよ。もう今回の感想はこれに尽きます。

前回のような一方的に喰らいつくすずと祭里のキスもよかったですが、今回の美少女同士のキスバトルも良いものですな。

というかえっちすぎです。まさか一枚も脱ぐことなくキスだけでここまでえっちぃ展開を描いてしまうとは。矢吹先生はやはり神なのではなかろうか。

それにしても、本領を発揮している状態ではなかったとはいえ一瞬でもすずを追い込んだカゲメイ、すずと同質の存在というだけあって恐ろしいポテンシャルを秘めていますね。

ハレンチに関してはすずは無敵だと思っていたのですが、カゲメイの素質は脅威になり得るかもしれません。このハレンチの素質が今後祭里とすずの仲を引き裂くためにどのように活用されるのか楽しみです。

そして、今回のお話で少し気になったのが画楽のカゲメイに対する反応です。好きな相手にとる態度にしては随分冷めた印象を受けましたが、そもそも画楽は命依とカゲメイを別物と捉えているようでした。画楽はカゲメイが好きだから一緒に居る、というわけではなさそうです。

それなのに祭里たちを裏切りカゲメイと行動を共にしているということは、カゲメイのためというより命依のための行動なのかもしれません。画楽は以前「完成した妖巫女の絵が描きたい」と言っていましたし、やはりカゲメイの浄化か、カゲメイをすずの元へ戻す(妖巫女を本来の形に戻す)ことを目的に行動しているのかなと感じたシーンでした。

さて、私としては基本的にえっちぃ描写よりもストーリーに重点を置いた感想を書くよう心がけているのですが、今回ばかりは無理でした。矢吹先生の作品は肌色多めな印象がありますが、キス描写というものも良いものですね。

最近益々ギアが上がってきているあやかしトライアングル。次は一体どんな展開になるのか非常に楽しみです。

ちょっとだけ追記

そういえば少し前に”画楽は二重スパイ“だって作中で明言されていたのを思い出しました(本文書いてる時すっかり忘れてた…)。

それではまた次回!

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コメント

  1. また より:

    今週はキス回で面白かったですね。
    接吻革命で笑ってしまいました!

    最近思うんですが、カゲメイって一人で祭里やすずや二ノ曲先輩やら相手にしてて、ひとりぼっちで可哀想なのでそろそろ画楽も手を貸してあげれば良いのになと思ってしまいます。

    学校でも独りぼっちだし、前世でも人間の友人いないし、学校で彼女に誰か手を差しのべて欲しいなと考えてしまいます。
    例えばルーとか。
    カゲメイ本人は嫌がるかもしれませんが…

    独りが好きってキャラじゃないと思うんだけどな~

    感想とかなりズレてしまいすみません😣💦

    また感想楽しみにしてます!

    • 重平 重平 より:

      またさん、コメントありがとうございます!

      カゲメイが一人で可哀想というのは新鮮な視点ですね。彼女は一応敵役なので私はあまり意識したことがありませんでした。
      カゲメイは人間には恨みを持っているし、封印されて恨みを持つ妖はいても慕ってくれている妖は思いつきませんし、確かに独りぼっちで可哀想ですね。

      もし救いの手が差し伸べられるとすれば、またさんもおっしゃっているように、ルーシーのような妖側でも祓忍側でもなく、かつ常識にとらわれないキャラが活躍するかもしれませんね。
      ルーのような立ち位置のキャラがどう動くのか俄然気になってきました。素晴らしいコメントをありがとうございます!

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