※この記事はネタバレを含みます。
どうも、重平です。
あやかしトライアングル第107話「性惺流転・解除!?」の感想です。
あやかしトライアングル第107話「性惺流転・解除!?」
平常運転なすず
少し前のお話で、祭里が猫になってしまって宗牙パイセンに全身を洗われるというハプニングがありましたね。すずはその時の事をまだ引き摺っていたようで、自分が猫になった祭里の全身を洗う妄想を夢で見ているほどでした。
初っ端からのハレンチ展開にシロガネも突っ込まざるを得ず、すずの顔面にすかさずヒップアタック。その衝撃ですずは現実の世界に引き戻されました。
夢から戻ったところでシロガネに窘められるすず。しかし、すずの祭里に対する想いは、自分の中にもう一つの人格(幼心ちゃん)が居るのがわかっていても止めどなく溢れてしまうそうです。
流石は我らが妖巫女。欲に対してあまりにも正直すぎますね(笑)。
傍にシロガネが居ようが、自分の中に幼心ちゃんが居ようが、食欲・睡眠欲・性欲だけは絶対に譲らない花奏すず。矢吹先生に「すずのダークネスが止まらない」と言わせただけのことはあります。
すずは果たしてどこまで限界を攻めてくれるのか、これからも楽しみですね。
シロガネwithかなで(幼心)
すずとシロガネの会話を聞いていたかなで。シロガネはかなでが脳内ピンクの主人格に悩まされていないかと心配していたようですが、かなではその辺は特に気にしていないようです。
というのも、現状の主人格はすずであることと、以前家出した時にすずの煩悩の件は割り切ったからだそうです。そういえば、かなではすずのピンク具合に嫌気がさして一度家出したことがありましたね…。てことは、かなではすずの煩悩を受け入れたというよりは治しようがないからもう諦めたって感じなんですかね。やっぱりかなでも苦労しとるわ…。
そんなかなでの声はシロガネの頭の中に直接響いてきました。突然のことに戸惑うシロガネ。次の瞬間、かなでが「試してみたいことがある」と言ったかと思うと、シロガネは何かに変化してすずの部屋から外に出て行ってしまいました。
一方その頃、祭里はお風呂から上がったばかりでした。その直後、清弦おじいちゃんに言われて屋根の上にシロガネらしき気配を祭里は感じ取りました。
祭里が屋根の上に上がってみると、そこには猫耳を生やしたかなでが佇んでいました。見た目はすずがシロガネと融合した時の姿にそっくりです。
よくわからない状況に戸惑う祭里に、かなでは今の自分とシロガネの状態について説明してくれました。
すずとシロガネが融合するという行為は、すずがシロガネの大怪我を治療するためにとった行動でした。しかし、実際はシロガネの傷は完治しきれておらず、合体が解けた瞬間に傷口が広がって死んでしまう可能性があったようです。
そこで、かなでは自らがシロガネの生命維持装置となり、シロガネ傷が感知するまで自分自身をオモカゲとしてシロガネに同化させることにしたとのことでした。だからシロガネの頭の中に直接かなでの声が響いていたんですね。
そして、かなでかシロガネの人格の、主導権を握っている方の人格の姿が現実の身体にも反映されるそうです。今はかなでの姿になっているので、かなでの人格が主導権を握っているみたいですね。
かなでとシロガネの状況がわかったところで、かなでは一つ気になっていたことを試してみました。それは、”性惺流転が解除できるかどうか”でした。
かなでは祭里のお腹に手を当てて力を込め始めました。祭里の反応からして何かしらの力が入ってきた感覚はあったようですが、性惺流転の解除には失敗してしまいました。
シロガネと同化している今なら解除できるのではと思ったものの、どうやら性惺流転を解除するにはシロガネ本来の人格がないとダメみたいです。性惺流転、秘術と言うだけあって相当厄介な代物ですね。
その後は、祭里とかなでがやり取りをしていたところにすずが乱入。お約束のハレンチ展開によってツッコミをするべくシロガネは身体の主導権を取り返しました。
ただ、主導権というのは割と簡単に切り替わるものなのか、祭里とすずの目の前でシロガネとかなでは何かを喋る度に何度も変化を繰り返していました。これはまた賑やかなことになりそうですね。
感想/まとめ
シロガネとかなでが同化していたことが明らかになったお話でした。
すずの祭里に対する欲求は相変わらずでしたね(笑)。かなでが居るにも関わらず気持ちが溢れてくるとは流石はすずです。これだけ想われている祭里が少し羨ましくもありますが、すずにはもう少し欲を抑える努力をしてもらいたいものですね(笑)。
そして、シロガネとかなでの意外な関係が明らかになりましたね。まさか二人が同化していたとは。
前にすずとシロガネが同化した時だけではシロガネの傷は治りきらなかったんですね。それを見抜いて自らシロガネの生命維持装置となったかなでは英断をしたと思います。妖巫女本来の力があればもしかしたら短時間でシロガネを治療できたのかもしれませんが、現状のすずではまだ難しかったようです。
そうしてシロガネとかなでは同化していたわけですが、ここでかなではシロガネと同化している今なら性惺流転を解除できるのではと考えました。
そこで実際に試してみたわけですが、結果は失敗。術の解除には本来のシロガネでないとダメなようです。シロガネ本人であれば術の解除も容易いことですが、それ以外の方法での解除が悉く難しいというのは厳しいですね。
ただ、シロガネ本人であっても術の解除には大量の妖力が必要になるため今の状態では解除できないという…。祭里が性惺流転から解放されるのはまだまだ先なようです。(もう女の子のままでもいいと思いますけどね!)
性惺流転の解除はできませんでしたが、シロガネとかなで(妖巫女)が同化しているという状況はこれからのお話の中で何かしら活用されるかもしれませんね。
それに、同化しているという状況が純粋に面白い。人格の主導権争いによって身体もコロコロ変わるというのも面白いです。個人的には猫娘verのかなでが可愛くてもっと見たいので、これからどんどん登場してくれると嬉しいです。
それではまた次回!
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第11巻は11月4日(金)発売予定!
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