どうも、重平です。
気付いたらもう5月も終わりですね。
さて、今回は5月の中旬から下旬にかけてのニュースで私が興味深いと感じたものについて5つほど書いていきたいと思います。
なお、私が普段よく見ているサイトは「MoguraVR」さんと「Panora」さんです。
“考えるだけ”で操作できるデバイス!?
考えるだけで操作 Apple Vision Proが脳コンピューターインターフェースに対応へ
・関連:Valve創業者の脳脳コンピュータインターフェース企業、脳チップを2025年内に発売へ
※引用:MoguraVR
Appleが販売しているARヘッドセット「Vision Pro」が、脳コンピュータインターフェース(BCI)デバイスのサポートを開始するという記事です。
私は脳コンピュータインターフェース(BCI)という単語をこの記事で初めて知ったのですが、脳や身体に障害のある人の支援やリハビリテーションを主な目的として、既に何年も前から研究が進んでいた技術なんですね。そんな脳コンピュータインターフェースとARヘッドセットのVision Proが結びつくというのは興味深いニュースです。
この機能の実装により、”ユーザーは視線で項目を選び、「クリックしたい」と考えるだけで操作が可能になる”と記事内で紹介されていました。身体の不自由な方にとっては非常に便利なツールとなるでしょうし、健常者にとっても良い話で、この技術がさらに発展してスマートグラスなど他のデバイスと組み合わさるようになればより一層便利な体験が期待できそうです。
おそらく今後はこういった取り組みが増えていくのでしょう。夢を感じる興味深いニュースでした。
・余談
私はこれまで脳コンピュータインターフェース(BCI)というものを知らなかったため、この記事を読んだ時は驚きました。しかし、「脳波 ゲーム」といったワードで検索してみたところ、複数の記事が見つかり、すでに商品化されたものも存在していることがわかりました。どうやら、この分野の研究は既に結構進んでいるみたいですね。
いやぁ知らなかった。もしかして世の中の技術力って想像以上に進んでいるのでは?
ただ、それらの技術の認知が低かったり、一般の市場に広く出回っていないということは、大量生産していろんなところで使えるようになるにはまだいくつか課題があるということなのでしょう。
今日明日で何かが変わるわけではありませんが、こうした技術がほぼ実用レベルまで進んでいるというのはワクワクしてきますね。SFの世界ももうすぐって感じがします。今後の技術の発展がとても楽しみです。
脳波でVRを操作できるって本当? 話題のデバイス「NextMind」を試してみた

新たな触覚デバイスの可能性を感じる
空中に「触感」実現 NTTが超音波で“つるつる”や“ざらざら”を再現する技術開発
※引用:MoguraVR
NTTが空中に多様な触感を非接触で再現できる超音波技術を発表したという記事です。これまた面白い技術が出てきましたね。
これまでの触覚再現技術は基本的に手や指に何かしらのデバイスを取り付けていた認識ですが、今回発表された技術は”非接触”で触覚を再現できるらしいです。非接触で触覚の再現ってドユコト?そんなことできるんですね!?
これを実用化するとしたらどんな形になるのでしょうか?ある施設の床に超音波を出す機械を敷き詰めて、その上でMRアプリを体験すると、素手でバーチャルな物を触っている感覚を得られるみたいな感じでしょうか?
難しい仕組みはよくわかりませんが、非常に興味深い技術です。是非とも素手でバーチャルな物を触ってみたい。実用化までこぎつけてくれることを期待しています。
スマホの次の時代
「アプリのあり方が変わる」MetaのCTO、ポストスマホ時代のAIとARグラスについて語る
※引用:MoguraVR
Meta社のCTO(最高技術責任者)が今後のコンテンツ体験やスマートフォン以後の時代について語ったという記事です。スマホの次の時代のデバイスやアプリについての考えが述べられていて面白いなと感じました。また、スマホの次の世代のデバイスについて考える良いキッカケにもなりました。
私も少し考えてみましたが、過去にもガラケーがスマホに取って代わられた歴史がありますし、今はMetaQuestやApple Vision Proのようなヘッドセット、さらにAIまで発展してきているので、いつまでもスマホやタブレットが覇権を握る時代は続かないと思います(ガラケーのようになんだかんだ長く使われるとは思いますけどね)。そうした時に次に出てくるデバイスとなると…やっぱりスマートグラスの可能性が高そうですかね。
見た目は普通の眼鏡のようで、軽量で付け心地も快適。AIと連動していて話しかけるだけでいろいろな操作ができて、自動で翻訳をしてくれたり、目的地までの経路を教えてくれたりする。アイトラッキング操作や眼鏡のフチのボタンなど簡単操作でアプリを起動することができて、通話にチャットに写真撮影や動画再生もできる。もしくは脳波を用いて念じるだけでそれらが実行できる。あと価格が安い。そんなスマートグラスが登場したら流行りそうな気がします。
まあ、そこまで高性能なデバイスがお求めやすい値段で作れるのかって話ではありますが。ただ、最近Googleが「Android XR」というものを発表して、実際にAIと連携して翻訳や経路案内などができるスマートグラスを発表していたので、新しい時代の到来は意外とすぐそこかもしれないですね。
ITとかアプリ開発を生業としているような人はこの辺のトレンドを敏感にキャッチして対応していかなくちゃいけないから大変ですよね(他人事)。でも、同時にわくわくする話でもあります。スマホの次はどんなデバイスやアプリが登場するのか楽しみですね。
Googleが打ち出す「Android XR」
AI×XRの未来を担う注目プラットフォーム 現地取材から「Android XR」の正体を探る
※引用:MoguraVR
これは界隈ではかなり話題になっていたと思います。Googleが新たにXR(拡張現実)向けのプラットフォーム「Android XR」を発表したというニュースです。
簡単に言えば、「スマートグラスやヘッドセット向けの新しいOS」だと思ってもらえればいいと思います。このAndroid XRを使うことで、カメラや音声操作、AIアシスタント(Gemini)と連携した新しい体験ができるようになるみたいですね。
このAndroid XRを搭載したスマートグラスでは、目的地までの経路を確認する、リアルタイムで言語を翻訳する、目の前の絵画などの情報を表示させる、写真を撮影するなど、AIを通して非常にいろいろなことができるようになります。今まではスマホを操作してやっていたことがフリーハンドで行えるようになる感じですかね。凄いですねぇ。
Google I/OというGoogle開催の開発者イベントでは、まだ開発段階ではあるもののAndroid XRを搭載したスマートグラスで自動翻訳や写真撮影などを実演していましたし、新時代のスマートグラスの完成はもう間近に迫っていると感じました。
また、XR向けのアプリや機能を使うことができれば、AR(拡張現実)やMR(複合現実)でなにか面白いことができそうですね。例えば、「ポケモンGO」や「モンハンNOW」のようなゲームをフリーハンドで楽しめるようになるかもしれませんし、離れた場所にいる友人の全身映像を目の前に表示させて至近距離で会話しているかのような体験ができるようになるかもしれません。どんなことができるようになるのか考えるだけでも楽しくなってきます。
このスマートグラスが一般に普及するようになったら世界はどのように変わるのでしょうか。Android XRを搭載したスマートグラスの完成が楽しみですね。



3Dビデオ通話面白そう
Googleの3Dビデオ通話「Google Beam」対応ライトフィールドディスプレイがHPから2025年中に発売
※引用:MoguraVR
これは個人的にとても興味深かったです。ざっくり言うと、専用のディスプレイを通じて、VRゴーグルなどを使わずに裸眼で3D映像が見られる技術の製品化が発表されました。
個人的に何が興味深かったかと言うと、「裸眼で3D映像が見られる」ことが非常に面白いなと思いました。正直なことを言うと私はVRゴーグルとかはあまり得意ではないので、裸眼で3D映像が見られる技術にはとても興味があります。
Google Beamに対応したディスプレイを使用することによって、まるで相手がその場に居るかのような感覚でビデオ通話ができるようになるとのこと。これは何か面白いことに使えそうな気がしますね。
例えばVtuberの配信などでこの技術(ディスプレイ)を使えば、Vtuberが画面の向こう側ではなく、その場に居るかのような感覚で配信を楽しむことができるようになるかもしれません。勿論それ以外にも、2Dの映像ではなかなか伝わらなかった表現が3Dになることで伝わりやすくなるかもしれません。
それに、裸眼で3Dが見られるとなれば多くの人に普及する可能性がありますし、多くの人が3D映像を見られるデバイスを持つようになれば、それに対応した新しいコンテンツも生まれそうです。「Android XR」だけでなく、この「Google Beam」も新しい時代を感じさせる興味深い技術だと私は感じています。
ただ、その3D技術の精度がどれくらいかは気になるところではありますね。私は過去にイベントなどで裸眼で3D映像が見られる技術に触れたことがありますが、結構角度がシビアなんですよね。少し頭の位置や視線を動かしただけで映像が3Dではなくなってしまったり、3Dが安定しない角度で見続けると映像がブレて少し酔いかけたりと、まだまだ日常的に使うには難しいのかな?と感じました。
Google Beamとそれに対応したディスプレイは、記事を読む限りでは私が過去に体験した3D技術よりもずっと大がかりな仕組みになっていますし、精度もかなり良さげな印象は受けますが、実際のところは試してみないとわからないですからね。早く自分自身の目で3Dビデオ通話を体験してみたいです。
あとは価格ですよね。ぱっと見デカそうというか、高価そうな印象を受けるので、発売されても一般人はすぐには手が出せないかもしれませんね。まあ、まだまだこれからの技術なのでこれは仕方ないですね。どんどん開発を進めてどんどんお安くしていってもらえると消費者としては助かります。
ともあれ、裸眼で3D映像が見られる技術の進歩というのは非常に興味深いニュースでした。これからどこまで技術が進んでいくのか楽しみですね。

まとめ
以上、気になったニュースに関するお話でした。非常に興味深い記事が多くてワクワクしますね。
今後も何か気になるニュースがあればこういった形で感想を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
※アイキャッチ画像:いらすとや
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