どうも、重平です。暫くぶりの更新です。
GWも明けましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。私はGW直前に体調を崩してしまい、今週あたりからようやく元気が戻ってきました。
さて、今回は最近のニュースで私が興味深いと感じたものについて5つほど書いていきたいと思います。最近と言っても4月の記事が多めですが…。
なお、私が普段よく見ているサイトは「MoguraVR」さんと「Panora」さんです。
肌に直接貼る触覚デバイス!?
肌に直接貼るパッチ型触覚デバイス 韓国の研究者らが開発 ユーザー間の触覚共有も可能
※引用:MoguraVR
韓国の研究チームが肌に直接貼るパッチ型の触覚デバイスと、その技術を発表したようです。また新たな触覚デバイス技術が現れましたね。
この技術は電気信号によって皮膚に振動や圧力を与え、リアルタイムで触った感触や質感を伝えることができるそうです。加えて、自分の感じた感触を、離れた相手にリアルタイムで伝えることも可能だそうです。これは非常に面白い技術ですね。
離れたところにいても自分と相手が同じ感触を共有できるこの技術。この技術が広く使われるようになれば、VR空間の体験がより一層面白いものになりそうです。Vtuberとの握手会が現実味を帯びてきた気がします。
あとは、訓練系のVRコンテンツでもこの技術は活躍しそうですね。職人さんの技術や感覚をデータ化して後世に伝えようといった取り組みは前からありますが、このパッチ型触覚デバイスを使えば、リアルタイムで職人さんの手の感触を感じなら訓練することもできそうです。見るだけではなく実際に感触を感じることができれば、技術の上達や継承に貢献できそうです。
このパッチ型触覚デバイスは実用化への手応えが得られており、新たな素材の開発やデバイスの小型化に向けての取り組みが進められているとのこと。こうした技術が実用化されたらどんなことができるようになるのか、考えるだけでもワクワクしてきますね。
嗅覚を使ったVR体験!?
※引用:MoguraVR
嗅覚を使ったVR体験とは、これまた面白い取り組みの成果が発表されましたね。
この研究では、香りをVR内で感じられる専用デバイスを活用し、高齢者にVRゲームをプレイしてもらったようです。その結果、記憶力や集中力などの認知機能が有意に向上したとのことでした。
この研究成果により、高齢者の認知症予防に対して「嗅覚VRゲーム」という新たなアプローチが示されたとのことですが、VRゲームが認知症予防などの治療目的としても有効というのは面白い結果ですね。
VRは肉体的なケガや病気を治すことはできませんが、精神面のケアや認知機能の改善といった分野では活躍できそうです。既に高齢者施設ではアニマルセラピーを目的としたVRコンテンツが提供されたりしているみたいですし、今後の医療現場でVRが使われるようになる日も近いかもしれませんね。
この研究成果自体も大変有意義なものですが、私はそれ以上に「嗅覚を使ったVR体験」に興味を惹かれました。私はこれまで手の感触に関するものばかり調べていたので、嗅覚を再現する技術も進んでいることに驚きました(少し調べた感じだと、数年前から嗅覚デバイスに関する取り組みは進んでいたようです)。
今回このような研究ができたということは、嗅覚を再現するデバイスの開発も着実に進んでいるということ。一般に出回るようになるのはいつになるかわかりませんが、そのうちVRで臭いを感じられる時代がやって来そうです。
VRで視覚、聴覚だけでなく、触覚や嗅覚も再現できれば、VRの没入感は遥かに向上しそうです。あと足りないのは味覚ですが、これも少し調べたところ、既に味覚を感じさせる技術も出てきている様子(いや、既にあるっぽい?)。いやぁ、未来を感じますね。
VRで五感の全てを感じられるようになれば、非現実的な世界をよりリアルに感じられるようになるかもしれません。「SAO」や「防振り」のような世界が近付いていると思うと、私としては大変ワクワクしてきます。これからの新技術からは目を離せませんね!
新しい教育の形?
Brave group、学習塾・進学塾運営の企業と教育×エンタメの新会社設立
※引用:MoguraVR
Vtuberグループの「ぶいすぽっ!」などで知られるBrave groupの子会社である株式会社D1-Labと、塾や教育コンテンツを手掛ける総合教育企業の株式会社スプリックスが、教育とエンターテインメントを融合させた新会社「株式会社Edutainment-Lab」を設立したとのことです。
VRと教育に関する記事ですね。以前もVtuberと教育に関する記事を取り上げましたが、今回も面白いと感じたので紹介しました。
この記事の内容はVtuberに限った話ではなさそうですが、教育とエンタメを掛け合わせた事業展開を予定しているとのことでとても興味を惹かれました。
教育とエンタメって掛け合わせるとどんな形になるんでしょうか?ただVtuberが授業しているだけでは少し物足りない気もしますし…。博物館とかにたまにあるような、「体内を模した会場を歩き回って体の仕組みについて学ぶ」みたいな、楽しみながら学べる体験型コンテンツ的なものでも作るのでしょうか?横浜の「IMMERSIVE JOURNEY」で公開されている「ホライゾン オブ クフ」をより学習向けにしたものとか?
私はどうにも「教育」と聞くと「座って勉強」みたいな捉え方をしてしまうので、「教育×エンタメ」は従来とは異なる新しい教育の形を作ってくれるのではないかと期待しています。何事も楽しめるに越したことはないですからね。
教育とエンターテインメントを融合させた新会社「株式会社Edutainment-Lab」がどのようなサービスを展開するのか、今からとても楽しみです。
教育×メタバースの活用事例
国内の教育機関におけるメタバース活用事例まとめ バーチャルキャンパスやVRでの体験学習など【2025年5月時点】
※引用:MoguraVR
国内の教育分野におけるメタバースの活用事例をまとめた記事がありました。こうして見ると、教育にメタバースを活用する動きは結構いろんなところで進んでいたんですね。
私はこうしたニュース記事などで話は聞くものの、実体験としてメタバースを活用した教育を受けた経験はないので、VRやメタバースを活用した教育がどんなものか気になります。やっぱり、生身で受ける教育とはまた感じ方や捉え方が違うのでしょうか?
教育分野でVRやメタバースを活用する動きはこれからも出てくるでしょう。これらの新技術と現実での体験を上手く組み合わせることで、より幅広い選択肢や体験が生まれると嬉しいですね。
「Nintendo Switch 2」から見る”体験”
Nintendo Switch 2を「XR目線」で考える “ゲーム機だから無関係”ではないかも
※引用:MoguraVR
最後に紹介する記事はVRとは直接関係ありませんが、面白い視点で語られている記事だなと感じたので紹介します。
「Nintendo Switch 2」は”ゲームハード”なのでXRとは直接の関係性はありませんが、「Nintendo Switch 2」に搭載された様々な機能はXRの体験に通ずるものがあるのではないかと、記事の中では語られていました。
記事の内容を読んでみると、なるほど確かに、「Nintendo Switch 2」から学べることはたくさんあるなと気づかされました。私はまだ多角的に物事を捉えることに慣れていないようで、「Nintendo Switch 2」を「XR目線」で考えるなんて思いつきもしなかったので記事の内容は新鮮でした。
この記事を読んで、VRやXRといった枠組みばかりに注目していては最も大事な要素を見落としかねないことに気づかされました。XRでよく言われる「没入感」や、顧客を満足させる”体験”というのは、何もXR(VR/AR/MR)でしか実現できないものではありませんからね。これからは、XR関連の情報を追い続けることは勿論ですが、他の様々な要素にも意識を向けて、積極的に吸収していこうと思いました。
まとめ
以上、気になったニュースに関するお話でした。たったひと月ふた月置くだけでいろいろな動きが見られて面白いですね。
今後も何か気になるニュースがあればこういった形で感想を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
※アイキャッチ画像:いらすとや
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